多古町後期基本計画策定の趣旨 総合計画の構成と期間 新しいまちづくり

多古町後期基本計画 策定
町を取り巻く時代潮流や町民のニーズと期待などから、
これからのまちづくりの課題についてまとめました。
新しいまちづくりの課題
都市整備、自然環境分野の課題
◆ 通勤、
通学、
高齢者の移動手段、
都市へのアクセスとしてバス交通網を中心とした交通基盤の整備
◆ 美しい景観や緑と水の豊かな恵みなど町民の誇れる財産である美しい自然の保全、継承
健康福祉分野の課題
◆ 保育や幼児教育の充実、
子育てに関するサービスの充実等、若い世代が安心して子どもを産み育てられる環境づくり
◆ 高齢者が住み慣れた地域で互いに支え合い、
心身ともに健康で安心して暮らせる体制の充実
教育・文化分野の課題
◆「多古の子 町の子 みんなの子」というスローガンのもと、
子どもを育む教育環境の充実
じょうせい
◆ 生涯学習、
生涯スポーツの推進と郷土愛の醸成と、これらに参加した町民が、学んだことをまちづくりに活かせるよ
うな仕組みづくり
総合計画の構成と期間
《総合計画の構成》
基本構想
まちづくりの「基本理念」と目指す「将来像」を明確にし、これを実現す
るための大綱を定めたものです。計画期間は、平成23年度(2011年)から
平成32年度(2020年)までの10年間です。
基本計画
基本構想の目的を達成するための施策を部門別に体系化し、具体的内容を
示したものです。計画期間は5カ年とし、前期基本計画と後期基本計画に分
け、
「多古町後期基本計画」は目標年次を平成32年度(2020年)とします。
実施計画
基本計画に基づき、個別施策や事業の実施について年次ごとに位置づける
もので、政策的予算編成の基礎となるものです。計画期間は3カ年とし、前
期基本計画、
後期基本計画の期間内にそれぞれ1回ずつ見直します。
ぐ
◆ 高齢化や担い手不足等から継続が危惧されている町の基幹産業である農業の活性化
◆ 成田国際空港と首都圏中央連絡自動車道を活かした産業振興と、企業誘致による雇用の場の創出
◆ 地域資源の魅力を高め、
町民と都市住民との交流の促進による地域活力の創出
行政運営分野の課題
◆ 地域の横のつながりを強みとしながら、
町民同士が支え合う、協働の仕組みづくり
◆ 行財政改革を進め、効率的な行政運営に努めるとともに、成果の把握・評価による健全・効率的でわかりやすい行財
政運営
《総合計画の計画期間》
(平成)
23 年
町総合計画の全体像
基本構想
(2)まちの将来像(5年後に目指すまち)
自然の美しさや生活の豊かさ、人々の和を目指し、町
全体が一体となって協働のまちづくりに取り組むため、
「人・文化・自然 みんなでつくる 潤いのまち 多古」
をまちの将来像とします。
5
2016.6
◆みんなで実現する
まちづくり
〈町民参加と行財政〉
◆活気と賑わいのある
まちづくり
〈産業振興〉
◆安心・安全の
まちづくり
〈福祉・安全〉
◆ともに学び文化を
育むまちづくり
〈教育・文化〉
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基本構想
基本計画(前期)
基本計画(後期)
実施計画
実施計画
実施計画
新しいまちづくりに向けた町民の期待
◆快適に暮らせる
まちづくり
〈都市基盤整備〉
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町民アンケートの結果から、施策の重要度や満足度につい
て点数化したところ「児童福祉」
「防災・消防」については満足
度や重要度がともに高くなり、町民の評価は高いと推測され
ます。また、
「交流拠点整備(あじさい館や栗山川周辺)」につ
いては、
満足度が最も高くなりました。
一方では、
「バス交通などの公共交通機能の強化」
「歩道の
整備」
「保健・医療の充実」「高齢者福祉の充実」では不満も
重要度も高くなっており、これらの施策において今後重点的
に取り組むことが期待され
ています。
商業や工業、農林業といっ
た産業全般の満足度も低く
なっています。
(点)
実施計画
低 < < <
満足度 < < < 高
高
保健・医療
60
公共交通
55
歩道の整備
50
児童福祉
高齢者福祉
小中学校
国道・県道
45
防犯
40
商業振興
工業振興・企業誘致
35
上水道
障害者福祉
生きがい
公害・環境
交流拠点
町民参加
25
20
防災・消防
幼児教育
青少年健全育成
農林業振興
30
交通安全
重要度
「まちづくりの考え方」と「5年後に目指すまち」を
表しています。
(1)基本理念(まちづくりの考え方)
私たちは、美しい自然と先人の築いてきた歴史や文化
に誇りを持って継承し、明日の多古町を創る主体的で心
豊かな町民を育てるとともに、町民の和を基礎とし、優し
く強く支え合いながら、潤いと活気に満ちたまちづくり
に力をあわせて取り組みます。
人・文化・自然 みんなでつくる
潤いのまち 多古
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< < <
き
町では、
平成23年3月に「多古町総合計画」を策定し、
10年後の平成32年度を目標年次として総合的・体系的な町政運営を進めてまいりました。
この総合計画では、
まちづくりを進める上での基盤となる理念として「基本構想」(平成23年度∼平成32年度)
を、また、基本構想の実現に向けた前期5年間における各種施策を「基本計画」(平成23年度∼平成27年度)とし
て位置づけています。
このうち基本計画は平成27年度をもって計画期間を終えることから、新たに「後期基本計画」(平成28年度
∼平成32年度)を策定いたしました。
ここではその概要をお知らせします。
< < <
産業経済分野の課題
多古町後期基本計画策定の趣旨
低
公園・水辺
生涯学習
-30
-20
-10
0
10
20
30 (点)
※肯 定的な選択肢には加点、否定的な選択肢には減点と
して、選択肢ごとに ( 回答者の割合×点数 ) を算出し、
それらの値を合計して、重要度、満足度それぞれ点数
化した。
(例)60%が「満足」、40%が「不満」の場合
満足度= 60 ×1点+ 40 ×
(-1)点 = 20 点
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