名古屋芸術大学研究紀要 34巻 (2013) クラリネッ ト、ビアノ、パー カ ッシ ョン (ン ロ フォン・ 2012 アントワープ音楽院 1 マ リンバ ヴィブラフォー ン)の ための「相克の時」 本学 と姉妹校提携 をしているベ ルギー、ア ン トワー プ音楽院 との交歓演奏会。 クラリネ ッ トとヴィブラフォンで開始 される 様 々 な断片 的 な音 洋 と、 ピア ノの リー ドに よつて提示 される、簡素 な動機辞が、発展的 融合 を繰 り返 しなが ら構成 された作品。演奏 は、Cl竹 内雅 一 、Pf山 田敏裕 perc高 口か れん クラリネッ ト、ピアノ、パー カ ッシ ョン (シ ロフ ォン 2012 lグ ca 本学客員教授のヤ ン・バ ンデル ロース ト氏 の本務枝 であ る レー メ ンス音 楽 院での作 品 レーメンス音 楽院 1 (初 演)duradon マ リ ンバ ・ ヴィブラフォー 演奏会。作品詳細 については、同上。 (再 演) ン)の ための「相克の時」 duration 121ca 4人 に奏者 とエ レク トロニ 2011 3 11 愛知県芸術劇場 クスのための <Spakhng in 小 ホー カ レー ドス コー プ 2012<音 とテクノ ロジー の地 平 線 を求 めて >に て発表。「鎮 魂 の 時」 ,レ tlle Space Ⅱ > とは、2011年 の東 日本大震災の鎮魂 とい う意 味である。Sopの ヴオカリーゼで奏 される響 きを核 に して、それに各楽器、声が、エ レク ―鎮魂 の時 ― トロニ クスによ り可変 されたサウン ドが、絡 んでい く。全体の トー ンと しては厳粛 な音像 を目指 した作品。演奏 はアンサ ンブル・ノマ ドのメンバーによるものである。 Fl木 ノ脇道元・Vc松 本卓以・perc宮 本央子 Sop,天 羽明恵 (初 演)duradon lど ca CD録 音 クラリネ ッ ト、 ピアノ、エ レク トロニ クスのための 2011 11 碧南市、エ メラル ドホー 2010年 1月 に初演 した本作 品の レコーディン ,レ ド ク 。 duration 12'ca く (Spaklng in the Spacc I> 曲目説明は前掲 Ton Meister Eberhalt Hinz C〕 竹内雅一 Pf山 田敏裕 音響 ・ 岡野憲右、MaxMsp・ 吉川教 チ ェ ロ と ピ ア ノの ため の 2011 11 「心象風景 IJ 碧南市、エ メラル ドホー 2011年 11月 に初演 した作 品 の レコーデ ィン ル グ duration 13'ca 曲 目説明は前掲 Tonよ ′ 生 eister Eberhart Hinz VC安 田謙一郎 Pf松 山元 2.教 育活動 (教 育実践 上 の主 な業績 ) 大学に授業担当 ■有 □無 授業科 目 作曲法研究Ⅳ ◆前期 学生の、専 門基礎部分の能力が落 ち てお り、 これ をカバ ー す るため に、 ◆後期 授業 内で音楽理論 を始め、様 々 な内 工夫 の概要 教材 ・資料等の概要 作 曲理論 コース 4年 次の専 門科 目であ 現代作品の、スコア、CD. 容 を加 えての授業展開が必要 となっ て きて い る。 このため に、本来必要 る。個々の学生に対 し、卒業作品をにら みなが ら、12音 技 法 の基 礎 や、複 司な ど現代 の新 しい音 の響 きを、実例 を示 し な授業内容 の達成が危 ぶ まれて きて い る。今後専 門科 目の教育内容 の充 実 を図る為 には、専 門基礎科 目の位 なが ら、授業 を展開 してい く。 また、夏 休み前 には、1つ のスタイルを決めさせ、 置付 けを再考 し、入学前教育や休暇 中の特別授業 の実施 を通 じて、 これ 室内楽作品を書かす。 の強化の必要があると思われる。 Fサ (36) 授業科 目 対位法 ◆前期 ◆後期 工夫 の概要 教材 ・資料等の概要 演奏学科が対象であるため、対位法の概 論 的な授業 を展 開 して い く。前期で は ホセ・イグナチオ テホ ン「パ レス トリー 最終的に、2声 の純粋対位法 (華 麗対位 法 )を 実習 させ る。後期 は 2声 の イ ン ベ ンシ ョンを一 定 の書式 で実施 させ る。 ナ様式による対位法J バ ッハ のインベ ンシ ョン、パ レス トリー ナ作品の楽譜。 対唱 をこち らで与 え ,経 過句は反復進行 による和音進行 を基本 とすることで、初 心者で も作 りやす いよう配慮 した。さら に、本年は、主音による保続音上の コー ダについて、詳 しい説明を加 え実習 させ ることで、より音楽的なイ ンヴェンシ ョ ンを作れるよう、工夫 した。 授業科 目 音楽制実習 Ⅱ ◆前期 ◆後期 工夫 の概要 教材・資料等の概要 本科 目では、基本的にはカレー ドス コー プヘ の作品提供 を目指す。履修 コースの 学生 の 中に はポ ップス に傾倒 して い る 各種音源。MaxMspそ の他の電子デヴァ イス 学生 もいるが、映像 との コラボレーシ ョ ンや新 しい音楽、音 の考 え方 を、断片的 な実例 を示す事 を通 じて、よリアー ト性 に富 んだ音楽作 品が作 れ る よう工夫 し た。 授業科 目 作 曲法研究Ⅲ ◆前期 ◆後期 工夫 の概要 教材・ 資料等 の概要 本升 日では、個 々の学生 の 能力 に合 わ せ、作 曲理論 の不足部分 をお ぎない、並 行 して、無調音楽の理論的理解や、様 々 現代作品の、ス コア、CD な現代の作品を紹介 しなが ら、現代の多 様 のス タイルに よる断片 的作 品 を書 か す。 授業科 目 音楽応用演習 Ⅱ ◆前期 ◆後期 工夫の概要 教材・資料等の概要 音楽療法 コースのための本科 目では、和 声学、 ソルフェージュの内容に加 え、各 和声学 1 本学発行 の も課題集。 学生が音楽療法 の実習で使 える、即興演 奏、伴奏付けな どを、学 ばせ る事 を試み た。その結果、音楽の理論が実際の音楽 の中で、以下 に重要 な要素であるかが、 学生 の中にしっか りと認識 された。 (37)
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