http://kinonecl.com/ ご予約はお電話:018—853-1198 住所:秋田市東通仲町 6-6 (完全予約・自由診療制) 当院での診療について 当院では、面談をしながら治療を進める精神療法を行っています。 当院で行う対人関係療法や不眠の認知行動療法などといった精神療 法は、健康保険の適応外の治療です(健康保険が使えません)。その ため、当院におけるすべての診療は自費で受けていただくことにな ります。 対人関係療法には、科学的に調べた結果効果があると判定されて いる病気と、まったく効果がみられないと判定されている病気があ ります。この治療法が適していない病気には、統合失調症や発達障 害・重症うつ病などがあり、これらの病気の方には効果が期待できま せん。この治療が適しているかどうかは、医師が初回の面接で判断い たします。また、対人関係療法は薬物療法と併用が可能です。すでに 他院(精神科・心療内科)で治療を受けていらっしゃる方で薬物療法 との併用を希望される場合、必ず主治医の先生からの紹介状が必要 となりますので、よくご相談のうえご連絡ください。 不眠症に関しては、不眠の認知行動療法を行います。認知行動療法 自体は適応が広いものですが、当院で行う認知行動療法は対象が不 眠症のみとさせていただいています。 また、メンタルヘルス対策の一環として「アンガーマネジメント」 という怒りをコントロールするスキルを身につけるための講座を開 催しています。怒りのタイプや傾向を診断するテストなども受ける ことができます。 対人関係療法とは? 「あなたの悩みはなんですか?」 悩みごとの多くの割合を占めるのが、「夫との関係に不満がある」 「会社の上司とうまくいかない」などといった対人関係の問題です。 そして、対人関係とは全く関係がなさそうな悩みでも、実はそのとき の対人関係の良し悪しの影響は大きいものです。 対人関係療法は、もともとうつ病の治療法としてアメリカで開発 されました。その後、摂食障害(拒食症や過食症など)や外傷後スト レス障害(PTSD)など、さまざまな病気への治療に適応されるよう になりました。日本では水島広子先生が普及に尽力されておられま すが、まだまだ広く知られているとはいえない治療法です。アメリカ では認知行動療法とともに科学的にその効果が認められている(エ ビデンス・ベイスドといいます)2大精神療法として知られています。 対人関係療法は、うつ病のさまざまな調査研究の結果から、 “どの ような治療法がうつ病をもっとも有効に治せるのか整理する”とい う観点で研究されてきたものです。そして、うつ病の発症前後の問題 を研究していくと、対人関係の問題を背景にしてうつ病を発症する 人が多いこと、そして、逆にうつ病になることで身近な対人関係にゆ がみが生じることがわかってきたのです。こうした研究結果から、対 人関係に焦点をあてる治療法としてマニュアル化され、その後のさ まざまな研究を経て修正されてきました。当院の医師は水島先生の 対人関係療法研究会に所属し、定期的に研修を受けています。 対人関係療法では、一回約 50 分のセッションを 12~16 回行い ます。期間限定の治療であることが大きな特徴です。そして、病状が 改善するとともに、自然にコミュニケーションのとり方も上達する ため、対人関係療法が終了してからも人間関係のストレスで悩まさ れることが減り、より楽に生きていけるようになる方が多くいらっ しゃいます。実際の受診の際には対人関係療法に入る前にプレ面接 (1~2回)を受けていただき、対人関係療法について詳しくご説明 し、病歴や現在の症状などから適応かどうかの判断をいたします。 不眠の認知行動療法とは? 現在不眠症の治療の中で科学的に効果が認められているものとし ては、薬物療法と不眠の認知行動療法の 2 つがあげられます。当院 では不眠の認知行動療法を行います。不眠症に対する認知行動療法 は日本でも注目されるようになってきていますが、欧米では標準的 な治療法となっています。 認知行動療法による治療の優れている点は、副作用がないという こと、習慣を改善するため治療が終わった後も効果が持続すること です。ただし即効性はありません。 (当院では初回面接 60 分、隔週 で計 3~6 回程度1回 30 分のプログラムを行います) 睡眠薬による治療の特徴は、即効性があることです。また、通常医 師の処方の元で服薬している場合はほとんど起こりませんが、とき にお薬による副作用や耐性・依存形成などがおこります。 睡眠薬による薬物治療と認知行動療法による治療はどちらが優 れているというものではなく、それぞれにメリット・デメリットがあ り、併用することもあります。服用されている睡眠薬の減量の際に認 知行動療法を併用すると効果的であるとされています。現在睡眠薬 を服用されていて、認知行動療法をご希望の方は主治医の先生の紹 介状が必要です。まずはご相談ください。 アンガーマネジメントとは? アンガーマネジメントとは、怒りの感情と上手に付き合うための 心理トレーニングのことです。これは「怒らないこと」を目指すもの ではありません。怒りのメカニズムを知り、コントロールすることで、 人間関係全般に良い影響を与えます。当院では、メンタルヘルス対策 の一つとして、アンガーマネジメントの普及に努めています。 アンガーマネジメントはアメリカで開発された心理技術です。こ の技術は子どもでも取り組めるようシンプルな形にデザインされて おり、全国の企業や学校、病院でとりいれられるようになっています。 今までの講座の受講者の方からは「生きるのが楽になった」 「仕事で ももちろん、家庭でも役にたつ」などのご感想をいただいています。 怒りの感情をコントロールできるようになれば、仕事や人間関係 にもよい影響がありますし、心の健康度も当然アップします。定期的 にクリニック内でも講座を開催しておりますので、日程等は HP を ご確認ください。 (税抜き表示:別途消費税がかかります) ※すべて精神科医師による面接です。 ※各種書類の発行に関しましては別途料金を頂戴いたします。 ※ご希望のプログラムでも医師の診断により適応とならない場合もご ざいます。紹介状をお持ちの方でも必ず初回面接が必要となりますの で、初めての方は初回面接をご予約ください。 詳細は HP をご覧ください きのね心の健康クリニックでは あなたの心の健康を支える お手伝いをいたします。 クリニック名の“きのね” は 木の音であり、木の根でもあります。 声にならない音に耳を傾け 根元をしっかり固められるように 少しでも楽に生きていくための お手伝いができたらと考えています。 気になることがございましたら ご相談ください。
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