【参考】前年度の概要 1 H27年度 海外派遣業務 海外派遣業務 ニューヨークセミナー概要報告・活動評価 (1)全体スケジュール ◆ 滞在先ホテル: Country Inn & Suites By Carlson, (カントリー・イン & スイーツ バイ カールソン) 住所: New York City in Queens, NY 40-34 Crescent St, Queens, NY 11101,アメリカ合衆国 Tel : (718) 729-0111 9:00 am - 12:00 pm 11/4 (水) 1日目 11/5 (木) 2日目 1:00 pm - 5:00 pm 6:00 pm - 9:00 pm 備考 11/4 ANAカウンター前に集合 NY JFK 国際空港 3:15 pm (NY 夕食 7:00PM~ 10:30am time) 11/4 那覇空港発 12:00 pm ANA NH0104 Terminal 7 (JPN time) 4:30 現地コーディネーター等と合流。 11/4 成田空港発 4:40 pm ホテルへ移動。 (JPN time) ANA NH0104 朝食はホテルで。 9:00am 現地コーディネーターと合流。 移動。 2:00~2:30PM Trend Pot NY,LLC 新聞社訪問 関係者 顔合わせ食事会 10:00~11:00am 日本政府観光局(JNTO) ニューヨーク事務所の表敬訪問 12:00~ 昼食 11/6 (金) 3日目 朝食はホテルで。 12:00~ 昼食 11/7 (土) 4日目 朝食はホテルで。 ジャパンソサエティー (オーディオトリアム 移動。 の舞台) 10:00 Japan Society の会場 ■空手ワークショップ(経験者対象) に到着 時間:第1部13:00~ 第2部1 4:30~ 定員:各部20名 *見学のみも可能(別料金設定)定 員260名 ■沖縄空手トーク(初心者、一般対 象) 時間:18:30~ 定員:260名 セミナー2 会場: New Paltz High School ( 130 S Putt Corners Rd, New Paltz, NY ) 朝6:30 ホテル出発 朝食は車内で。 9:30開会式 各講師90分の4回。17時終了予定。 11/8 (日) 5日目 11/9 (月) 6日目 セミナー1 会場:Public School 144 (93-02 69th Road, Forest Hills, Queens, New York, NY 11375) ジャパンソサエティー ■空手関係者交流レセプション 時間:19:30~ 定員:260名程度 *沖縄そば、ジューシーおにぎりなど軽食あり 21:30 ホテルへ移動。 関係者懇親会 Sayonara Party 朝食はホテルで。 7:50am ホテル出発。9:15amまでに空港到着。 JFK空港発 11:15 pm (NY time) ANA NH0009便 Terminal 7 11/10 11月10日 成田着 3:25 pm (火) → ANA NH2159 成田発 5:55pm 那覇着 9:05 pm 7日目 イベント会場 通訳2人 H27年度 海外派遣業務 (2)各日程 概要報告 ① 11月5日(木)概要報告 日本政府観光局ニューヨーク事務所と、Trend Pot NY, LLC の二か所を訪問し、今回の 指導者派遣事業の概要及び沖縄県における沖縄伝統空手の取り組み(沖縄空手会館、 セミナー等ソフト事業)について説明し、事業の周知についてお願いした。 1、日本政府観光局(JNTO)ニューヨーク事務所の表敬訪問 場所:日本政府観光局ニューヨーク事務所 会議室 時間:10:00~11:00 2、Trend Pot NY,LLC 新聞社訪問 場所:Trend Pot NY,LLC 新聞社 会議室 時間:14:00~14:00 2 H27年度 海外派遣業務 ② 11月6日(金)概要報告 1、道場視察 セミナーの前に、セミナーコーディネーターのデ ニス・フィンク氏の道場に立ち寄り、準備を行っ た。また、道場ではニューヨーク州の上院議員 から歓迎の書状を受けた。 写真;左から上地 強氏、喜久川政成氏、 Joseph P. Addabb, Jr氏、 喜友名朝孝氏、高良一也氏、 2、セミナー コーディネーター:デニス・フィンク氏 会場:Public School 144 (ニューヨーク・クイーンズ・フォレストヒルズ) 20:00~22:00 剛柔流、上地流 参加者:35名(一心流、剛柔流、上地流など沖縄伝統空手関係者が主) ◆セミナー開始前 挨拶、趣旨説明等、講師の先生の紹介(約5分) ◆ 19:00~20:00 少林流、一心流の稽古 講師:喜友名朝孝、上地強 ◆ 21:00~22:00 上地流、剛柔流の稽古 講師:高良一也、喜久川政成 ・準備運動 ・基本動作 ・セイサンの型・分解等 ・準備運動 ・基本動作 ・約束組手 3 H27年度 海外派遣業務 ③11月7日(土)概要報告 会場: ジャパンソサエティー (オーディオトリアムの舞台) 1、空手ワークショップ(経験者対象) ジャパン・ソサエティのステージでセミナーを実施する形とし、受講生は5年以上の空手経験 者20名を定員とした。また、観客席には観客を入れて、ステージでのセミナーの様子を見るこ とが出来る形とした。 セミナーは「セーサン」の型を主題に、沖縄の伝統的な空手の技法を学ぶ内容で実施した。 名称は各流派同じでも、技法は異なり、受講者にとっては各流派の独自性や技法の特徴を深 く学ぶ機会となった。 第1部13:00~14:30 少林流、一心流 参加者:20名 ◆ 一心流の稽古 講師:上地強先生 ・準備運動 ・基本動作 ・セイサンの型・分解 ◆ 少林流の稽古 講師:喜友名朝孝先生 ・基本動作 ・セイサンの型・分解 4 H27年度 海外派遣業務 第2部 14:30~16:00 上地流、剛柔流 参加者:20名 ◆ 上地流の稽古 講師:高良一也 ・基本動作 ・セイサンの型・分解 ◆ 剛柔流の稽古 講師:喜久川政成 ・基本動作 ・セイサンの型・分解 5 H27年度 海外派遣業務 2、沖縄空手トーク・演武会 18:30~19:30 参加者:約150名 司会:与那覇トゥーシーてい子 講演:喜友名朝孝先生 「沖縄空手の魅力を語る」と題して、喜友名朝孝理事長による講演会を開催。平和の武術と しての沖縄空手や教育現場での空手指導など自らの体験も交えて講演を行った。 また、講演の後は、派遣講師4名による型の演武(セイサンの型と講師が選ぶ自由型)の 演武を行うとともに、喜友名理事長への質疑の時間を設けた。 ◆ 沖縄空手トーク ◆ デモンストレーション 上地流 高良一也 十三(セイサン、サンセール―) 剛柔流 喜久川政成 十三(セイサン、クルルンファ) 一心流 上地強 十三(セイサン、スンスー) 少林流 喜友名朝孝 十三(セイサン、チントウ)演武後の質疑応答 6 7 H27年度 海外派遣業務 ④ 11月8日(日)概要報告 コーディネーター:マウリー・レヴィッツ氏 会場: New Paltz High School (NY. ニューパルツ・ハイスクール) 参加者:200名 1、開会式9:30 次第: ・挨拶 マウリー・レヴィッツ氏 ・アメリカ国家斉唱と、沖縄県歌斉唱 ・市長から友好親善のキーが沖縄県に手渡された。 ・沖縄県挨拶 玉城副参事 ・記念写真撮影 2、セミナー セミナーは現地コーディネータの要望により、各流派の「セイサン」の型をテーマとした。 参加者は4つのグループに分けられ、各流派のコートをローテーションする形で実施され た。1流派あたり、90分間のセミナーを4回実施。各コートに通訳と補助員(型の分解等 のパートナー、進行の補助)が付いた。 ※セミナーのタイムテーブル 流派 コート1 コート2 コート3 コート4 10:15 1部 一心流 剛柔流 上地流 少林流 11:45 2部 少林流 一心流 剛柔流 上地流 14:00 3部 上地流 少林流 一心流 剛柔流 15:30 4部 剛柔流 上地流 少林流 一心流 セミナー終了後、マウリー氏の道場で交流パーティが開催された。 8 H27年度 海外派遣業務 ◆ プログラムの流れ 1、講師紹介 2、基本鍛錬 3、「セイサン」の型の指導(見本演武、型・分解・質疑応答 1部 コート1 コート2 コート3 コート4 一心流 剛柔流 上地流 少林流 ↑ 1部 上地流セミナーの様子 2部 コート1 コート2 コート3 コート4 少林流 一心流 剛柔流 上地流 ↑ 2部 一心流セミナーの様子 3部 コート1 コート2 コート3 コート4 ↑ 2部 剛柔流セミナーの様子 上地流 少林流 一心流 剛柔流 ↑ 3部 上地流セミナーの様子 4部 コート1 コート2 コート3 コート4 ↑ 1部 少林流セミナーの様子 ↑ 3部 剛柔流セミナーの様子 剛柔流 上地流 少林流 一心流 ↑ 4部 剛柔流セミナーの様子 ↑ 4部 少林流セミナーの様子 H27年度 海外派遣業務 (3)感想 ① 参加者の声 •沖縄の著名の先生方にお会い出来て嬉しかった。 •4つの流派があるという事で参加者全員が必死に稽古していた。 •先生方も友情的な方で本当に良いセミナーだった。 •上地流と剛柔流の十三(セイサン)を5年ほど前からやってきたが、今回のセミナーを受けてもっ と勉強しなくてはいけないと思った。 •今回学んだ分解やテクニックなどを生徒達に伝えていくという事が私の今後の課題だと思って いる。 •大変良く出来たセミナーだと思う。 •色々な流派がある中でテクニックが多少似ているが、違う点が沢山あった事学べて嬉しく思って いる。 •一心流をやり始めて10年になるが、4つの流派の先生の十三(セイサン)を見て沢山の違いが ある事を知った。 •上地流は指を鍛えて、剛柔流はがっしりして、少林流はしなやかで飛び跳ねたりする特徴を学 ぶ事が出来た。 •もっと早い段階で沖縄伝統空手を学ぶ事が出来ていれば、より効果的な稽古が出来ていたの だろうと思う。 •高齢者の先生方でも早く機敏にやっている姿はとても印象的で、高齢者になっても続けられる 事を学んだ。 •沖縄県がこういった取り組みで先生方を派遣してくれた事に感謝している。 ② 受入コーディネーターの感想 ・今回の事業を成功できてとてもうれしい ・準備期間が5週間というタイトなスケジュールであったがNYの道場約1,000カ所へDM等を 送り宣伝した結果200名の参加者が集まってくれて良かった ・このように4流派で十三(セイサン)というテーマでセミナーを行ったことは私自身も初めてで あったが参加者も喜んでくれたので企画して良かった ・これまで沖縄との交流がなかった、7月のセミナーで繋がり今回のNYセミナーに携わる事が 出来てよかった、今後も続けたい。 9 H27年度 海外派遣業務 ③ 派遣師範の感想 ・アメリカ人の沖縄空手に対する姿勢や礼儀の良さは沖縄よりも良い ・流派の違いもあり指導しづらかったが妥協せずに自分の流派の特徴を指導することを心掛け た ・稽古のテーマが十三(セイサン)に絞られていたのは良かった、このようなスタイルでセミナーを 行ったのは初めてではないか ・型の分解については理解してもらいない点があったが応用分解の説明をすることで理解してく れた、言葉の壁のせいもあった。 ・90分の4部という時間は長かった、120分の2セットでも良かったのでは ・基礎練習が全然できてないので指導しにくい、生徒のレベルが低いのが残念である ・参加者のレベルがヨーロッパに比べると低かった、クラスを分けた方が指導しやすかった ・十三(セイサン)は高段者向けに指導する型であるため今回の参加者に指導することは厳しか った、理解できない生徒が多かったのでもっとレベルにあった稽古をしたほうが良かった。 ・普段海外セミナーでは午前は型、午後は組手の指導方法を取り入れている、もっと特徴のある 稽古ができたのではないか。 ・アメリカは指導者のレベルが低い、普段は指導者に徹底的に指導を行ってから一般の生徒を する仕組みでセミナーを行っている、そうでないとレベルが上がらない。 ・真剣に学ぶ生徒が多かったが、遊び半分の生徒もいた。 ・沖縄では普段身近にありすぎて当たり前に指導しているが伝統空手の良さを逆に再認識させ られた、この感覚を沖縄空手の指導者に感じてもらい今後の後継者育成にもつながるように指 導をしていきたい。 ・他の先生の指導方法が見れて良かった、他流派の先生方と派遣できたことも良かった。 ・現地のおもてなしが非常に素晴らしかった。 ・市長や議員さんらから感謝状までいただき大変感激しました。 10
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