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THE KOBE CHAMBER OF
COMMERCE AND INDUSTRY
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1 会員企業の新入社員教 育をサポート
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∼ ビジネスマナーから実務知識まで幅 広く網羅 ∼
や営 業・総 務・経 理などの分 野 別 研 修な
座」
「営業の基礎のキソ講座」
「会社で使う
ど、年間を通じて幅広いプログラムを展開
パソコン講座」の3コースを新設。
「ものづく
している。
りのキホン講座」では、講義やグループワー
この中で、最も多くの受講者を誇るのが
ク・ディスカッションを通して、製造業で働く
「新入社員セミナー」。社会人として必須の
喜び、そしてQCD( 品質・コスト・納期 )や
ビジネスマナーから実務知識まで幅広いメ
5S
(整理・整頓・清掃・清潔・躾)
など製造業
ニューを網羅していることから、年々受講者
特有の知識や考え方について指導。また、
が増加している。
「基礎実務講座」
をはじめ
「営業の基礎のキソ講座」では、営業にお
とする各コースでは、社会人としての心構え
けるアプローチからプレゼンテーション、ク
や仕事の進め方のほか、人前での話し方
ロージングなど成約までのコミュニケーショ
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136名 ②電話応対と
ビジネスマナー講座
会社の印象を左右する接遇
技術の重要性を認識する
60名 ③報・連・相とビジネスコミュニ 上司・先輩・お客様に好かれる
コミュニケーションを習得する
ケーション講座
79名 社会人として、仕事に対して
プロ意識を持って、業務に取
り組めるようになる
41名 ⑤ものづくりのキホン講座
製造業で働く上での心構えと
やりがいを知る
32名 ⑥営業の基礎のキソ講座
営業担当者としての心構えと
基本行動を習得する
21名 ⑦会社で使うパソコン講座
ビジネスに使う文書を理解し、
実際に文書を作成して学ぶ
9名 ④新入社員の意識改革講座
各グループの討議内容を全体で共有するプレゼンテーション
新入社員フォローアップ講座
ンスキルを、
「 会 社で
の各社人事担当者へフィードバックしてい
使うパソコン講座」で
る。これは、①研修で学んだことをそのまま
は、Word・Excelの基
にせず、自ら文字にすることで学んだことを
本 操 作 のほか、仕 事
再認識し理解を深める、②各社で今後の
でよく使うビジネス文
社内教育やコミュニケーションの一助にし
書・資 料 の 作 成 方 法
ていただく、
という2つの狙いがある。
を解説した。
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社会人としての立場について
考え、組織の一員に求められ
る役割を認識する
ミュニケーションが習得できる。
今年度はさらに、
「ものづくりのキホン講
演習事例について改善点を話し合うグループワーク
①新入社員基礎実務講座
やE-mailの使い方など基本的なビジネスコ
員・管理職・経営トップに至る階層別研修
受講者数
新設
成を支援するため、新入社員から中堅社
各コースの主な目的
コース名 新設
当商工会議所では会員企業の人材育
〈「新入社員セミナー」
コース一覧〉
新設
神戸商工会議所は、会員企業の新入社員教育を支援するため、4月から5月にかけて
「新入社員セミナー」
を開催した。
同セミナーは、当商工会議所が階層別や分野別等で行う会員企業向け人材育成セミ
ナーのなかでも最大の受講者を誇る人気のセミナーで、毎年この時期に実施している。
今年度は利用ニーズを受けてプログラムを強化。従来の4コースから7コースに増設し、
約400名が受講した。
今後の新入社員セミナーでは、10月に
なお、これらのセミ
「新入社員フォローアップ講座」
を開催する
ナーでは「受講レポー
ほか、引き続き多様なニーズを取り入れな
ト」の提出を必須とし
がらメニューを拡充し、会員事業所の若手
ており、事後に受講者
社員教育を支援していく。
〈事例〉
「ものづくりのキホン講座」の
主なカリキュラム
製造業とは?
∼他の業種と何が違うのか∼
モノをつくる苦労と喜びを知る
製造業の基本的な仕事の流れを知る
∼新入社員から
「真の戦力」へと
ステップアップ∼
これからの製造業に求められる7つのこと
【日 時】10月5日㈬・6日㈭ 午前10時∼午後5時 ※いずれか1日
【目 的】①入社当初の目標に対する達成度を振り返り、意識を
新たにする
②問題解決の基本と効率的な仕事の進め方を習得する
③クレーム応対の基礎知識から実践的な対応方法まで
を習得する
5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)
は作業
の基本
仕事の基本はQCD
(品質・コスト・納期)
改善意識の重要性
「報告・連絡・相談」の徹底
ケースで学ぶ仕事の基本∼改善意欲等∼
明日から変わる!
目標設定と研修報告書作成
お問合せ
神戸商工会議所事業部 人材開発チーム TEL:078-303-5808
FAX:078-303-2313
※なお、新入社員セミナーのほか、当商工会議所で開催するセミナーについては、各事業所様のご要望に応じて研修プログラム
をカスタマイズして実施することも可能です。上記問合せ先までお気軽にご連絡ください。
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社会になくてはならない
オンリーワン企業を目指すレックの経営理念
女性会4月月例懇談会
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中国人向け通信販売会社との
商談会を開催
楽ニューとの個別商談会
女性会(会長:磯田弘子共栄印刷㈱代
神戸商工会議所は、中小企業の販路開拓支援
表 取 締 役 )は月例 懇 談 会を開 催し、㈱
の一環として、全国からバイヤー企業を毎月招へ
レック代表取締役の高橋泉氏が、
「人に
いし、地元 企業に個 別のビジネスマッチング機
尽くし続ける企業・レックの経営理念∼
会を提供する「月例マッチング商談会」を開催し
社会になくてはならないオンリーワン企
ている。
業を目指して∼」をテーマに講演した。
(4
4月は中国の消費者を対象にアプリやWebでの
月19日)
商品販売を行う「楽ニュー㈱」のバイヤーに対し
神戸市に本社を構える同社は、全国に
て、自慢の商材を提案する商談会を開催した。
(4
先駆けて事業化した「婚礼デザインアル
月20日・21日)
バム」、格安挙式の「小さな結婚式」、家
埼玉県越谷市に本社を構える同社は、アプリや
族葬専門の葬儀式場「ファミリー葬」、電
Webを媒体として、ミドル層や富裕層を中心とし
報料金を大幅に引き下げた「e-denpo」な
た中国の一般消費者約20万人向けに「こだわりと
ど、顧 客 の 潜 在 的なニーズ に注目した
ストーリー性があるメイドインジャパンの商品」を
“冠婚葬祭”関連事業を次々と展開して
販売している。
いる。
当日は、食品や化粧品、アパレル、伝統工芸品
設立当初、同社はレンタル衣装とエス
を取り扱う会員事業所など、中国への販路開拓に
テティックサロンを手掛けていたが、阪
意欲を持つ35社が2日間にわたって順に商談を
神・淡路大震災で被災。事業展開してい
を覚 悟したが、逆 境をバネにし一念 発
として生まれた「小さな結婚式」を取り上
たビルなども全半壊するなど、既存事業
起。この後は、様々なヒット事業を生み出
げ「結婚式にお金をかけたくない、お金
楽ニュー㈱からは、日本人バイヤー1名に加え
がほぼ継続不可能となった。一度は倒産
す同社の姿が創られていくこととなる。
をかけられない人が増えていくとの読み
て、上海事務所からも中国人消費者の思考やトレ
は的中した」と語った。
ンドなどを熟知するバイヤー2名が来神した。商
高 橋 氏 は当 時 を
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行った。
振り返り、「社会的
現在、高橋氏は各部門長に権限を委
談の場では、参加事業所が売り込む商品に興味
価 値 が 有るか 判 断
ね、自身は社員教育や組織づくりに注力
を示し、熱心に質問する様子が見られるなど、活
する、時代の流れに
している。さらに社内では、毎日のように
発な商談が行われた。
あっているか見極め
自分の言葉で社員へメッセージを送り続
参加した事業所からは、
「今後、海外に向けて
る、誰も手をつけて
けているという。最後に「社員を信じ、
販路開拓していきたいと考えており、大変良い機
いな い 新しい 業 態
メッセージを発信し続けることで必ず共
会となった」、
「単独では規模の大きな取引先の
を開拓するなど、新
感してもらえ、モチベーションも上がって
開拓は難しいため、これからも会議所の商談会を
規 事 業を興す 際 の
くる」と、社員への想いを語り締めくくっ
積極的に活用していきたい」との声が聞かれた。
3つ の 基 準 も生ま
た。
(参加者48名)
当商工会議所では、今後も全国のバイヤーを神
れ、同社の躍進を支
戸に招いた商談会の開催など、商談の機会を引
えている」と強調し
き続き提供し、会員事業所の販路拡大を支援して
た。その成果第一弾
いく。
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開港150年を前に、
改めて神戸の歴史と魅力を探る
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創業予定者の応援サイト
「創業支援ナビ」をオープン
神戸食文化シンポジウム
重な映像を交えながら、
「海外から神戸
神戸商工会議所では、創業予定者
経由で日本に初めて持ち込まれたものは
に対して経営指導員・専門家による
多い。歴史を紐解くことで新たなビジネ
指導や創業塾を通じ、経営計画づく
スチャンスが見えてくるはず」とビジネス
りや資金調達、国の補助金申請など
における地域資源の活用を促した。
について支援を行っている。今般、そ
最後に、神戸の歴史を活かした商品開
の一環として、創業予定者や開業間
発の事例として、㈱放香堂営業部長の橋
もない事業所を対象に、創業準備に
本琢也氏が、
「なぜ明治の復刻ブレンド
役立つ情報を提供するサイト「創業
コーヒー“麟太 郎”を開発したのか」を
支援ナビ」を開設した。
テーマに講演した。
サイトでは、創業準備の進捗状況
日本で初めて珈琲店をオープンさせた
チェックシートを使って、現段階で不
と言われる同社だが、昨秋発表した復刻
足している項目を確認することができ
版珈琲“麟太郎”の開発では、資料がほ
る。また、創業者向け融資制度の案
とんど残っておらず 苦労したという。橋
内や、事業形態について個人事業・法
本氏は「開発は困難を極めたが、当時の
人のメリットとデメリット、許認可手
味にかなり近づけたと思う。
“麟太郎”を
続・各種届出、従業員の雇用、税務・
通じ、珈琲発祥の地である神戸とその魅
簿記、活用できる補助金・助成金お
力をもっと伝 えていきたい」と想 いを
よび商工会議所が関わった創業支援
語った。
(参加者60名)
事例といった幅広い情報を掲載して
食品部会(部会長:白樫達也剣菱酒造
次に、神戸市立博物 館学芸員の田井
㈱代表取締役社長)は、来年1月に迎える
玲子氏が「神戸を愛した外国人と神戸の
神戸開港150年に先駆け、
“港町神戸”の
食文化」と題する基調講演を行った。田
いる。
歴史とルーツを探る「神戸食文化シンポ
井氏は「外国人の働く商館や企業に出入
さらに、サイトの 運営にあたって
ジウム∼神戸外国人居留地と神戸の食文
りする日本人らによって、
は、専門家や公的機関などとも連携
化∼」を開催した。
(3月23日)
西洋 料理や食材が広まっ
し、創業に関する各種支援制度の最
冒頭、神戸大学名誉教授で神戸外国人
た」と説明。さらに「神戸
新情報を随時発信している。
居留地研究 会 理事 長の 神木哲男氏が、
を訪れた外国人達も、ホテ
当商工会議 所では、「創業塾 』⇒
「外国人 居留地と神戸の都市発 展」を
ルのメニュー表や街の風
「創業支援ナビ』⇒「経営指導員・専
テーマに講演。神木氏は居留地の成り立
景写 真などを蒔絵のアル
門家による個別相談』という流れで、
ちとその歴史について説明し、
「居留地と
バムにまとめて故 郷へ持
創業予定者の準備レベルに合わせた
いう言葉が残っているのは神戸だけ。神
ち帰っていた」と当時の活
情報の提供や的確なアドバイスを行
戸の人々が外国人と手を取り合い、発展
発な文化交流の様子を紹
うことにより、円滑な開業を促し市内
させていった居留地とその文化を、貴重
介した。また、西洋料理店
開業率の向上を図っていく。
な資源として活用していくことが重要だ」
のにぎわう様子や当時の
と強調した。
ホテルのメニュー表など貴
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