1 管内の概要

1 管内の概要
北部保健所
豊後高田保健部
北部保健所
中津市
面積
491.53㎢
人口
84,021人
(男40,405人 女43,616人)
世帯数
35,927
高齢化率 28.2%
◆北部保健所
中津市中央町1-10-42
電話 0979-22-2210
FAX 0979-22-2211
e-mail [email protected]
◆北部保健所豊後高田保健部
豊後高田市是永町39
電話 0978-22-3165
FAX 0978-22-2684
e-mail [email protected] p
宇佐市
面積
439.05㎢
人口
55,966人
(男26,332人 女29,634人)
世帯数
22,872
高齢化率 34.0%
①
人口の推移
➁
年齢3区分別人口割合の推移
豊後高田市
面積
206.24㎢
人口
22,820人
(男10,713人 女12,107人)
世帯数 9,640
高齢化率 37.2%
(平成32年以降は推計値)
人口は、年々減少し、今後も減少が続くと予想されています。
年齢3区分別人口割合の推移をみると、老年人口(65歳以上の人口)は増加する
一方、年少人口(0~14歳未満の人口)は減少しており、今後も少子高齢化が進ん
でいくことが予測されます。
また15歳~64歳の社会を支える世代の人口である生産年齢人口も徐々に減少し
ています。
出生
平成26年
大分県
中津市
宇佐市
豊後高田市
出生数
(実数)
9,279
818
425
144
死亡
出生数
2,500g未満
(人口千対)
(再掲)
出生率
8.0
9.8
7.5
6.3
798
76
33
10
合計特殊
出生率
1.57
1.90
1.73
1.51
死亡数
(実数)
14,065
1,027
850
388
死亡率
(人口千対)
12.1
12.3
15.1
17.0
~出生数と死亡数の推移~
中津市は、人口千人あたりの死亡率は県平均と同程度で、出生率は高くなっています。
宇佐市、豊後高田市は、県平均に比べて人口千人あたりの死亡率が高く、出生率は低くなって
います。
出生数と死亡数の年次推移を見ると、最近は各市とも死亡数が出生数を上回っており、
人口の自然減の状況が続いています。
~合計特殊出生率の推移~
合計特殊出生率は、1人の女性が一生の間に生む子どもの数をあらわす指標で、人口を維持する
ためには、2.07以上が必要です。
管内各市とも県平均よりも概ね高い値で推移していますが、人口を維持する値には、至っていな
いのが現状です。また、豊後高田市は、直近の2年間、県平均を下回っています。
②
主要死因別死亡数・死亡率(人口10万対)
死因名
死亡総数
悪性新生物
心疾患
肺炎
脳血管疾患
老衰
不慮の事故
慢性閉塞性肺疾患
腎不全
自殺
糖尿病
肝疾患
高血圧性疾患
その他
全国
大分県
率
率
1014.9 1209.4
293.5 329.8
157.0 176.8
95.4 124.0
91.1 110.2
60.1
63.0
31.1
41.6
12.9
19.6
19.8
24.3
19.5
17.6
10.9
11.2
12.5
12.8
5.5
7.4
205.7 270.9
管 内
実数
率
2265 1390.5
606 372.0
366 224.7
261 160.2
227 139.4
97
59.5
79
48.5
43
26.4
36
22.1
35
21.5
31
19.0
21
12.9
20
12.3
443 272.0
中津市
実数
率
1027 1227.4
290 346.6
182 217.5
112 133.9
102 121.9
43
51.4
26
31.1
22
26.3
12
14.3
14
16.7
17
20.3
10
12.0
10
12.0
187 223.5
宇佐市
実数
率
850 1506.0
222 393.3
121 214.4
89 157.7
91 161.2
44
78.0
30
53.2
11
19.5
17
30.1
15
26.6
10
17.7
9
15.9
8
14.2
183 324.2
豊後高田市
実数
率
388 1703.6
94 412.7
63 276.6
60 263.4
34 149.3
10
43.9
23 101.0
10
43.9
7
30.7
6
26.3
4
17.6
2
8.8
2
8.8
73 320.5
~管内主要死因別死亡割合~
管内の死因別死亡割合は、悪性
新生物、心疾患、肺炎が高く、こ
の3疾患で50%以上を占めてい
ます。続いて、脳血管疾患、老
衰の順となっています。
死亡の状況は、高齢者が多いと
死亡率が高くなる等、地域の年
齢構成に影響されます。他地域
との比較は、年齢構成を調整し
た下記の標準化死亡比(SMR)を
ご覧ください。
~管内主要死因の標準化死亡比(SMR)~
(参考:各市の主要5疾患のSMR)
中津市
男性
女性
97.1 101.0
宇佐市
豊後高田市
男性
女性
男性
女性
108.2 97.3 103.6 98.8
悪性新生物
*
120.4 125.0 85.9 114.0 103.8 127.6
心疾患
**
**
*
**
108.3 111.0 101.5 119.9 130.9 157.3
肺炎
**
**
**
133.2 143.3 118.8 133.5
94.8 114.3
脳血管疾患
**
**
*
**
157.9
117.1
162.2
90.4 168.7 228.0
慢性閉塞性肺疾患
**
**
**
*
標準化死亡比(SMR)とは、年齢構成の異なる地域間の死亡傾向を比較するために、広く用いられて
いる指標です。全国を100として、100より大きいときは、その地域の死亡状況が全国より悪く、死亡
率が高いということになります。(SMR=実際の死亡数/期待死亡数×100)
管内では、心疾患、脳血管疾患、肺炎、慢性閉塞性肺疾患、高血圧性疾患などが高くなっています。
*は5%の危険率、**は1%の危険率で有意に高いことを示します。
なお、各市の主要5疾患のSMRは右上表のとおりです。
4 平均寿命とお達者年齢(市町村
➀
管内各市の平均寿命・お達者年齢
②
県内市町村ランキング(お達者年齢の長い順にグラフ化)
平均寿命とお達者年齢の差
※男女の年齢の違いに注意!
「平均寿命」は、0歳の子どもが何年生きられるか(0歳児の平均余命)をあらわします。
都道府県及び市町村の平均寿命は5年毎に国が算出していますが、大分県では独自に、県の値と市
町村の値を毎年算出し、公表しています。
「お達者年齢」は、健康で過ごせる期間を示したものです。
国では、国民生活基礎調査の結果を基に、「日常生活に制限のない期間」を健康寿命として3年に 1回公
表していますが、大分県では、これとは別に介護保険の「要介護2以上の認定を受けていない方」を健康と定義
し、これに基づいた「お達者年齢」を毎年算出し、公表しています。
「平均寿命とお達者年齢の差」は、健康上の問題で、日常生活に制限がある期間を意味します。
管内各市では、お達者年齢、平均寿命ともに女性の方が男性よりも長くなっています。
また、平均寿命とお達者年齢の差は男性で1.5年前後、女性で3年前後で、女性の方が男性よりおよそ2倍
長くなっています。
高齢になっても元気で過ごすためには、若い頃からの健康づくりや生活習慣病予防、高齢者の介護予防など
が大切です。
お達者年齢も平均寿命も延ばして、元気で長寿な地域を目指しましょう!