1 環境インセンティブ施策一覧 【2015(平成 27 年度)補正予算】 施策

環境インセンティブ施策一覧
【2015(平成 27 年度)補正予算】
施策名称
関係
省庁
予算額
(億円)
概要
中小企業等の省エネ・生産
性革命投資促進事業
経産省
442
導入する設備ごとの省エネ効果等で簡易に申請が行え
る制度を創設し、中小企業等の省エネ効果が高い設備へ
の更新を重点的に支援する。
「長期エネルギー需給見通し」(平成 27 年 7 月)にお
ける省エネ量の根拠となった産業・業務用の設備を中心
に対象とする。なお、対象設備がトップランナー制度対
象の場合は、トップランナー基準以上の設備を補助対象
とする。
住宅省エネリノベーション
促進事業
経産省
100
住宅の省エネ化を図るリノベーションを促進するため、
高性能な窓、サッシ、断熱材等を用いた、住宅の所有者
等による断熱改修を支援する。
戸建住宅においては、上記の断熱改修と同時に高性能な
家庭用設備(給湯設備等)を入れ替える場合、同設備の
導入費用を支援する。
【2016(平成 28)年度予算】
施策名称
関係
省庁
予算額
(億円)
概要
密集市街地対策の推進、住
宅・建築物の耐震化・省エ
ネ化の促進
国交省
354
大規模地震の発生時の人的・経済的被害の軽減を図るた
め、密集市街地の改善や住宅・建築物の耐震化を推進す
る。併せて、住宅・建築物の省エネ化を促進する。
都市機能の集約・再編等に
よるコンパクトシティの推
進
国交省
136
高齢者や子育て世代が安心できる健康で快適な生活環
境や持続可能な地域経済圏等を実現するため、都市機能
の集約・再編等によるコンパクトシティを推進する。
防災・省エネまちづくり緊
急促進事業
国交省
57.6
防災性能や省エネルギー性能の向上といった緊急的な
政策課題に対応した先導的な住宅・建築物の整備を促進
するため、民間事業者等が行う住宅・建築物の整備に関
する事業に対し、国が直接補助を行い、上記政策課題へ
の対応に資する事業の緊急的な促進を支援する。
長期優良住宅化リフォーム
推進事業
国交省
40
インスペクションの活用に
よる住宅市場活性化事業
国交省
2.7
住宅ストック維持・向上促
進事業
国交省
9.9
住宅ストックの長寿命化や三世代同居への対応に資す
るリフォームの先進的な取組や、住宅の現況を把握する
ためのインスペクションに係る技術の開発・高度化及び
その情報の蓄積・活用への支援を行う。また、長寿命化
等の取組を行った良質な住宅ストックが市場において
適正に評価される、流通・金融等も含めた一体的な仕組
みの開発・普及等に対して支援を行うことにより、住宅
ストックの質の向上と適正な中古住宅流通・リフォーム
市場の活性化を図る。
1
施策名称
関係
省庁
予算額
(億円)
環境・ストック活用推進事
業
国交省
109
省エネ住宅・建築物の整備
に向けた体制整備
国交省
7
地域型住宅グリーン化事業
国交省
110
優良住宅整備促進等事業費
補助
国交省
243
概要
2020 年までに新築住宅・建築物について省エネルギー
基準への適合を段階的に義務化するための環境を整備
する必要があること、平成 27 年 7 月に「建築物のエ
ネルギー消費性能の向上に関する法律」が公布されたこ
と等を踏まえ、設計・施工等に関わる事業者への周知・
普及の促進や評価・審査体制整備等の環境整備を図ると
ともに、既存建築物の省エネ改修及び省エネルギー性能
の診断・表示等に対して支援を行う。
また、住宅・建築物の省エネルギー・省 CO2 対策、健
康、災害対策、木造・木質化、気候風土に応じた木造住
宅の建築技術・工夫など、総合的な観点からサステナブ
ルな社会の形成を目指すリーディングプロジェクトや、
中小工務店による省エネルギー性能の高い住宅の整備
等に対して支援を行う。
既存住宅ストックの質の向上と流通促進を図るため、優
良な中古住宅等の融資金利の引下げを行う住宅金融支
援機構のフラット 35S(省エネルギー性、耐震性などに
優れた住宅を取得する場合に、フラット 35 の借入金利
を一定期間引き下げる制度)において中古住宅に係る長
期優良住宅等を対象に追加するとともに、住宅融資保険
事業により買取再販事業における資金融通の円滑化の
支援を行う。
エネルギー使用合理化等事
業者支援補助金
経産省
515
工場・事業場における既設設備・システムの入替、製造
プロセスの改善等に向けた改修による省エネや電力ピ
ーク対策・事業者間の省エネ対策を行う際に必要となる
費用を補助する。その際、省エネ法との 連携を重視し、
より高い水準の省エネの取組を重点的に支援する。
省エネルギー対策導入促進
事業費補助金
経産省
7.5
中小・中堅事業者等に対し、省エネ・節電ポテンシャル
の診断等を実施し、診断事例や省エネ技術を広く情報発
信することで、横展開を図る。また、診断によって提案
された省エネの取組を促進するため、各地域できめ細か
な省エネ相談を実施する「省エネルギー相談地域プラッ
トフォーム」を構築する。
エネルギー使用合理化特定
設備等導入促進事業費補助
金
経産省
27
省エネ設備等の導入や、目標年度到達前等のトップラン
ナー制度対象製品の設置等を促進するため、民間金融機
関等から融資を受ける事業者に対し、利子補給を行う。
事業の実施に当たっては地域金融機関等との連携を強
化し、省エネに積極的に取り組む地域の中小・中堅企業
等の省エネ投資を後押しする。
省エネルギー型建設機械導
経産省
18
環境性能に優れた省エネルギー型建設機械に対して導
入補助金
入補助を行うことで、世界最先端の省エネルギー型建設
機械の市場構築や省エネルギー性能の向上を支援し、更
なる国内普及を目指していく。
2
施策名称
関係
省庁
予算額
(億円)
概要
住宅・ビルの革新的省エネ
ルギー技術導入促進事業費
補助金
経産省
110
エネルギー消費量が増大している住宅・ビルの省エネを
推進するため、ZEH 導入を支援し 2020 年までに新築住
宅の過半への導入を目指すとともに、ZEB の実現・普
及のためのガイドライン作成を目的として先進的省エ
ネルギー建築物の導入を支援する。
民生用燃料電池(エネファ
ーム)導入支援補助金
経産省
95
高い省エネルギー効果や CO2 削減効果を有する家庭用
燃料電池(エネファーム)について、設置者に対し導入
費用の補助を行う。
戦略的省エネルギー技術革
新プログラム
経産省
77.5
地産地消型再生可能エネル
ギー面的利用等推進事業費
補助金
経産省
45
再生可能エネルギー等の地域の分散型エネルギーを複
数施設にまたがって融通・利用する地産地消型のエネル
ギーシステムの構築を推進するため、事業化可能性の調
査、事業計画の策定及びモデル構築事業の実施事業者を
支援するとともに、そのノウハウの蓄積、他地域への普
及を図る。
バーチャルパワープラント
構築実証事業費補助金
経産省
29.5
電力グリッド上に散在する再生可能エネルギーや蓄電
池等のエネルギー設備、ディマンドリスポンス等の需要
側の取組を統合的に制御し、あたかも一つの発電所(仮
想発電所)のように機能させる実証事業を通じて、制御
技術を確立し、再生可能エネルギーの更なる導入拡大を
図る。
業 務 用ビ ル 等に お ける 省
環境省
55
CO2 促進事業
開発リスクの高い革新的な省エネルギー技術について、
シーズ発掘から事業化まで一貫して支援を行う提案公
募型研究開発を支援する。
2016 年度からは、高い省エネ効果が期待され、実現性
の確度が高いテーマを重点支援するための拡充枠(テー
マ設定型プロジェクト)を導入し、企業連携による省エ
ネ 1 号機実証等を支援する。
(1)テナントビルの省 CO2 促進事業
環境負荷を低減する取組についてオーナーとテナント
の協働を契約や覚書等で取決めを結び(グリーンリース
契約等)省 CO2 を図る事業を支援する。
(2)ZEB 実現に向けた先進的省エネルギー建築物実証
事業
中小規模業務用ビル等に対し ZEB の実現に資する省エ
ネ・省 CO2 性の高いシステムや高性能設備機器等を導
入する費用を支援する。
賃貸住宅における省 CO2
促進モデル事業
環境省
20
賃貸住宅について、一定の断熱性能を満たし、かつ住宅
の省エネ基準よりも①20%以上(再エネ自家消費算入
可)若しくは②10%以上(再エネ自家消費算入不可)
CO2 排出量が少ない賃貸住宅を新築、又は同基準を達
成するように既築住宅を改修する場合に、追加的に必要
となる給湯、空調、照明設備等の高効率化のために要す
る費用の一部を補助する。
3
施策名称
関係
省庁
予算額
(億円)
概要
先進対策の効率的実施によ
る CO2 排出量大幅削減事
業
環境省
37
制度において対象としている先進的な BAT 設備の導入
を含めた設備更新等に対する支援を行う。
また、参加者間で取引可能な排出枠を付与し、事業全体
での着実な CO2 排出量の削減を実現するとともに、排
出量取引に対する事業者の意識醸成、制度面での課題の
整理、知見の蓄積を図る。
L2-Tech 導入補助事業
環境省
37
L2-Tech(Leading and Low carbon Technology)の導入
拡大と制度化に向けた実証を行うため、L2-Tech を積極
的に導入しようとする事業所に対して、当該 L2-Tech
導入に要する経費の一部を支援する。
設備導入と運用改善の計画を策定し L2-Tech 設備を導
入、安定稼働を確保することで、大幅な CO2 削減を誘
導する。
CO2 削減ポテンシャル診
断・対策実施支援事業
環境省
17
(1)CO2 削減ポテンシャル診断の制度化も見据えたモ
デル事業として、年間 CO2 排出量 3,000 トン未満の工
場・事業場を対象に、環境省が選定する診断機関による
「CO2 削減ポテンシャル診断ガイドライン(仮称・平
成 27 年度策定)」に沿った CO2 削減診断の実施並びに
診断結果に基づいた削減対策実施案の策定に対して支
援を行う。
(2)策定案に基づき CO2 削減量を必達することを条
件とし、対策(設備導入・運用改善)に要する経費の一
部を支援する。
エネルギー地域循環促進
事業
北海道
0.2
水素社会推進事業費
北海道
0.1
グリーンニューディール
基金事業
北海道
2.6
防災環境都市づくり
仙台市
85
水素を活用したまちづくり
に向けた調査
東京都
45
地域のエネルギー資源を活用し、雇用の創出や経済
の活性化につなげていく「エネルギー自給・地域循
環システム」の構築に向け、新たな 支援枠組みを検
討するとともに、エネルギー資源を利活用し、地域
振 興に資する事業に対し助成する。
エネファームや FCV などの普及啓発、官民が連携し
て取り組む水素ステーションモデル事業の支援など
を行う。
防災拠点となる公共施設等への再生可能エネルギー
を活用した自立・分散型エネルギーシステムの導入
等を支援する。
東日本大震災の経験と教訓を踏まえ、あらゆる施策
の中で防災や環境配慮を主流化し、市民生活や企業
活動の安全・安心や快適性が高い水準で保たれてい
るまちづくりを推進するとともに、災害の経験や教
訓、それらを踏まえた多様な主体による防災の取り
組みを発信するなど、快適で防災力の高い都市とし
てのブランド形成を図る。
低炭素な次世代エネルギーである水素エネルギーの活
用を促進するため、燃料電池自動車の導入促進や中小ガ
ソリンスタンドへの水素ステーション導入支援をはじ
め、需要・供給両面から取組みを進めるとともに、次世
燃料電池自動車等導入促進
事業
4
施策名称
関係
省庁
予算額
(億円)
水素ステーション設備等導
入促進事業
概要
代を担う子供たち等の環境意識の向上を図るなど、水素
社会の実現に向けた取組みを推進する。
中小ガソリンスタンドへの
水素ステーション導入に向
けた支援事業
潮見水素ステーションを活
用した環境学習事業
オリンピック・レガシーと
なる環境施策に係る広報展
開
家庭におけるエネルギー利
用の高度化促進事業
東京都
151
家庭用燃料電池等の導入支援などにより、家庭における
エネルギー消費量の削減を図るとともに、民間事業者に
地産地消型再生可能エネル
ギー導入拡大事業
対する整備費の補助により、自家消費型再生可能エネル
ギーの導入拡大を後押しするほか、環境性能が高く誰に
家庭における住宅の低炭素
化推進事業
でもユニバーサルデザインタクシーの普及促進に向け
た取組みを進めるなど、低炭素・快適性・防災力を同時
次世代自動車等の普及促進
に実現するスマートエネルギー都市を目指す。
中小テナントビル省エネ促
進事業
東京都
177
中小テナントビルにおいて、オーナーとテナントが協力
して省エネに取組むグリーンリースの普及を目指すな
ど、地球温暖化対策を推進するとともに、暑熱対策とし
て、センター・コア・エリアを中心に遮熱性舗装を着実
に実施するほか、都営バス停留所へのドライミスト設
置、企業・NPO 等と連携した打ち水イベント等の取組
みを進めるなど、ヒートアイランド対策を積極的に推進
する。
神奈川
0.6
太陽光発電の更なる導入拡大に向けて、太陽光で発
電した電力を効果的に利用する蓄電池の導入促進を
図るため、住宅や事業所に新たに太陽光発電設備と
併せて蓄電池を導入する経費に対して補助する。
ガスコージェネレーション等の導入を促進するた
め、生産した電力と熱を事業所間等で融通するなど、
効率的な利用を図るモデル事業を公募し、事業経費
に対して補助する。
燃料電池自動車(FCV)の初期需要の創出に向け、
事業所等が FCV を導入する経費に対して補助する。
大規模事業所に対する温室
効果ガス排出総量削減義務
と排出量取引制度の運用
沿道環境等に配慮した路面
の高機能化
都営バス停留所へのドライ
ミストの設置
暑熱対応
先進技術等実証事業
打ち水等暑さ対策気運醸成
の強化
蓄電池導入費補助
県
分散型エネルギーシステ
ム導入費補助
神奈川
燃料電池自動車導入費補
助
神奈川
水素ステーション整備費
補助
神奈川
0.4
県
0.7
県
県
0.7
燃料電池自動車(FCV)の普及に不可欠な、水素ス
テーションの整備を促進するため、事業者が県内に
水素ステーションを整備する経費に対して補助す
る。
5
施策名称
関係
省庁
スマート水素ステーショ
ン導入事業費
神奈川
ZEH 導入費補助
神奈川
予算額
(億円)
1.6
県
0.6
県
ZEB 導入費補助
神奈川
0.2
県
中小規模事業者の省エネ
ルギー対策の促進
神奈川
低炭素なまちづくりに向け
たエネルギーマネジメント
の推進
横浜市
0.7
スマートな住まい・住まい
方の推進
横浜市
0.5
環境エネルギー施策の推進
川崎市
1.1
スマートシティの推進
川崎市
0.1
エコ住宅普及促進事業 住
宅購入・整備融資利子補給
大阪市
0.15
0.3
県
概要
水素エネルギーの普及を図るため、簡易型の水素ス
テーションを県内に導入し、再生可能 エネルギーで
製造した水素を利用することで、製造段階から二酸
化炭素を排出しない水素を利活用するモデル事業を
創出して普及啓発を行う。
省エネと創エネ等により年間の一次エネルギー消費
量を正味でゼロにする、ネット・ゼロ・エネルギー・
ハウス(ZEH)の導入を促進するため、ZEH を導入
する経費に対して補助する。
省エネと創エネ等により年間の一次エネルギー消費
量を正味でゼロにする、ネット・ゼロ・エネルギー・
ビル(ZEB)の導入を促進するため、ZEB の実現を
目指すモデル事業を公募し、ZEB を導入する経費に
対して補助する。
県内の中小企業規模事業所に加え、新たに中小テナ
ントビルへの省エネ診断や、省エネ相談会を実施す
るほか、診断時に提案した対策の実行を支援するた
め、経営専門家等と連携してフォローアップの相談
体制を構築する。
横浜スマートシティプロジェクトの成果を活用した
エネルギーマネジメントの更なる展開を図るなど、
横浜市エネルギーアクションプランに掲げた低炭素
で安心・安全な都市の実現を目指す。平成 28 年度は
新たに ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
の普及促進に取組む。
既存住宅のエコリノベーション(省エネ改修)の補
助や省エネ住宅に関する相談会などを通して、エネ
ルギーを賢く利用する住まい・住まい方について、
公民連携で市民等に普及を図る。
創エネ・省エネ・蓄エネの総合的な取組など、
「川崎
市エネルギー取組方針」に基づく取組を推進する。
家庭部門における地球温暖化対策をさらに推進する
ため、エネルギー管理装置と併せ、太陽光発電、家
庭用燃料電池など、複数機器の導入支援を実施する。
再生可能エネルギー等導入推進基金(グリーンニュ
ーディール基金)の活用による防災拠点等への自立
分散型エネルギーを導入する。
「川崎市スマートシティ推進方針」に基づき、エネ
ルギーの最適利用と ICT・データの利活用によるスマ
ートシティの実現に向けた取組みを行う。
一定の基準を満たしていることを大阪市が認定した「大
阪市エコ住宅」を取得する世帯、または「大阪市エコ住
宅」へ改修する世帯に対して利子補給を行うことによ
り、省エネ・省 CO2 に配慮された住宅の普及を促進す
る
6
施策名称
関係
省庁
予算額
(億円)
家庭用燃料電池設置補助
広島市
0.08
低炭素集合住宅建築補助
広島市
0.2
集合住宅共用部の LED 照
明器具交換補助
広島市
0.07
エネルギー対策特別融資
福岡県
9.5
概要
家庭からの温室効果ガス排出抑制を図るため、家庭
用燃料電池の設置に要する経費の一部を補助する。
断熱サッシの使用など温室効果ガスの排出抑制に資
する低炭素集合住宅の建築に要する経費の一部を補
助する。(28 年度は募集、交付決定のみ)
既存の集合住宅共用部について、蛍光灯照明器具か
ら LED 照明器具への交換に要する経費の一部を補助
する。
中小企業向けエネルギー関連設備導入費用(再エネ・省
エネ設備、建築物の省エネ改修、水素ステーションの整
備等)の低利融資を実施する。
7