WHO ファクトシート

WHO ファクトシート
気候変動と健康
Climate change and health
ファクトシート No. 266
2013 年 11 月
重要な事実
・気候変動は、健康の社会的、環境的決定要因すなわち、きれいな空気、安全な飲み水、十分な食糧、安
全な住居などに影響を与える。
・1970 年代から生じた地球温暖化により、2004 年までに毎年 14 万人以上の死亡原因となっている。
・健康への直接的な損害コスト(つまり、農業や水、衛生などの健康決定分野のコストを除外した場合)は、
2030 年までに年間 20~40 億米ドルに達すると推計される。
・下痢症、栄養失調、マラリア、デング熱などの主要な死亡原因の多くは、気候の影響を受けやすく、気候
変動に伴ってより悪化すると予測されている。
・保健インフラが脆弱な地域 -多くは発展途上国- では、疾病への対策と対応への援助なしにはその影響
を抑えることができない。
・よりよい輸送、食糧、エネルギー使用の選択を通じて温室効果ガスの排出を削減することが出来れば、健
康の改善につなげることができる。
ⓒ World Health Organization
この文章は、日本 WHO 協会が WHO のメディアセンターより発信されているファクトシートのキーフ
ァクト部分についての日本語版の翻訳権を WHO 事務局長より付与され、WHO 健康開発総合研究セン
ター(WHO 神戸センター)の協力のもと作成したものです。日本語版に対する責任は全て日本 WHO
協会が負います。
ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先など
が示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を
含め WHO ホームページでの原文をご確認ください。
Climate change and health ファクトシート原文は こちら