WHO ファクトシート 緊急時におけるメンタルヘルス Mental health in emergencies ファクトシート No. 383 2013 年 11 月 重要な事実 ・人々は、緊急事態発生中やその後に、精神衛生上の問題に苦しむ傾向がある。 ・緊急時には、青少年を含めた子どもたち、妊婦や虚弱高齢者といった健康状態の人々、そして差別の 危険にさらされている人々に対して、特別な注意を払う必要がある。 ・安全で連帯感があって穏やかで希望があると感じている人々は災害による精神衛生面の影響からを 長期的に回復できる可能性が高い。そのためには、社会的身体的精神的なサポートにアクセスできるこ と、そして災害後の自助の途を見出せることが大切である。 ・苦悩の主たるサインとしては、頭痛、倦怠感、食欲不振、痛みなどの肉体的症状、悲嘆と号泣、不眠 症と悪夢、生き残り罪悪感、見当識障害と錯乱がある。 ・WHO とパートナーは、介入ピラミッド(ベースとなる基本的なサービスや行動から、頂点での高度に専 門化されたものからなる)を開発しており、各国が対応戦略を地域社会のニーズと適切な専門知識にマ ッチングさせることを支援している。 ・ほとんどの人々は、自分たちの基本的なニーズを取り戻すことができ、必要とする時期にサポートを得 ることができれば、いつかは元気を回復する。 ⓒ World Health Organization この文章は、日本 WHO 協会が WHO のメディアセンターより発信されているファクトシートのキーフ ァクト部分についての日本語版の翻訳権を WHO 事務局長より付与され、WHO 健康開発総合研究セン ター(WHO 神戸センター)の協力のもと作成したものです。日本語版に対する責任は全て日本 WHO 協会が負います。 ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先など が示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を 含め WHO ホームページでの原文をご確認ください。 Mental health in emergencies ファクトシート原文は こちら
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