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香芝市学校教育の指導方針
平成28年度
創る
学ぶ
育つ
~ 子どもの夢を育む香芝の教育 ~
《 学校教育の基本 》
(知) 自ら学び、自ら考える習慣を確立し、自主的で主体的な学習態度を培い、基礎的・基本
的な知識・技能を習得させる。
(徳) 個人の尊厳を重んじ、真理と正義とを希求し、公共の精神を尊び、自と他の存在を認め
合う心を育てる。
(体) 規律ある生活習慣を身に付けるとともに、体力に応じた活動を奨励し、健康でたくまし
い心身を育てる。
〈 具 体 目 標 〉
〇 基礎的な知識・技能を習得させ、学んだことを活用する力を育成するとともに、主体的に
学ぶ態度を養う。
〇 真理を求め、生命を尊び、自然を愛し、崇高なものに感動する心を育てる。
〇 正しい判断力と強い意志を養い、規範意識を高め、自律的な生活態度を育てる。
〇 勤労観・職業観を養い、主体的に進路を選択する能力を育てる。
〇 自他敬愛に基づく人間関係を深め、社会連帯の精神と社会に貢献する態度を養う。
〇 郷土や自国に対する理解と愛情を培い、国際理解を深めることを通して、互いに尊重し合
う態度を育てる。
〇 健康的な生活習慣を養うとともに、自発的・自主的な体育的活動をすすめ、たくましい心
身を育てる。
〇 自然体験や社会体験等を通して、環境に対する人間の責任と役割を理解し、保全・改善・
創出に主体的に働きかける態度を育てる。
香芝市教育委員会
毎年11月 第三土曜日は「香芝市教育の日」
校種別指導の重点
《確かな学力の育成》
-基礎・基本の定着を図り、それらを活用する力を育む-
幼稚園
調べる、比べる、尋ねるなどの様々な手法を組み合わせて、楽しみながら課題を見いだ
し解決する活動を工夫し、感じたことや経験したことを自分なりの言葉で表現する力を
育成する。
小学校
個に応じた指導の充実とともに、基礎的・基本的な知識及び技能を定着させるための学
習活動を工夫するとともに、各教科等において、記録、要約、説明、話合いなどの言語
活動を充実させ、思考力、判断力、表現力を育成する。
中学校
個に応じた指導の充実とともに、小学校の学習内容を考慮し、基礎的・基本的な知識及
び技能を定着させるための学習活動を工夫するとともに、各教科等において、記録、要
約、批評、論述などの言語活動を充実させ、思考力、判断力、表現力を育成する。
《豊かな人間性の育成》
毎月 25 日は、
ニコニコあいさつの日
-正しく判断し、行動する力を育む-
幼稚園
身近な人々との関わりを深め、愛情や信頼感、他の人を思いやる心を育む。自然や身近
な動植物に親しませ、生命を大切にする心を育み、協同して遊ぶことを通して、よいこ
とや悪いことに気付かせ、ルールを守ろうとする態度を養う。
小学校
自分や他の人を理解し、生命を大切にする心や人権を尊重する心、思いやりの心、自律
心、責任感、正義感を育む。集団宿泊活動や自然体験活動などを通して、基本的な生活
習慣や社会生活上のルールを身に付けさせる。
中学校
自分や他の人への理解を深め、生命を大切にする心や人権を尊重する態度、思いやりの
心、自律心、責任感、正義感を育む。職場体験活動やボランティア活動などを通して、
社会生活上のルールやマナーを身に付けさせ、社会参画しようとする態度を養う。
《たくましい心身の育成》
-進んで運動に取り組む力を育む-
幼稚園
いろいろな遊びの中で十分に体を動かし、伸び伸びと行動することを通して、充実感や
満足感を味わわせ、健康なからだづくりの基礎を培う。
小学校
外遊びや業前・業間運動などを行うことにより、進んで運動を楽しもうとする態度やい
ろいろな運動ができる力の基礎を育てる。
中学校
様々な運動の経験を通して、体力向上を図るとともに積極的に運動に取り組む態度や、
生涯にわたって運動に親しむ資質を育てる。
魅力と活力ある園・学校づくりのために
○教育活動の改善
◇ 特色ある教育課程の編成 ・ 子どもたちが主体的・創造的に活動できるような教育課程を編成する。
◇ 指導方法の工夫改善
・ 一人一人の特性等に応じた指導や少人数指導、外部人材(大学生等の
ボランティア)の活用など、指導の方法や体制の工夫改善を図る。
◇ 園・学校評価の活用
・ 「学校診断マニュアル」等を活用し、自己評価や園・学校関係者評価
などを実施し、それらの結果を活用して園・学校の改善を図る。
○教職員の指導力の向上
◇ 自己の意識の向上
・ 豊かな人権感覚・実践的指導力を身に付ける研修を積み、自己申告評
価制度を活用して、さらなる自己の意識改革を図る。
◇ 指導力の向上
・ 授業公開、授業互観(異校種間)、研究授業等を積極的に行い、教科
指導等におけるICT有効活用等、教職員の指導力の向上に努める。
◇ 園・学校の組織の強化
・ 園長及び校長を中心とした組織づくりを強化し、子どもたち一人一人
の人格を尊重した体罰を生まない学校文化の構築を図る。
○地域と共にある園・学校づくりの推進
◇ 積極的な情報発信
・ 地域の人々とも積極的に挨拶し、教育活動の状況や園・学校評価の結
果などについて、積極的な情報の発信に努める。
◇ 学校評議員制度の活用
・ 学校評議員に園・学校運営の状況を十分説明し、保護者や地域住民等
の教育活動への意向を反映した園・学校づくりを進める。
◇ 家庭・地域との連携・
協働
・ 保護者や地域住民が園・学校運営に参画し、園・学校と協働して子ど
もの課題解決を図る「地域と共にある園・学校づくり」を推進する。
◇ 郷土愛の育成
・ 博物館・図書館などと連携し、香芝市の自然や歴史や文化を学ばせ、
郷土への愛着と誇りを持たせる。
今日的な課題への対応
◎思いやりの心を育てる道徳教育
◎自他の権利を認め合う人権教育
◎個々を伸ばす特別支援教育
◎規範意識を培う生徒指導
◎家庭・地域と連携した食育
◎生きる希望を育むキャリア教育
◎実践的な安全・防災教育
◎豊かな感性を育てる読書活動
いじめ撲滅宣言のまち
社会全体で いじめを しない させない 見逃さない
具体的な実践課題
○
創意工夫した授業(保育)の実践と指導力の向上
「教師は授業で勝負する」、「授業は教師の生命線である」という意識を持って、各園・
学校においては国・県・市の指定研究を進んで受けるとともに、幼保・小・中の異校種間の
円滑な接続と、それぞれの教育課題を見通した系統的な指導や授業公開、授業互観、研究授
業等を積極的に行い、授業改善と指導力の向上を図る。
○
道徳教育の充実
子どもたちが基本的な生活習慣、規範意識、自他の生命の尊重、自尊感情、他者への思いや
り、郷土に対する誇りや愛情などの道徳性を養い、主体的に判断し、適切に行動する力を育て
るため、「特別の教科 道徳」の時間を核として道徳教育の充実を図る。
○
不登校児童生徒への支援の充実
不登校の予兆への対応を含む初期段階から一人一人の状況に応じた組織的・計画的な指導支
援に努めるとともに、全ての子どもたちが楽しく通うことができる魅力ある園・学校づくりを
推進する。
○
食育の充実
子どもたちが、健康な心身をつくり、健康長寿を目指すよう、幼稚園では初めての集団生
活において食べる楽しさを学び、小学校では食生活の基礎の確立、中学校では自立した食生
活を実践できる力を獲得するため、家庭や地域と連携した具体的・実践的な食育の充実を図
る。
○
キャリア教育の充実
子どもたちが自分の将来に夢や希望をもって意欲的に学び、社会的・職業的自立に向けて必
要な態度や能力を身に付けるため、それぞれの発達の段階に応じたキャリア教育の充実を図
る。
○
園・学校内外の生徒指導の充実、安全確保の推進
園・学校内において、安心な園・学校生活が送れるようにいじめの早期発見・早期対応の
強化を図る生徒指導の充実に努める。また、実践的な防災教育や防犯教室等の実施に努め、
子どもたちが自ら危険に気付き、的確に回避できる実践的な態度や能力を育成するための安
全教育の充実を図る。
香芝市立学校教職員信条
1. 幼児・児童・生徒や地域社会から信頼され敬愛される指導者になる。
2. 学校教育の各領域にわたって、調和のある指導に情熱をかたむける。
3. 幼児・児童・生徒の伸びゆく生命・人権を尊重し、健康と安全に万全を期す。
4. つねに教育に携わる専門職であることを自覚し、教養を高めるとともに、
一層指導力の向上に努める。
5. 幼児・児童・生徒の指導を一層充実するため、家庭・地域社会との連携
を積極的にすすめる。