MAGELLAN BLOCKS活用例 BigQuery上の集計結果をSalesforceに 取り込み分析するサンプルのフロー解説 このドキュメントは、「分析ーBigQuery上の集計結果をSalesforceに取り込み分析する サンプルー」デモビデオのフローについて詳しく解説します。 このフローでは、BigQueryに登録しているABC分析用分析結果をSalesforceに登録しま す。 1/8 MAGELLAN BLOCKS活用例 概要 前提条件 このサンプルが動作する前提条件を説明します。 BigQueryの前提条件 このサンプルでは、Google Cloud PlatformのBigQueryを使用します。BigQueryの前 提条件は以下のとおりです。 • BigQueryを使用する準備が整っている 参考: MAGELLAN BLOCKS利用におけるGCP入門その1 GCPの準備、BLOCKS に登録まで • ABC分析用の集計結果がBigQueryのテーブルに登録されている データセットID: salesforce テーブルID: abc_analysis スキーマ: Name Type Mode group STRING NULLABLE rank INTEGER NULLABLE name STRING NULLABLE sales STRING NULLABLE composition_ratio FLOAT NULLABLE accumulate_rate FLOAT NULLABLE 2/8 説明 MAGELLAN BLOCKS活用例 サンプルデータ: group rank name sales composition_ratio accumulate_rate A 1 紅鮭おにぎり 2000 50.0 50.0 B 2 うめおにぎり 1000 25.0 75.0 C 3 ツナマヨおにぎり 600 15.0 90.0 C 4 おかかおにぎり 300 7.5 97.5 C 5 しおおにぎり 100 2.5 100.0 Salesforceの前提条件 このサンプルでは、Salesforceと連携します。Salesforceの前提条件はを以下のとおり です。 1. Salesforceを使用する準備が整っている 2. ABC分析用オブジェクトを作成している BiqQueryから取得したABC分析用の分析結果を登録するためのオブジェクトを作 成します。このサンプルでは、オブジェクト名を「ABC_analysis」としていま す。 3. セキュリティトークンを取得している [私の設定]→[個人用]→[私のセキュリティトークンのリセット]で、セキュリティトー クンを取得します。「セキュリティトークンのリセット」では、セキュリティトー クンがメールで送られてきます。 4. 「コンシューマ 」および「コンシューマの秘密」を取得している [設定]→[ビルド]→[作成]→[アプリケーション]→[接続アプリケーション]→[新規 (OAuth設定の有効化)]から認証設定を定義し、「コンシューマ 」および「コ ンシューマの秘密」の情報を取得します。 3/8 MAGELLAN BLOCKS活用例 認証設定を定義する際には、「コールバックURL」の入力と「選択したOAuth範囲」 の追加が必要です。以下を参考に設定してください。 コールバックURL: 任意(例えば、http://loalhost/callback) 選択したOAuth範囲: フルアクセス(full) フロー このサンプルのSalesforce連携を実現するフローはとても簡単です。フローの開始と終了 のブロックを除けば、「クエリーの実行」ブロックと「レコードの更新、無ければ追加」 ブロックの2つを繋げるだけで完成です。 ←フローの開始 ←BigQueryからABC分析用の集計結果を取 得 ←BigQueryから取得したデータをSalesforce に登録 ←フローの終了 4/8 MAGELLAN BLOCKS活用例 解説 このサンプルでは、先のフローで述べたとおり、「クエリーの実行」ブロックと「レコー ドの更新、無ければ追加」ブロックの2ブロックだけで、Salesforce連携を実現していま す。 ここでは、この2つのブロックをどのように使用するかについて解説します。 BigQueryからの検索 「クエリーの実行」ブロックを使用して、BigQueryからABC分析用の集計結果を取得し ます。このブロックで取得した集計結果は、変数名「_」で他のブロックから参照できる ようにします。 このブロックでは、以下のプロパティを設定します。 番号 プロパティ名 1 GCPサービスアカウン ト 設定する内容 事前に「ボード設定」の「GCPサービスアカウント」で登録した 「GCPサービスアカウント」を選択します。 参考:「 MAGELLAN BLOCKS利用におけるGCP入門その1 GCPの準備、BLOCKSに登録まで 」 「select * from [salesforce.abc_analysis] LIMIT 100」を記述 します。 2 クエリー ※このサンプルでは、[salesforce.abc_analysis]テーブルから最 大100行までのデータを取得するクエリとしています。 3 結果を格納する変数名 クエリー結果を格納する変数名として、「_」(アンダースコア ー)を記述します。これにより、このブロックに続く次のブロッ クでは、変数名「_」でクエリー結果が参照できます。 5/8 MAGELLAN BLOCKS活用例 6/8 MAGELLAN BLOCKS活用例 Salesforceへの更新 「レコードの更新、無ければ追加」ブロックを使用して、BigQueryから取得したデータ をSalesforceに登録します。 「レコードの更新、無ければ追加」ブロックは、 「投入データの変数」プロパティで指 定された変数が参照するデータをSalesforceに登録します。 以下のプロパティを設定します。 番号 プロパティ名 設定する内容 1 ユーザー名(メールアドレス) Salesforceログイン時のユーザ名を設定します。 2 パスワード Salesforceログイン時のパスワードを設定します。 3 セキュリティートークン 準備しておいたセキュリティートークンを設定します。 4 コンシューマ 準備しておいた「コンシューマ 密」を設定します。 5 コンシューマの秘密 」と「コンシューマの秘 Consumer Key: 表示されるコンシューマ Consumer Secret: 表示されるコンシューマの秘密 オブジェクト名 準備しておいたSalesforceのオブジェクト名を設定しま す。このサンプルでは、「ABC_Analysis__c」を設定しま す。 7 投入データの変数 Salesforceに登録するデータを参照する変数名を設定しま す。このサンプルでは、標準で設定されている「_」(アン ダースコア)をそのまま使用します。 8 外部ID レコードの特定に利用する外部キーのフィールド名を設定 します。このサンプルでは、「name__c」を設定します。 6 7/8 MAGELLAN BLOCKS活用例 8/8
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