HOKUYO NEWS PAPER 北洋新聞 札幌No.1無料電子新聞 第750号 平成28年5月16日(月)発行 購読料 無料 発行所 ㈱パンダ不動産 編集発行人 田口宗勝 [email protected] 北海道新幹線札幌延伸時の札幌駅ホーム問題で、JR 北海道は「東側案」を札幌市などに打診した。主要マス コミが報じた。 東側案は、現駅の東約300メートルで、創成川を挟ん だ西1丁目から東1丁目の間に新しいホームを設置する。 札幌市と鉄道運輸機構は、「現駅案」を求め反発してい るという。 新幹線は、平成42年度に札幌まで延伸される予定。し かし、札幌駅のホーム位置について、駅西側(北5条西 6~7丁目あたり)に駅舎を新設したいJR北海道と、 現在の駅内を希望する札幌市とで対立が続いていた。J R北海道が東側案を打診したことで、西側案は断念した と見られる。 関係者全員が意図的に避けているように見える。 大丸を相手に「立ち退き交渉」をする際には、代替地 提供や現在地での建て替え費用の負担を求められる可能 性が高い。「タイムリミットが近づけば、誰かが負担し てくれるだろう」との思惑から、避けているとすれば、 市民にとって迷惑な話だ。 一方、大丸札幌店とステラプレイスを解体して新ホー ムを建設する案は、検討された形跡がない。在来線や地 下鉄との乗り換えに便利で、駅周辺の再開発でも最適の 立地のはずだが、検討されない理由についての報道は皆 東側案が「当て馬」だとすれば、早急に大丸との交渉 無。JR北海道をはじめ、札幌市や主要マスコミを含め、 を始めるべきとの指摘もある。 東側案はダミー 札幌駅ホーム問題 |経済 http://www.hokuyonp.com 平成28年5月16日(月) GW中の高速渋滞 昨年の5倍 NEXCO東日本北海道支社は、今年のゴールデンウィーク期 間(4月28日~5月8日)における高速道路の交通状況を公表し た。 期間中の道内の主要区間における平均交通量(主要8区間の平 均値)は、昨年度比103%の16,100台だった。道央道および札樽 道では、概ね昨年度並みの交通量だったものの、道東道では、全 体的に交通量が増加。特に釧路方面は、本別JCT~本別IC間 で、昨年度比約43%増の交通量となった。 渋滞回数は、昨年の8回に比べ14回増加し22回だった。特に、5 km以上の渋滞は最も昨年の1回から5回へ大幅に増加。最も長かっ 北洋新聞 た渋滞は、5月3日に道東道発生したもので、11時05分頃に広内 TN付近(千歳方向)を先頭として、28.5kmとなった。道東方面 から札幌方向へ向かう交通量が8時台に集中したことで、大きな 渋滞が発生したと考えられる。 一方、、三井アウトレットパークの開業以来、毎年最大の渋滞 発生個所だった道央道北広島IC付近は、今年は目立った混乱や 大きな渋滞はなかった。 しかし、恵庭IC~北広島IC間の交通量全体は昨年比1%増 の47,400台で、大曲エリアの人気は衰えていない。ドライバーの 多くがピーク時を避けた移動をしたと見られる。また、今年は5 月6日が平日だったため分散されたとの指摘もある。 アベノミクス評価 道内で急低下 帝国データバンク札幌支店が実施した道内企業の意識調査によ ると、アベノミクスの評価が急激に低下している。調査は、3月 17日から31日まで行い、道内企業566社から回答があった。 アベノミクスに対する企業の評価は、100点満点中59.2点とな り、1年前より3.8ポイント低下しており、厳しい目で見る企業 が増加している。企業規模別にみると、大企業では60点以上の評 価を与えているものの、中小企業では58.7点にとどまった。大企 業優先という不満が中小企業で高まっていると見られる。 実体経済において効果は弱い」(不動産)のほか「地方では景気 の高揚感は感じられない」(建設)、「政権交代時には公共事業 が増加したが、今は全く駄目」(サービス)など、地方にまで効 果が及んでいないとする声が多くみられた。「賃金を上げざるを 企業からは、「株価の上昇等、効果があったものもある」(金 得ない状況をつくったが、負担増になっただけで収入増に結びつ 融)といった意見がある一方、「金融政策のみに頼りがちであり、 いていない」(サービス)といった意見もあった。 |不動産 www.hokuyonp.com 平成28年5月16日(月) 北洋新聞 住宅の空き部屋を有料で貸し出す「民泊」について厚 生労働省と観光庁は家主が同居していなくても管理者を 置くことを条件に都道府県への届け出を行えば営業を認 める方針を決めた。NHKが報じた。 「民泊」を巡っては、先月からは「民泊」をカプセル ホテルなどと同様に旅館業法で「簡易宿所」と位置づけ、 貸主が都道府県から許可を得れば営業が認められるよう になった。 このうち、一般の家庭で受け入れる「ホームステイ型」 については家主がいるため宿泊者の安全管理がしやすい などとして、今後、許可制ではなく都道府県への届け出 だけで認める方針だ。 さらに「民泊」を広げるため厚労省などは、家主が同 居していない「投資型」でも、管理者を置くことを条件 に、旅館などと競合しないよう営業日数の制限を設けた うえで、「ホームステイ型」と同様に都道府県への届け 出を行えば営業を認める方針を決めた。管理者は近隣と のトラブルの対応や宿泊者の名簿の作成などが義務づけ られるという。 厚労省と観光庁は今後、インターネットなどで仲介を 行う業者への規制について検討することにしている。 一方、分譲マンションの管理規約は各管理組合ごとに 制定するが、ビジネス街にある一部のマンションを除き、 専有部分を「専ら住宅として使用するものとし、他の用 途に供してはならない」と規定している。規約改正は全 体の四分の三以上の賛成が必要で、事実上、分譲マンショ ンでは民泊ができないことになっている。 分譲MSはグレー 投資型民泊解禁へ 新ルール作り開始 |娯楽 www.hokuyon.com 平成28年5月16日(月) 北洋新聞 CDショップ大賞も 第6回目となる「ミュージック・ジャケット大賞201 6」が発表され、星野源のアルバム「YELLOW DANCER」 が大賞に選ばれた。 「ミュージック・ジャケット大賞2016」は、2015年 1月1日〜12月31日に発売された洋楽を含む国内制作 の音楽CDを対象に、一次審査でエントリーされた作品 の中から、大賞候補50作品が決定した。 続く二次審査では、特設WEBサイトおよび特設会場に おいて一般投票を実施。過去最高の投票者数を記録し た投票の結果、星野源の「YELLOW DANCER」が見事大賞 に選ばれた。 また、「YELLOW DANCER」は全国のCDショップ店員の 投票によって選ばれる「第8回CDショップ大賞2016」 の大賞も受賞しており、音楽を楽しむ環境が多様化す るなか、「ものづくり」にこだわってきた星野源のパッ ケージ作品として、楽曲とジャケットのアートワーク の双方が多くの方に支持され、史上初の2冠達成となっ た。
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