出前講義演題メニュー Ⅰ 水産流通経営学科 1『日本の漁業のすがた -明日の漁業を考えよう-』(担当:板倉) かつては世界一の生産量を誇った日本の漁業ですが、現在それは当時の約半 分となり、世界順位も第5位か6位に下がっています。こうした生産量の減少 が、漁業を支える人達の生活に大きく影響し、将来の魚を確保することへの問 題が発生しています。しかし、それでもすべての漁師さんが元気を失っている 訳ではありません。この講義では、日本の漁業が今抱える問題とともに、「明 日の漁業」を確かなものにするための漁師さんの工夫や魚を食べる人のことを 考えます。 2『海の神様』(担当:中島) 海はすべてのものが生まれ、そしてかえっていく神秘的な無辺なものを表す 象徴としてこれまで多くの文学の中でうたわれてきました。しかし、宇宙の創 造と海とをむすびつけている神話をもつ地域は、日本やポリネシア、ギリシア など世界でも限られています。そんな地域の恐ろしい海の神話やかわいらしい 海の神話をいくつか紹介します。 3『浦島太郎と乙姫の恋』(担当:中島) 浦島太郎は亀を助けたのに、最後はあっという間に老人になってしまうって おかしいと思いませんか?善いことをしたらご褒美をもらえるはずじゃありま せんか。でも実はこの亀は乙姫の仮の姿で、二人はあつあつの恋人同士だった としたら?万葉時代にさかのぼる浦島伝説の歴史を訪ねてみましょう。 4『漁村における漁協の役割』(担当:甫喜本) 漁村の中で人が生活したり、漁業をするためには、漁協の存在は重要です。 しかし、漁村の閉鎖性や既得権益の象徴として、漁協を見ている人もいます。 これからの社会の中で、漁協の意義をどう捉えたらいいかを考えていきます。 5『魚食の現状と魚食教育 -魚食は生き残れるのか?-』(担当:三木) 現在、日本の水産物消費(=魚食)は減少していますが、世界的には魚食が 盛んになってきています。日本で魚食が減っている主な理由は手間がかかるこ とや共働化による女性の調理時間の減少といわれています。本当でしょうか。 そして、どうしたら魚食は生き残れるのでしょうか。各地で行われている魚食 教育の取り組みなどを参考に考えていきましょう。 6『女性研究者としての生き方 -女性研究者って何やってるの?-』 (担当:副島) 研究って何するの?博士ってどうやってなるの?女性研究者の結婚・子育て 事情は?・・・一見、謎な職業「研究者」。女性研究者として、大変なことも 多いけど、楽しいこともたくさんあります!女性研究者を身近に感じてもらい たい。だから、リアルな現実をお話します。 7『日本の海、世界の海 -海に関する国際的ルール-』(担当:最首) 島国の日本を取り囲む海は広く世界に広がっている。その海には人は住むこ とはできないが利用に伴う利害が存在する。そこで各国は自国の海を主張する ことで自国領域の拡大を図っている。このことを背景として、海に関する国際 的なルールにはどのようなものがあるのかについて世代を跨いで認識を共有す ることを講義の目的とする。
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