たま広報 NO. 1274 平成28年（2016年）5月20日 A 国民健康保険税率などを改定します 国民健康保険税率などを改定しま す 平成２８年度から市の国民健康保険税（以下、保険税） の税率などを改定しま した。市民の皆さんのご理解をお願いします。 葛問い合わせ 保険年金課保険税担当☎ （３ ３ ８） ６ ８ ４ ０ ▼図１ 保険給付費 国民健康保険と 国民健康保険とは 国保の現 国保の現状 国民健康保険（以下、国保）は病気やケガに備えて 加入者がお金を出し合い、医療を受けるときの医療 費の補助などに充てる相互扶助の医療制度です。運 営に必要な財源は、保険税の他に国・都・市の負担 金、健保組合などからの財政支援です。 国保は医療保険制度の基盤ですが、 高齢化と医療の高度化により保険給付 費は年々増加しています（図１：■ ）。 一方、保険税収入は徴収率が伸びて いるものの、加入者の減少により年々 減少しており、大変厳しい運営状況で す（図２：■）。 国などからの補助金 被保険者 （加入者） 担医 金療 ） （ を費 支一 払部 う負 保険医 （医療機関） 115 110 110.19 107.10 105 国保連合会 （審査委員会） 111.43 266,217 95 290,000 270,000 260,000 250,000 255,024 90 （円） 300,000 280,000 277,493 100 240,000 85 一人当たりの 給付費も年々上昇 230,000 220,000 210,000 70 平成25年度 市の国保財政の状 市の国保財政の状況 報審 告査 す結 る果 を 平成27年度は 約111億円！ （見込み） 75 保険者 （市区町村） 国保連合会を 国保連合会を 通じて医療費 通じて医療 費 を支払う を支払 う 医療費を 請求する （億円） 120 80 保険証を 交付する 加入手続き をし、保険 税を納める 診 察 を 行 う 保険給付費 保険給付費（一人当たり） 平成26年度 平成27年度 200,000 （見込み） 市は、平成２４年度以降は保険税率の改 定をしていませんでした。市の国保は、 医療給付費は全国平均とほぼ同水準です が、保険税負担は都や国の平均額より少 なく、収入より支出が多い状況です。こ の赤字を埋めるため、一般会計から毎年 １２億円以上を繰り入れて制度の水準を維 持していました（図２： ）。 今回の改定は、一般財源の負担をこれ 以上増やさず、将来に向けて安定した市 の国保運営を図るためのものです。 ▼図２ 保険税収入と赤字繰入額の状況 保険税収入 赤字繰入額（一人当たり） （億円） 35 32.11 31.51 30 25 収入は低下 30.34 43,248 20 45,000 40,000 35,000 34,107 15 10 （円） 50,000 30,000 28,762 25,000 繰入額は上昇 5 0 20,000 平成25年度 平成26年度 平成27年度 15,000 （見込み） 現 状 の 改 善 に 向 け て 改定のポイント １ 国保財政の改善 1 増加する医療給付費などに応じた負担へ（表１） ２ 平成 ３０年度に実施される国保財政運営の都道府県化への対応 2 平成２７年度東京都内２６市の平均的な保険税率へ ３ 税制改正への対応 3 課税限度額の引き上げ ４ 低所得者世帯に対する保険税負担増加の軽減 4 均等割軽減対象者の拡大（表２） ▼表１ 平成２８年度の保険税率 区 分 基礎課税分 （医療分） 後期高齢者支援金等 課税分 （支援金分） 介護納付金課税分 （介護分） 所得割 均等割 限度額 所得割 均等割 限度額 所得割 均等割 限度額 ▼表２ 平成２ ８年度均等割軽減割合 ２ ７年度 ４. ２ ０％ ２ ３, ８ ０ ０円 ５ ２万円 １. ４ ０％ １ ０, ０ ０ ０円 １ ７万円 １. ２ ０％ ９, ０ ０ ０円 １ ６万円 ２ ８年度 引き上げ幅 ４. ８５％ ０. ６５％ ２ ４, ８ ００円 １, ００ ０円 ５ ４万円 ２万円 １. ５５％ ０. １５％ １ １, ０ ００円 １, ００ ０円 １ ９万円 ２万円 １. ３５％ ０. １５％ １ ０, ０ ００円 １, ００ ０円 １ ６万円 ０ 軽減率 年度 総所得金額等（一世帯の合計額） ２ ７年度 ３３万円以下 ２ ８年度 ３３万円以下 ７割 ２ ７年度 ３ ３万円＋２６万円×加入者数で求めた額以下 ２ ８年度 ３ ３万円＋２６万５千円×加入者数で求めた額以下 ２ ７年度 ３ ３万円＋４７万円×加入者数で求めた額以下 ２ ８年度 ３ ３万円＋４８万円×加入者数で求めた額以下 ５割 ２割 平成２ ８年度国民健康保険税の計算方法について 詳しい計算方法については、６月に送付する国民健康保 険税納税通知書 （以下、納税通知書） に同封の 「平成２８年度 国民健康保険税についてお知らせ」、または公式ホームペ ージに記載しています。 保険税は、世帯ごとに計算するため、納税通知書は納税 義務者である世帯主に送付します。世帯主本人が国保に加 入していない場合でも、同じ世帯の方が加入していれば、 世帯主宛てに納税通知書を送付します。 加入者の皆さんへ お知らせとお願い ◆納期内納付にご協力ください 国保財政の健全運営には、保険税の滞納を無くすことが大切です。 事情があり滞納している世帯には、納税相談によりそれぞれの事情に 応じた納付方法をお勧めし、より納付しやすい環境を提供しています。 ◆健康管理に努めましょう 市は、データヘルス計画を策定して、特定健康診査・特定保健指導・ 糖尿病重症化予防事業や、ジェネリック医薬品差額通知事業を実施し ています。 健康管理の知識を広げ、病気の早期発見・早期治療に努めることは、 皆さんに健康をもたらし、安心して医療を受けられる医療保険制度の 継続につながります。 ◆平成２８年度納税通知書発送日 今年の納税通知書は６月１６日木以降に送付します。 ※納付に行く手間を省き、納付忘れを防ぐために、指定した預金口座 から自動引き落としになる 「口座振替制度」をご利用ください
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