技術社会システム専攻 技術社会システム専攻は,次の基幹講座で構成されている。 基幹講座[( )は専門分野数] 実践技術経営融合(3),先端社会工学(6) 講 座 又 は 研 究 所 等 (専門分野又は研究部門等) 実 践 技 術 経 営 融 合 講 座 ( 技 術 経 営 分 野 ) 実 践 技 術 経 営 融 合 講 座 ( 技 術 適 応 計 画 分 野 ) 実 践 技 術 経 営 融 合 講 座 (俯瞰生体システム工学分野) 教 教 員 授 教 授 准教授 准教授 長平 須川 黒田 杉田 名 研 彰夫 成利 理人 典大 究 テ ー マ 本分野では,先進科学技術的アプローチを駆使することによって 企業等において国際競争力のある独創的,革新的な製品やサービス, あるいは新規事業を創出し,イノベーションにつなげていくために, 以下の教育・研究を行う。 ・研究開発ガバナンスとしての,研究開発戦略,研究開発組織,研 究開発の評価手法,研究開発マネジメント,及びそれらを受けて 事業化するためのロードマップ,技術戦略,事業戦略と技術戦略 の統合等の研究。 本分野では,自然と調和し,安心,安全,健康で豊かな持続可能 社会の実現をめざして,先進的な半導体集積プロセス・デバイス・ 回路技術研究の実践を通じて,高性能イメージセンサを核としたイ ンテリジェント・インターフェース・システムの実現と,新技術の 創出から開発・実用化までの研究開発・技術戦略マネージメント能 力の育成を目指した教育・研究を行う。 ・微細デバイスのばらつき,ノイズの短時間統計的計測手法に関す る研究 ・極低ノイズデバイス形成に関する研究 ・高感度広ダイナミックレンジイメージセンサに関する研究 ・超高速現象可視化イメージセンサに関する研究 ・研究開発・技術戦略マネージメントに関する研究 先進の情報通信技術を駆使して,健康社会を実現するための新し い医用システムの研究を行う。また,障害者や高齢者にとって使い やすいヒューマンインターフェースシステムの開発を行うと共に, これらのシステムを使用することによる効果や影響を客観的に評価 する技術の確立を目指す。 ・医療,福祉のためのバーチャルリアリティシステムに関する研究 ・生理学的反応に基づく映像の影響評価に関する研究 ・生体信号の非接触計測手法に関する研究 熱工学とエネルギー変換技術の理解を基礎として,エネルギーシ ステムの設計とそのシステム性能の評価手法を,社会・経済・環境 的側面を含めて習得する。将来に向けた技術習熟,イノベーション, 先 端 社 会 工 学 講 座 (エ ネ ル ギ ー 環 境 社 会 マ ネ ジ メ ン ト 分 野 ) セキュリティなどエネルギーに関わる多様な要因を考慮して,以下 教 授 中田 俊彦 の教育と研究を進めている。 ・空間情報を利用した地域エネルギーシステムのデザイン ・低炭素社会に向けたエネルギーシステムの中長期設計 ・木質等バイオマス利活用システムの地域デザインと環境マネジメン ト - 61 - 講 座 又 は 研 究 所 等 (専門分野又は研究部門等) 先 端 社 会 工 学 講 座 (先端社会エネルギーシステム分野) 先 端 社 会 工 学 講 座 (リスク評価・管理学分野) 先 端 社 会 工 学 講 座 (交通社会マネジメント分野) 先 端 社 会 工 学 講 座 (情報通信社会工学分野) 教 教 員 授 中村 名 研 健二 究 テ ー マ 本分野では,人間社会と自然環境が調和した持続可能社会の実現 を目指し,電気エネルギーの発生から,輸送,変換,利用に至るシ ステムを支える先進的な電気機器の開発と,これらを様々な規模や 用途に応じて高度に組み合わせた電気エネルギー応用システムの構 築に資する教育と研究を行う。 ・ モータ,発電機の高性能化に関する研究 ・ 高性能磁気ギヤに関する研究 ・ 洋上風力発電用直流送電システムに関する研究 ・ 可変インダクタを用いた電力系統の電圧安定化に関する研究 ・ インホイールダイレクトドライブ電気自動車に関する研究 授 高橋 信 准教授 狩川 大輔 本分野では,リスク概念に基づくシステム信頼性向上を中心に置 き,大規模システムの安全性向上に関する研究を行う。本研究室で は特にシステムと人間の協調に主眼を置き,ヒューマンファクタに 関連した多面的な研究を行っている。更に,リスク概念の社会的受 容性の向上を目指した対話活動に関する研究も行っている。 ・航空システムの安全性向上に関する研究(管制システムのヒュ ーマンファクタに関する研究) ・脳機能イメージングによるヒューマンインタフェース評価 ・科学技術コミュニケーションに関する研究 剛志 地球環境問題への懸念や産業構造の変化は,新たな交通パラダイ ムの転換を求めている。本分野では,航空機,鉄道,自動車,船舶 など交通機械を要素とする交通システムを対象として,そのシステ ムの設計,性能評価,マネジメント手法を教育,研究する。とくに, 以下に示す交通市場を対象とした数理モデルを開発して,次世代の 低炭素交通システムをデザインする手法の構築に重点を置く。 ・持続可能な交通システムのための動的な料金制度 ・電力取引市場における双方向入札メカニズム 教 准教授 准教授 長江 片桐 崇史 本分野では,情報基盤技術の高度化を目指し,新世代の光情報通 信技術と,それらを応用した医療診断システムに関する研究を行 う。要素技術としての特殊光ファイバ・光センサ・光機能デバイス に関する研究,およびその発展形として,光を用いた生体情報計 測・通信技術についての最先端研究の実践を通じて,自由な発想力 と課題の分析・解決能力を兼ね備えた人材を育成する。 ・フォトニック構造を有する特殊光ファイバの製作プロセスと応用 技術に関する研究 先 端 社 会 工 学 講 座 ( 知 的 財 産 分 野 ) 准教授 福川 信也 本分野では,経済学的視点から新技術の開発と普及に関す る実証研究に取り組んでいる。これまで扱った主な研究課題 は以下の通り。大学の研究が産業の研究開発に与える影響、 公設試験研究機関から中小企業への技術移転、インキュベー タにおける新企業創出と成長の規定要因、バイオスタートア ップの保有する特許が企業価値に与える影響等。 配属希望の学生は、出願前に http://sites.google.com/site/nfukugawa/を必ず参照。 備考:より詳細なことを知りたい場合は,工学研究科技術社会システム専攻事務室〔TEL(022)795-3863〕に照会のこと - 62 -
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