2016 年度 国分寺市予算報告・学習会レジメ

平成 28 年 5 月 15 日(日)
2016 年度
国分寺市予算報告・学習会レジメ
※予算学習会・資料集と併せて報告します
日本共産党・国分寺市議会議員
幸野おさむ
財政危機を脱した国分寺市政の進路が問われる
・消費税の財源は、社会保障の充実に使うことが必要 グラフ①
・下水道事業費の公債費が減少し、借金の返済費用が減少 グラフ②
・基金残高が増加し、国分寺市の財政は危機的な状況を脱する グラフ③
・2017 年度末には、国分寺駅北口再開発の清算金約 50 億円が一般会計の歳入に
・国分寺市の財政状況は、市民の要求を反映できる状況に 図①資料①
施政方針「扶助費の増大など、厳しい財政状況が続く」
市長「中山議員は財源の問題を棚上げにしている」
「財政的な面を除けば∼」
市民参加・自治基本条例が後退し、
国分寺市総合ビジョン(次期長期総合計画)がトップダウンで進められる
・市長の施政方針から「自治基本条例」の文言が消える
・国分寺市総合ビジョンの策定に、関心のある市民が参加できない事態に 図②
・相変わらず、
「財政は厳しい」からと言って、市民の要求を抑制させる 資料②
・具体的な政策を決める「実行計画」は、
「市民参加なし」で、トップダウンか 資料③
・
「まち・人・仕事総合戦略」や「公共施設等総合管理計画」も同様の手法
・市民説明会やパブリックコメントは、市民参加のアリバイづくり化
政策部長「無作為抽出で、市民参加の裾野を広げる」「市民参加の手法の違い」
認可保育所の待機児童数が 187 名に上り、保育政策の変更が急務に
・予想以上に申し込みが増加し、子ども・子育て支援事業計画の「目標引き上げ」が必要 グラフ④⑤
・市立保育所の民営化は、保育士不足の中で、待機児童の解消に逆行 図③④
・
「保育の全体計画」による、民営化のコスト削減試算はデタラメ、逆にコストは増加へ グラフ⑥
・待機児童問題の二次被害、東元町の(株)無認可保育所が、開所わずか 1 年で経営破たん
・保育料の値上げは、消費税の増税に加えてダブルパンチ 資料④
課長「計画変更も併せて考えていく」
「本当に困っている人数を分析しながら、目標を定めることも検討」
副市長「職員の削減が思い通りにいっていない」
「将来的に財政効果はある」
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平成 28 年 5 月 15 日(日)
学童保育所の狭隘状況の改善が進まないのは、国分寺市の責任
・狭隘状況は深刻、子ども・子育て支援事業計画を定めた国分寺市の対応も深刻 資料⑤
・民設民営にこだわらず、公設の増設も含め、具体的な年次計画の整備を グラフ⑦
課長「4 年生以上の受け入れは、狭隘状況を改善してから」
「(増設の)具体的計画はありません」
副市長「あくまでも民設で、公設民営も現時点では考えていない」
課長「保育所と違い、複数の手が挙がるのは非常に困難」
高齢者福祉・介護予防事業が縮小され、要介護者が急増、介護保険料も高騰
・生きがい事業・入浴事業などを削減した 2012 年度から、要介護認定者が急増 グラフ⑧⑨⑩
・高齢者保健福祉計画の実施評価を大規模にねじ曲げ、削減や未実施を正当化
・新しく始まる介護予防・日常生活支援総合事業も大問題、再び介護予防を削減
・生きがい事業や介護予防事業を充実させて、介護保険料や国保税を引き下げよう
課長「要介護、要支援状態にならないよう、高齢者施策を展開したい」「送迎の問題を議論し∼」
市長「入浴事業の再開する予定はない」
公共施設は、統廃合・有料化・民営化よりも、さらに利用しやすく
・公共施設総合管理計画は「40 年間で 1370 億円もかかる」という前提条件が崩壊 資料⑥⑦⑧
・耐震化工事や、大規模改修も着実に行っており、すべての公共施設を急ぐ必要性はない
・市民一人当たりの公共施設の面積は、全国平均に比べても著しく少ない 資料⑨
・地域福祉の要が「公共施設」
、市の責任で「身近で」「気軽に」利用できる条件を
市長「修繕、建て替え、複合化は避けて通れない」
「PPPや広域合併を含め、公共施設のマネジメントをやっていく」
国分寺まつりでの、市民団体への差別を早急に解決せよ
・都立武蔵国分寺公園の「占用許可」は「実行委員会」ではなく「国分寺市」に許可されていた 図⑤
・国分寺市は地方自治法や自治基本条例の立場で、市民団体への差別是正を 図⑥
課長「ご意見は実行委員会に伝える」と答弁できなくなり、
「公園の占用について、今後市で行うのか、実行委員会なのか、東京都と話しをしていく」
その他
・障がい者差別解消法の具体化や、子どもの貧困対策を
・西国分寺駅の北口は大型再開発でなく、道路と駅前広場の整備のみに
・まちづくりは、生活道路の改善、ぶんバスの拡充、バリアフリーの基本構想、西国分寺駅東口開設、
恋ヶ窪駅の東口開設、駐輪場の増設等、生活者・交通弱者視点での「バリアフリーのまちづくり」を
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