水銀に関する水俣条約政府間交渉委員会第 7 回会合を開催

ニュースコンテナー記事 No.1
■ 発行 2016.5.10
水銀に関する水俣条約政府間交渉委員会第 7 回会合を開催
水銀に関する水俣条約の発効に向けた準備作業として、3 月 10 日から 15 日までヨルダンにおい
て、同条約の政府間交渉委員会第 7 回会合(INC7)が開催されました。
本会合では、締約国会議第 1 回会合において採択されるべき貿易手続に関する手引等について議
論が行われました。
概要は以下の通りです。
(1) 会合では、平成 25 年 10 月に熊本県水俣市及び熊本市にて開催された水俣条約外交会議で
採択された決議に基づいて議題が設定されました。
①技術的事項、②財政事項、③規則・法的事項及び④報告・有効性評価について、本会合、コンタクト
グループ等において議論が行われました。
(2) 技術的事項については、条約に基づく手引の策定等に係る議論が下記のように行われました。
<水銀の供給と国際貿易(水俣条約第 3 条関係)>
・ 水銀の輸出入に関し、輸入国の事前の同意に係るフォーマットの使用方法などを示す手引を COP1
での採択を前提に仮採択しました。
・ 50 トンを超える量の水銀又は水銀化合物の個別の在庫および年間 10 トンを超える量の在庫を発
生させる水銀の供給源を特定する方法等に係る手引を、COP1 での採択を前提に仮採択しました。
<水銀の排出(水俣条約第 8 条関係)>
・ 水銀の大気排出に関する BAT/BEP の手引に関し、一部の国から手引の位置付けに関する懸念が示
され、手引と条約上の義務の差異を明確化するための修正を行った上で、暫定版として採択されま
した。
<暫定的保管(水俣条約第 10 条関係)>
・ 環境上適正な暫定的保管に関し、指針策定に当たってのロードマップが採択されました。
今後は、各国等が推薦する専門家の協力を得つつ、条約暫定事務局が指針案を作成することにな
ります。
当社では、水銀、カドミウム、鉛など有害金属の製品や環境分析において実績があります。お気軽
にお問い合わせください。
資料
平成 28 年 3 月 17 日付
環境省、経済産業省報道発表資料
分析技術箇所
竹下尚長
“水道法水質基準全項目”等においても ISO/IEC 17025 の試験所認定を取得!
〒336 -0015 さいたま市南区大字太田窪 2051 番地 2
TEL.048-887-2590
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この度、当社では“水道法水質基準全項目(51 項目)及びサンプリングについて、
試験所の国際規格(ISO/IEC 17025)の認定範囲拡大が認定機関である JAB に承認
されました。これにより、当社の認定取得範囲が今までの化学試験、放射能・放射線
試験に食品試験が追加となりました。