「臭気指数及び臭気排出強度の算定方法」の一部を 改正

ニュースコンテナー記事 No.5
■ 発行 2016.6.10
「臭気指数及び臭気排出強度の算定方法」の一部を
改正する案に対する意見の募集
環境省は、悪臭防止法における「臭気指数及び臭気排出強度の算定の方法」
(平成 7 年 9 月環境庁
告示第 63 号)の一部を改正する案について、広く国民の皆様からご意見をお聞きするため、平成 28
年 5 月 19 日(木)から 6 月 18 日(土)までの間、意見の募集(パブリックコメント)を行います。
[改正の主旨]
悪臭防止法施行規則第 1 条の臭気指数及び同規則第 6 条の 2 の臭気排出強度の算定の方法について
定めた告示について、測定精度の向上等を図るため、改正を行うものです。
[改正の主な内容]
(1)パネルの選定試験
・5 枚のにおい紙に無臭の流動パラフィン(3 枚)及び基準臭液(2 枚)を浸す順番を特定しない
こととする。
・5 種類の基準臭液のうち 1 種類のみ間違えた場合は、間違えた基準臭液について 2 度再検査を行
い 2 度とも正しく回答した者を合格とする。
(2)装置及び器具
・におい袋の試料導入口について、現行のガラス管に加え、新素材が開発された際の汎用性も踏ま
え、無臭性のもので臭気の吸着及び透過が少なく、におい袋のフィルムと同じ定性的な条件を満
たす材質のものについても使用可能とする。
(3)測定の方法
・排出口試料及び排出水試料に対するにおい袋(フラスコ)選定操作において、「付臭におい袋(付
臭フラスコ)を選定することが不能」という場合を削除し、いずれかの付臭におい(付臭フラス
コ)を必ず回答することに改める。また、環境試料の判定試験において、「付臭におい袋を選定
することが不能である場合にあっては 0.33 を与え」を削除する。
・判定試験時の排出水試料の調整において、試料水からの過剰なにおいの発散を抑えるため、先に
フラスコに無臭水を入れた後、試料水を注入する手順とする。
・環境試料の臭気指数算出式について、電卓を用いた場合と表計算ソフトなどを用いた場合とで数
値が一致しないことがあるため、計算手法によらず算出結果を一致させるため、
Y=10logM+10×(r1―0.58)/(r1―r0) に改める。
・臭気指数2号基準を算出する際の臭気排出強度の有効桁数を2桁とする。
・嗅覚測定法における、臭気指数及び臭気排出強度の算出において、精度管理に努めなければなら
ないこととする。
当社では、臭気指数などの悪臭の分析においても実績があります。お気軽にお問い合わせください。
資料
平成 28 年 5 月 19 日付
環境省報道発表資料
分析技術箇所
佐藤亮平
“水道法水質基準全項目”等においても ISO/IEC 17025 の試験所認定を取得!
〒336 -0015 さいたま市南区大字太田窪 2051 番地 2
TEL.048-887-2590
FAX.048-886-2817
URL:www.knights.co.jp
この度、当社では“水道法水質基準全項目(51 項目)及びサンプリングについて、
試験所の国際規格(ISO/IEC 17025)の認定範囲拡大が認定機関である JAB に承認
されました。これにより、当社の認定取得範囲が今までの化学試験、放射能・放射線
試験に食品試験が追加となりました。