三原市通所型介護予防事業はつらつ教室業務委託仕様書 1 目的 基本チェックリスト(げんき確認シート)により,二次予防事業の対象者となった者に対し,運動 機能の向上・低栄養改善・口腔機能の向上に関する集団指導により,生活機能が改善され,自分らし い自立した生活の維持・実現及び要支援・要介護状態の予防を行うことを目的とする。 2 対象者及び定員 三原市に住所を有する65歳以上の者で,基本チェックリスト(げんき確認シート)により,二次 予防事業の対象者となった者に対し地域包括支援センターによる介護予防マネジメントによって,介 護予防事業の参加が適当とされ,参加希望のある者とする。 1会場あたりの定員は20名とする。ただし,定員に空きがある場合,介護予防に関心のある一次 予防事業の対象者も参加可能とする。 3 実施期間・回数・時間等 (1)実施期間は1会場概ね4か月とする。 (2)実施回数は1地域10回とし,年間3地域を市内地域のコミュニティセンターや保健福祉セン ター等で実施する。 (3)1回の所要時間は、送迎時間を除き概ね2時間程度とする。 (4)実施日程は,原則として平成28年9月中旬から平成28年12月まで(各会場10回実施終 了まで)とする。 (5)実施地域は別表1のとおりとする。 (6)地域包括支援センターの対象地域は別表2のとおりとする。 (7)会場借り上げは,市高齢者福祉課で行う。 (8)送迎は,行わない。 4 業務内容 三原市通所型介護予防事業はつらつ教室実施要領に基づき,介護予防のための運動器の機能向上を 図る観点からストレッチ,筋力維持向上運動,有酸素運動,簡易な器具を用いた運動等の実施,北部 地域においては,コンパストレーニングマシンを利用した運動の実施,低栄養改善の観点から栄養相 談や栄養教育等の実施,及び口腔機能の向上を図る観点から口腔清掃の指導,摂食・嚥下機能に関す る機能訓練の実施を柱とし,閉じこもり,認知及びうつ予防に関する支援,並びに活動的な生活を送 るための社会資源等の情報提供を集団指導で実施する。 メインとなるプログラムは次のとおりとする。 【東部・南部・中央・西部・北部地域】 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目 7回目 8回目 9回目 10回目 運動機能 運動機 運動機 運動機 運動機 運動機 運動機 運動機 運動機 運動機能 評価 能 能 能 能 能 能 能 能 評価 口腔機 栄養改 口腔機 栄養改 能 善 能 善 (1) 実施調整 事業の利用予定者については,市高齢者福祉課で確定し,受託機関に連絡する。事業所は利用予 定者に順次,開始日時や送迎時間等を連絡調整する。 (2) 事前アセスメント 地域包括支援センターが作成した利用者基本情報・基本チェックリスト・介護予防ケアプラン等 から,参加者の心身の状態を把握し,事前アセスメントを行う。アセスメントの実施にあたっては, 機能評価票,広島県統一評価項目等を行う。また,必要に応じて主治医や地域包括支援センター等 と連携する。 (3) 個別サービス計画の作成 事前アセスメントの結果等を踏まえて,生活機能向上のための改善目標を本人と一緒に考え,家 庭や地域でできる自発的な取り組み内容を記載した個別サービス計画を本人と一緒に作成する。 (4) プログラムの実施 実施期間は,概ね4か月間(全10回)実施する。プログラム内容は,介護予防のための簡単な 運動,適正な栄養確保の方法,口腔機能の向上のためのセルフケア方法を柱とし,閉じこもり・認 知症・うつ予防に関する支援や社会資源の情報提供等をプログラムに盛り込む。また,参加者が教 室終了後も継続して介護予防が行えるようなプログラムを実施するよう配慮する。 (5) 事後アセスメント 事業終了後,目標の達成と客観的な心身機能・生活機能の向上の状態を評価するため,事後アセ スメントとして,基本チェックリストおよび広島県統一評価項目等を行う。 5 従事者 保健師,看護職員,理学療法士,健康運動指導士,管理栄養士,栄養士,歯科衛生士等高齢者の 特性や介護予防に関する知識をよく理解した職員を配置すること。 1回あたりの必要な従事者は2名以上とし,次のことに留意すること。 (1) 運動機能向上プログラムは,健康運動指導士が立案すること。 (2) 運動の実技を行う際は,健康運動指導士または健康運動実践指導者とリスク管理を担当する 看護職員または保健師を1名以上配置すること。 (3) 栄養のテーマの際は,管理栄養士または栄養士を 1 名以上配置すること。 (4) 口腔のテーマの際は,歯科衛生士を 1 名以上配置すること 6 事業実施の手順 次の手順に従い,○を付した機関が実施するものとする。 事業内容 実施機関 三原市 1対象者の抽出 基本チェックリストの送付・回収により, 二次予防事業の対象者を抽出する。 2 対象者へ の広 二次予防事業の対象者へ個別通知する。 報 ○ ○ 包括支援 委託 センター 事業者 3 対象者の 実態 二次予防事業の対象者へ面談・電話等によ 調査 り実態調査をする。事業参加を促し,申請 ○ 書に記入してもらう。 市へ申請書を提出する。 4 事業参加 者の 市は事業参加決定を行い,対象者及び包括 集約 へ決定通知を行う。 ○ 5 介護予防 計画 事業参加希望者の介護予防サービス計画等 の立案 ○ を作成する。 6 事業参加 者の 事業参加者の名簿を作成し,事業者へ連絡 連絡 する。 7事業の実施 事業参加者へ教室の案内通知をする。 毎回,実施日前日までに参加者へ電話連絡 ○ ○ をする。 事前アセスメントを実施する。(二次予防 事業の対象者のみ) ・事前アセスメントには,広島県統一評価 項目等を実施する。 ・事前アセスメントの結果をふまえ,生活 ○ 機能拡大のための改善目標を本人と一緒に 考え,個別サービス計画を本人と一緒に作 成する。 プログラムの実施 ・内容はセルフケア方法をベースとし,在 宅においても継続して介護予防の実践に取 ○ り組むことのできるメニューを盛り込むこ と。 事後アセスメント ・最終回には基本チェックリスト,広島県 ○ 統一評価項目等を実施する。 報告書の提出 1会場終了後,20日以内に市が定める様 式により,事前アセスメント,事後アセス メントの結果をまとめ,対象者の状況(目 標の達成,生活機能の変化等)を市に提出 する。 報告書に,各会場でプログラムを実施し ている写真を添付する。 7 利用者負担 利用者負担は,無料とする。 ○ 8 物品の使用について 事業実施に必要な物品は委託事業者がそろえること。 9 関係機関との連携 市高齢者福祉課及び地域包括支援センター等との連携を密にすること。 10安全管理体制 委託事業を安全に実施するために,事故発生時の対応を含めた安全管理マニュアルを整備するこ と。また,実施にあたっては,看護職員等の医療従事者を配置し,有事に際して速やかに対応でき る体制を整えること。なお,事故等が発生した場合は直ちに市高齢者福祉課に報告すること。 11損害賠償 委託業務の実施に際して発生した一切の事故については,その損害を賠償すること。 12書類の整備 受託機関は,事業を遂行するに当たり,必要な書類を整備し,委託業務の終了後 5 年間保存する こと。 別表1 日常生活圏域 会場 送迎 実施回数 担当包括 東部 東 部 三原市市民福祉会館 なし 10回 南部 中央 西 部 本郷生涯学習センター なし 10回 西部 北 部 大和保健福祉センター なし 10回 北部 別表2 地域包括支援センター(高齢者相談センター)における対象地域 高齢者相談センター 高齢者相談センター ど り ぃ む (三原市東部地域 包括支援センター) 地 域 東町1~3丁目、館町1~2丁目、本町1~3丁目、港町1~3丁目、 西町1~2丁目、宮沖1~5丁目、円一町1~5丁目、 中之町1~9丁目、中之町南、駒ヶ原町、深町 高齢者相談センター 旭町1~2丁目、古浜1~3丁目、城町1~3丁目、糸崎1~8丁目、 三 糸崎南1~2丁目、木原1~6丁目、須波1~2丁目、 恵 苑 (三原市南部地域 須波西1~2丁目、須波ハイツ1~4丁目、 包括支援センター) 幸崎久和喜、幸崎能地1~7丁目、幸崎渡瀬、鷺浦町 高齢者相談センター 宮浦1~6丁目、皆実1~6丁目、西宮1~2丁目、西野1~5丁目、 三原市医師会 (三原市中央地域 頼兼1~2丁目、大畑町、明神1~5丁目、田野浦町、 田野浦1~3丁目、青葉台、沖浦町、登町、宗郷1~5丁目、 包括支援センター) 和田1~3丁目、和田沖町、貝野町 高齢者相談センター 小坂町、長谷1~5丁目、沼田1~3丁目、新倉1~3丁目、 大 空 (三原市西部地域 沼田東町、小泉町、沼田西町、高坂町、本郷町、本郷南1~7丁目、 本郷北1~4丁目、下北方1~2丁目、南方1~3丁目 包括支援センター) 高齢者相談センター は ー も に ー (三原市北部地域 包括支援センター) 八幡町、久井町、大和町
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