第 5 号(57)

2016年5月10日
社会福祉法人桑の実福祉会
第 5 号(57)
発行者 : 園 長
早田 勝彦
長い方ですと10日間にも及ぶ今年の GW でしたが、有意義に過ごされたことと思います。
天候が安定しないこともあり、連休後の登園の様子が心配されましたが、大きな混乱もなく
園生活に入る子どもたちを見ていて、安心しております。そして、連休中の無事故に感謝申し
上げます。
しかし、本日10日(火)はなぜか、朝泣いているお子さんが多かったようです。普段泣かな
いお子さんも何人か泣いておりました。原因として考えられるのは、「今日の雨か?」くらい
しか思い浮かばないのですが、連休後、心や体調がまだまだ安定していないということなのだ
ろうと思います。注意深く子どもたちの心と体調を見ながら保育を進めなければならないなあ
と確認しています。
特に、これからは初夏を迎え、外遊びの機会も多くなりますが、その分体調管理には気をつ
けなくてはいけなくなります。玄関にあるそれぞれの組のホワイトボードにはその日の活動の
状況や連絡事項などが書かれてありますので、毎日確認をお願いいたします。
厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体
で考えることを目的に、以下のような趣旨の下に児童福祉週間を定めています。
<
趣
旨
>
子どもたちが健やかに育つこと、これは社会の宝である子どもたちに対する国民全体の
願いであり、すべての子どもが家庭や地域において、豊かな愛情に包まれながら、夢と希
望をもって未来の担い手として、個性豊かに、たくましく育っていけるような環境・社会
をつくっていくことが重要です。
このため、政府では、すべての子どもと子育てを大切にする取り組みを進めています。
また、こうした社会づくりを大人任せにするのではなく、どのような社会が理想なのか、
子どもたちの一人一人がそれぞれの意志で新しい未来を築いて行こうとする取り組みを進
めていくこと、そして、それを応援する環境を整備していくことも求められています。
こうした中、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目
的に、毎年5月5日の「こどもの日」から1週間を「児童福祉週間(5月5日~5月11
日)」と定めて、児童福祉の理念の普及・啓発のための各種行事を行っております。
本年度の標語は
『 その笑顔
未来を照らす
道しるべ
』
です。
本年度の標語は、全国から 4,751 作品の応募があり、選ばれたのは、福島県の13歳の中学
生、増戸 遥 〔ましと はるか〕さん の作品だそうです。
選ばれた標語が同じ福島県の人ということでなんとなくうれしいのですが、残念なことに、
本日のニュースでは、同じ福島県で、ライターで子どもの顔を焼いたというなんとも痛ましい
事件が報じられていました。理由というか、言い訳というか「しつけのつもりで・・・」とい
ういつもと同じ言葉も報じられています。
「しつけ」が暴言、暴力、虐待につながることが繰り返し起きていますが、子どもの笑顔を
見て、心癒やされることも多いはずです。そして、その笑顔が、子ども自身の夢や希望につな
がり、その実現を目ざして安心して努力していける環境を作っていくのが大人の役割であるよ
うに思います。