豊中市議会議員喜多正顕議会報告 去る 3 月定例本会議において、自民新風会議員団を代表して質問を行いました。 会派の総意として 23 項目の質問をいたしましたが、いくつか紹介します。 まず南部庄内地域の活性化を目指して取り組まれている南部コラボセンター構想の 実現化に向けてでありますが、予算案において長年地域住民と共に進めてきた取り組みの考え方と 方向性が異なると思われるものが出されてきたため、質問においてその点を正し、決して地域の住 民の意向と異なる方向のものには進めないと言う答弁を受けました。 また防犯カメラの設置について予算案に出されましたが、これについては自民新風会がその必要 性について訴え続けてきたもので、ようやく実現することとなりました。プライバシーを配慮する と共に、地域の防犯のための人的ネットワークの構築にも尽力されるように合わせて防犯対策の相 談窓口の創出について要望いたしました。 学校教育では道徳の教科化による授業が平成 30 年度小学校、平成 31 年度中学校において始まる ことになりますが、道徳教育は、人としてのあり方、人としての生き方、そして家庭や社会国家の 一員としてのあり方など、人間としての最低限の素養を指し示すものであり、万人が認めるような 人間としての基礎的素養を涵養するものであるとして、道徳教育の更なる充実に向けての取り組み を質するとともに要望をいたしました。 大阪国際空港の活性化について この 4 月以降運営権を取得した特定目的会社関西エアポートが、新たな活用策を打ち出してくる ことが考えられ、本市としての姿勢について質し、市としても地域と調和すると共に地域の活性化 に資するよう、ていねいな対応を図っていきたいと言う答弁を受けました。 子育て 子育て支援については子育ての向き合い方や家庭での育み方などを学ぶことが大切であると考 えるがどう取り組もうとしているのかと質し、子育て支援センターでは乳幼児の保護者を対象に、 親を学ぶプログラムなどを開催し、子供の育て方を知ったり、仲間づくりをする機会としていると の答弁がありました。 憲法平和人権については憲法は国における基本的な約束事であり、何人といえどもこれを遵守し なければならないと言うことを児童生徒によく教える事は大切である。しかし、現憲法は制定公布 から約 70 年が経過し、制定時から社会情勢が大きく変化した今日にいたっても一度も見直されて おらず、諸外国を見渡しても非常に稀(まれ)である。現実態と整合を図る意味でも見なおしすこ とがいいのかあるいは一字一句とも変えてはならないと言う意見を支持するのか、児童生徒が自由 にディベートするような学習の工夫も検討してみてはどうか、また戦争の悲惨さを伝えることは大 切であり戦争はなくさなければなりません。しかし戦争は悪だ、戦争は反対と言うだけで果たして この世から戦争が防げるのでしょうか、世界の今の実態を見れば一国だけではどうにもならないこ とは明らかです。平和を維持し、日本が戦争に巻き込まれないようにするにはどうすればいいのか といった、一歩進んだ議論を授業の中で子供たちにさせてはどうかと問題提起をいたしました。 その他高齢者障害者若者支援についてなど初めに申しました通り 23 項目の質問をいたしました。 豊中市議会会議録のホームページに近々のせられる予定であります。自民新風会議員団では市民の 皆様のお声をしっかりお聞きし、市政に反映させてまいりたいと考えております。皆様のご指導、 ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
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