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第47回日本看護学会-看護教育-学術集会 企画
2016.5.13
8月4日(木)・5日(金) 滋賀県/大津プリンスホテル
メインテーマ 今こそ、看護のチカラ~人が人生をよりよく生きるために~
湖国滋賀から発信!「未来をひらく看護教育」
メインテーマ
基調講演
8月4日(木)
10:30~11:30
未来をひらく看護教育
未来をひらく看護教育の役割とは何でしょうか。看護職に求められている「チーム力の強化」「看護職
の役割拡大」「在宅ケアの質向上と人材確保」「看護職の能力開発」の4つの柱と関連づけて講演い
ただきます。
政策として地域包括ケアシステムの構築が推進される中、「いのち・暮らし・尊厳を守り支えること」
は、時代が変化しても看護の基本です。そのことを参加者と共に確認し、本学会のスタートを切りた
いと考えています。また、少子超高齢社会の中で、看護のマンパワーの問題がクローズアップされて
います。看護教育の視点から、未来に向けて看護の質をどう保障していくかについて考える機会に
なればと思います。
坂本すが (日本看護協会会長)
座長:石橋美年子 (滋賀県看護協会会長)
特別講演
変革する時代を担う次世代専門職を育てる
8月4日(木)
保健医療福祉サービスは、さらに多様化、高度化に向かっており、看護職は自己の専門的能力の向
上はもとより、複数の専門職と協働し、対象のニーズに応じていくことが必要となってきました。他の
専門職や、ケアを受ける対象との共有認識が必要であり、コミュニケーション力が求められます。し
かし、最近の看護学生や新人看護職は、核家族化、家庭教育や学校教育の様相の変化など、多様
な背景をもっています。個性的な学生や新人看護師が自己を律することができ、社会から求められ
る看護職に育つことが課題となっています。講師は、青少年の教育、コミュニケーションなどをテーマ
に全国講演、テレビ出演されており、この機に医療ならびに福祉施設や在宅などの臨地指導者、看
護教員、皆で「変革する時代を担う次世代専門職」を育てることへの示唆を得たいと思います。
13:00~14:30
池田清彦 (早稲田大学国際教養学部教授)
座長:望月紀子 (京都橘大学看護学部教授)
シンポジウムⅠ地域包括ケアシステム時代の人材育成 8月4日(木)
14:40~16:30
未来に向かって、地域ケアの普遍的な価値を理解し、チーム力を増すことが求められ、その要となる
のは看護職である。また患者・家族のニーズを見出し、医療的なアセスメントがきちんとでき、患者・
家族の立場に立って生活の質を考えた支援ができる看護職の育成が必要である。一層、看護職の
活動の場と役割は拡大することが求められる中にあって、シンポジウムでは、「看護職の人材育成」
について、各領域の方々にご講演いただく。「地域包括ケアシステム時代」の到来に応えられる「未
来をひらくことにつながる人材育成」について、参加者がそれぞれの立場で考える機会としたいと思
います。
輿水めぐみ (滋賀医科大学医学部看護学科講師)
垰田和史 (滋賀医科大学医学部医学科准教授)
椎名美恵子 (訪問看護ステーションみけ所長)
座長:勝又浜子 (日本看護協会常任理事)
シンポジウムⅡ看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)を用いた看護実践能力育成の可能性
8月5日(金)
13:10~15:00
日本看護協会では、変化する医療提供体制に対応する看護師の育成のために、看護実践の場や看
護師の背景に関わらず、看護師に共通して求められる能力について検討し、標準化された看護師の
クリ二カルラダーの開発に取り組んでいます。平成28年度4月以降に公表予定の「看護師のクリ二カ
ルラダー」について、日本看護協会から、主旨と内容が提示され、病院、高齢者介護施設、訪問看護
ステーション等における活用の可能性について、ディスカッションを行う予定です。これにより、在宅
医療に移行する時代に、どのように看護師を育成すべきかについて方向性を見出したいと考えてい
ます。
高橋弘枝 (前独立行政法人地域医療機能推進機構本部企画経営部医療副部長(看護担当))
九里美和子 (前社会福祉法人恩賜財団済生会支部、前滋賀県済生会地域ケアセンターセンター長)
渋谷美香 (日本看護協会教育研究部部長)
座長:藤野みつ子 (前滋賀医科大学医学部附属病院副病院長)
交流集会Ⅰ
8月4日(木)
14:10~15:10
育てる側・育てられる側の双方向から臨地実習を考える
看護学生にとって、臨地実習で出会う看護師の存在は大きく、モデルとなる看護師と出会うチャンス
でもあります。このような最も看護観の醸成に影響のある重要な時期に、どのような教育的視点が必
要であるかを臨床で学生指導に関わっておられる方々のお話を聴き、育てる側の看護教育について
学びを深めることを期待します。また、指導を実際受けられた受講生代表の発表を聴き、育てる側・
育てられる側の双方向から看護教育を考える場とし、看護教育者への支援ができればと考えます。
白坂真紀 (滋賀医科大学医学部看護学科学内講師)
亀澤映美 (大津赤十字病院看護部教育師長)
常塚友紀 (国家公務員共済組合連合会舞鶴共済病院看護部副主任)
座長:小山敦代 (聖泉大学副学長・看護学部教授)
交流集会 Ⅱ
8月5日(金)
9:30~11:00
今まさに求められる医療安全教育~基礎教育から特定行為研修まで~
医療安全教育について、基礎教育から現任教育まで広くかかわる立場、特定行為研修および大学
院教育の立場、現任教育の立場から、それぞれの講師の取り組みや課題等について広く話題を提
供いただき、意見交換をする中で今後に向けて必要となる教育について考える機会としたいと思い
ます。
手島恵 (千葉大学大学院看護学研究科教授)
塚本容子 (北海道医療大学大学院看護福祉学研究科教授)
伊波早苗 (社会医療法人誠光会草津総合病院副看護部長 慢性疾患看護専門看護師)
座長:手島恵 (千葉大学大学院看護学研究科教授)
交流集会Ⅲ
8月5日(金)
11:10~12:10
新卒から育てる訪問看護師
日本は、少子超高齢化社会を迎え、地域で働く訪問看護師の確保は喫緊の課題となっている。看護
学生の中には、訪問看護師として働くことへの興味も高く、将来は訪問看護ステーションで働きたい
と希望する学生も多い。しかし、新卒で直接、訪問看護ステーションで働くための仕組みがないこと
が訪問看護師の労働力の増加を妨げています。
新卒看護学生を直接訪問看護ステーションで雇い入れることに先駆的に思考し、取り組んでいる
方々に話題提供をいただき、新卒者でも訪問看護師として働くことができる支援のあり方と、その仕
組みづくりについて実践に結び付ける意識を醸成したいと考えます。
益田恵子 (大阪滋慶学園大阪保健福祉専門学校看護学科学科長)
並木奈緒美 (山梨県看護協会ゆうき訪問看護ステーション所長)
前田和哉 (ケアプロ訪問看護ステーション東京足立区島根事業所所長・ケアプロ株式会社
在宅医療事業部部長)
座長:沼田美幸 (日本看護協会医療政策部部長)
●交通のご案内
電車/JR京都駅から大津駅まで10分。
品川(東京)から東海道新幹線京都駅経由東海道本線(琵琶湖線)大津駅まで約2時間35分。
大阪から東海道本線(新快速)で大津駅まで40分。JR大津駅から無料シャトルバスで平常時約10分。
大阪国際空港から新大阪駅(バス)経由東海道本線(琵琶湖線)大津駅まで65分。
関西国際空港から阪和線・環状線・東海道本線(特急)京都駅経由・東海道本線(琵琶湖線)大津駅まで95分。
車/名神高速道路大津I.C.から3.7km(平常時10分)。
※駐車場(有料)は台数に限りがございますので、公共交通機関をご利用ください。
バス(なぎさ公園線・有料、JR大津駅・・大津プリンスホテル)/JR大津駅から平常時約12分。