宇都宮ブランド戦略市内ＰＲ活動業務委託 第１章 １ 仕様書 総則 業務の名称 宇都宮ブランド戦略市内ＰＲ活動業務委託 ２ 業務の目的 厳しい地域間競争の中で，本市内外におけるイメージアップや他の自治体との 差別化を図り，市内外の人・企業などにアピールできる総合的な「宇都宮のイメ ージ」を確立するための情報発信やシティセールス活動など宇都宮ブランド戦略 （以下ブランド戦略という）に関する各種取組を包括的・戦略的に展開していく ことを目的とする。 ３ 業務の背景及び趣旨 ・本市ではこれまでに，市民ニーズ等を踏まえた様々な特色ある行政サービスの提供 や，「餃子」をはじめとした様々な地域資源を活用した産業活動やまちづくり活動 などを進めているところである。 ・しかしながら，少子・超高齢社会の進行をはじめ，世界経済の減速を背景とし た景気の停滞やデフレ状況の長期化など，本市を取り巻く環境は厳しい状況に ある。 ・このような中，本市が持続的に発展するまちとなるため，平成２１年４月に官民一 体とな って 取り組 むた めの推 進組 織とし て設 立され た宇 都宮ブ ラン ド推進 協議 会 が，平成２１年３月に策定された「宇都宮ブランド戦略指針」に基づき，市民から の「誇り」と「愛着」，市外からの「憧れ」の獲得を目指し，本市での暮らしの愉 しさを表現するメッセージ「住めば愉快だ 宇都宮」をキーフレーズとした，様々 なＰＲ活動やまちづくり活動に取り組んできたところである。 ・現在，市民参加型の各種事業への参加者が増加傾向を維持し，市内でのブランドメ ッセー ジや 宇都宮 ブラ ンド戦 略の 認知度 は高 まって いる ものの ，市 民の本 市へ の 「愛着」や「誇り」の獲得は十分とはいえない状況であり，市外からの本市の地域 資源の認知度や来訪意向，本市へのイメージについても，事業に取り組む前と大き く高まるような状況になっていない。 ・また， 全国的な動向として，地方創生の機運が高まっており，地方暮らしに関 心のある東京圏在住の若者が増加している状況を踏まえとともに，今年本市が 迎える市制１２０周年，LRT の着工，各大学における地域連携機運の高まりな どによって，本市の魅力の再発見や拡大，情報発信の強化が図れる機会を迎え ている。 ・このようなことから，第２期アクションプラン（25~29 年度）の目標達成に向 け， 本協議会が取り組む「宇都宮ブランド戦略」の活動が市民に自分ゴト化され ることはもとより，本市の対外的イメージの着実な向上，他自治体との差別化をも たらすものとなるよう，企画提案により，具体的な事業実施について幅広く支援を 受けるものである。 ４ 業務の期間 １ 本業務の期間は，契約締結の日から平成２９年３月３１日（金）までとする。 ５ 企画提案上限額 本業務の企画提案上限額は，下記のとおりとする。但し，消費税及び地方消費 税を含むものとする。 ５，０００，０００円 ２ 第２章 １ 共通仕様 適用の範囲 本業務の遂行にあたり，受託者は本仕様書に定める事項を遵守するものとする。 なお，本仕様書に定める事項について疑義が生じた場合，または，本仕様書に 明記なき事項であっても，本業務遂行上必要と思われる事項については，本協議 会と受託者の協議により決定するものとする。 ２ 企画提案内容 企画提案の内容は，第３章特記仕様によるものとする。 ３ 機密の保持 受託者は，本業務の遂行上知り得た事項について，第三者にもらしてはならな い。 また，業務完了後においても同様とする。 ４ 業務担当者及び業務管理 （１）受託者は，業務監督者及び業務担当者をもって，秩序正しい業務を行わせる とともに，高度な技術を要する部門については，相当の経験を有する業務担当 者を配置するものとする。 （２）業務監督者は業務全般に渡り，技術的管理を行うものとする。 （３）受託者は，常に本協議会との連絡を密にするとともに，十分な協議のもとで 業務の円滑な遂行を図るものとする。 ５ 各種会議への出席等 受託者は，本業務に係る各種会議等に関し，本協議会の求めに応じ，以下の業 務を行うものとする。 （１）会議資料の作成支援 （２）会議等への出席，プレゼンテーション等 （３）本協議会への報告 ６ 関係機関との協議 本業務の遂行上必要な関係機関等との協議については，受託者の責任において 適正に処理するとともに，その内容を遅滞なく本協議会に報告するものとする。 ７ 市内業者の育成 受託者が，本業務の一部を下請業者に発注しようとするときは，できる限り宇 都宮市内業者から選定するよう努めること。 ８ 資料の貸与 本業務の遂行上必要な資料の収集，調査等は原則として受託者が行うものとす るが，本協議会から貸与を受ける資料については，そのリストを本協議会に提出 し，業務完了とともに返却すること。 なお，業務完了前においても本協議会から返却の要求があった場合は，速やか に返却すること。 ３ ９ 提出書類 受託者は，業務の着手及び完了にあたっては，契約書に定めるもののほか，下 記の書類を提出し，本協議会の承認を受けるものとする。 （１）業務着手時 ア 業務着手届 イ 業務工程表 ウ 業務担当者届及び履歴書 エ 業務実施計画書 オ 課税事業者届出書 （２）業務完了時 ア 業務完了届 イ 成果品納品書 ウ 検査願 （３）その他業務遂行上必要とされる書類 １０ 審査 受託者は，業務完了後速やかに業務完了届を提出し，本協議会の検査を受ける ものとする。 １１ 検査及び業務の完了 （１）受託者は，審査に合格後，本仕様書に指定された成果品及び成果品納品書を 提出し，本協議会の検査を受けるものとする。 （２）受託者は，検査の承認を持って業務の完了とする。なお，成果品に不備また は不合格な点が発見された場合は，受託者は速やかにこれを訂正しなければな らない。 １２ 成果品 本業務の成果品は次のとおりとする。 （１）報告書 １０部 （２）報告書「概要版」 １０部 （３）その他関係資料 一式 （４）上記成果品に係る電子媒体（ＣＤ－ＲＯＭ等） 一式 １３ その他 （１）業務の遂行にあたり使用する関係資料及びデータ等については，可能な限り 最新のものを使用するとともに，出典・年月等を明記すること。 （２）各種資料や成果品の作成にあたっては，Microsoft Office 2010 を使用する こと。 ４ 第３章 特記仕様 企画提案の内容は以下のとおりとする。 １ 委託業務内容 宇都宮ブランド戦略の目的である市民からの愛着と誇り，市外からの憧れを獲得 するためには，市民が宇都宮ブランド戦略に参加し，自らが宇都宮を愉快に盛り上 げ，自信をもって宇都宮をＰＲし，市外在住者の本市の認知度の向上と来訪意欲が 高まっていくことが重要である。 こうしたことから，宇都宮ブランド戦略の目標を効果的に達成するために，次に 掲げる各事業について企画・運営を行うこと。 ※宇都宮ブランド戦略の目標値 （本協議会実施のアンケート調査により測定） 指 標 Ｈ２７ →→ Ｈ２９ （目標年次） 【市内】宇都宮に愛着がある人の割合 70.6％ →→ 75.0％ 【市内】宇都宮に誇りを持つ人の割合 41.4％ →→ 60.0％ 【市外】宇都宮に行ってみたい人の割合 16.0％ →→ 30.0％ （１） 知ってもらう（認知） ① ダブルプレイス専用ＷＥＢサイト「宇都宮と愉快に過ごす１００のヒト」を 活用した宇都宮の暮らしの魅力情報の発信 愉快ラボメンバーや学生等を活用し，取材者１００名を目指し，宇都宮の 暮らしの良さに関する情報の収集を行う。（４月１日現在 ５０名取材済） ・宇都宮の暮らしの魅力を伝えるために必要な人や支援事業，団体などの情 報を収集し，取材受託業者と連携をとり，情報発信をすること ・取材受託業者やＷＥＢサイト担当業者の進行を管理し，定期的な情報発信 が出来る体制づくりを行うこと。 ② Facebook「宇のコト」を活用した宇都宮の暮らしの魅力情報の発信 投稿者として「愉快ラボメンバー」や「学生」，「愉快市民」等を活用し， 宇都宮の暮らしの良さに関する情報発信の強化を行う。 ・イベントの周知情報のみの発信ではなく宇都宮の暮らしの魅力を含んだ内 容となるよう，投稿内容を確認の上，公開を行うこと。 ・投稿頻度を週３回程度できるよう投稿者を促し，定期的にバランスよく情 報発信が出来るよう，調整を行うこと。 ・一般の方からの書き込みコメントに対し，投稿者が責任をもって返信する よう促すこと。 ③ 市制１２０周年を契機として，改めて市民に本市の地域資源を知ってもらう ための，地域の魅力発見事業の実施 ・「宇都宮愉快市長事業」や「愉快ＣＭコンテスト事業」のような市全体の 地域資源を知ってもらう事業を，提案し実施を行うこと。 ・もしくは，「餃子日本一奪還計画事業」「地元プロスポーツとの連携事業」 のような個別地域資源のブラッシュアップとなる事業を，提案し実施を行う こと。 ・その際，単に地域資源の特徴をＰＲするだけではなく，その資源を取り巻 く状況等に合わせてストーリー性を持たせた，事業を提案し，実施を行うこ ５ と。 ・事業の実施にあたっては，提案事業をもとに事務局の意見を踏まえて実施 すること。 （２）好きになってもらう（信頼） ①市民シティプロモーション支援事業コーディネート業務 市民等による本市の魅力発信の自分ゴト化をより促進するため，市民・団 体・学生等による，宇都宮のイメージ・魅力を高める市民シティプロモーシ ョン支援事業をコーディネートするもの。 支援する活動等の募集・審査から，採択された活動等の発信まで支援を行 い，広く支援事業を周知するなど，事務局と協議の上，次の事業を行うこと。 【支援事業の周知及び活動提案の募集】 ・支援事業の概要を説明するリーフレット等を制作・編集し，広く周知する こと。 ・募集要項を作成すること。 ・７月までに，募集説明会を実施・運営すること。 ・募集説明会や活動等の募集を広くＰＲするための，チラシ・ポスター制作・ 印刷等，広告宣伝を行うこと。 【支援する活動等の決定における運営補助】 ・事務局に設置する選考委員会の運営を補助すること。 ・事業の遂行にあたり，事務局に随時報告，協議を行うこと。 【採択活動へのフォローアップ等】 ・採択活動の進捗管理を行うこと。 ・本事業を市内外に広く関心を高めるため，提案活動の募集の周知，提案活 動の採択，活動の進捗状況，事業報告など戦略的かつ効果的に情報発信を 行うこと。 【その他】 ・上記のほか，活動等の募集及び支援事業の運営を行うにあたり，必要な業 務を行うこと。また，より効果的な事業実施にかかるアイディアを提案す ることができる。 ・補助率や支援活動等数，助成限度額等については，事務局と協議の上決定 する。 ・助成金は事務局から提案者に対し，直接，交付する。 ・助成金総額の上限は，３００万円とする（当該金額は，本業務の企画提案 上限額には含めない）。 ②既存の市民参加型事業（愉快事業）の運営強化 愉快市民１万人登録に向けた周知の徹底や既存登録者・登録店を活用した愉 快事業等を実施し，市民参加型事業の運営強化を行う。 ・愉快市民や愉快ショップ，愉快ロゴを活用した愉快事業の実施をすること ・愉快市民１万人登録に向けた周知（4 月 1 日現在 ６，４８６人） ・愉快ショップ１３０件登録に向けた周知（４月１日現在 ・愉快ロゴ７００件登録に向けた周知（４月１日現在 ６ １１２件） ６２６件） （３）宇都宮ブランド推進協議会の運営支援 ①官民共同の推進組織である「宇都宮ブランド協議会」の運営支援 ア．宇都宮ブランド戦略を効果的に推進するため，関係団体やメディア等で 構成される宇都宮ブランド推進協議会に参加し，取組内容の検討に係る業 務を行う。 ・２回の開催を基本に，必要に応じて参加すること ・会議資料の作成をすること ・事務局と共同でプレゼンテーションすること イ．宇都宮ブランド戦略の目的を達成するために，下部組織（ブランド戦略 の実行部隊）「宇都宮愉快ラボ」を必要に応じて随時開催すること。 ・宇都宮ブランド推進協議会で出されたアイデアを具体化するための会議 とすること ・必要に応じてファシリテーターを用意すること ウ．東京圏及び市内におけるブランド戦略の展開が有機的に連動するよう定 期的に開催される連絡調整会議に参加をすること （４）平成２９年度までの展望 宇都宮ブランド戦略の計画期間である平成２９年度までに本業務の目標を着実 に達成するため，本年度の業務提案に加え，平成２９年度までの事業展開のイメ ージとスケジュールを提案すること （５）独自の提案 本業務の目的達成により効果的であると考えるものについては，（１）～（４） に記載のある事業内容に加え，企画提案上限額の範囲内で独自に提案することが できる。 ２ その他，留意事項 （１） 提案にあたっては，同時に送付している宇都宮ブランド戦略指針などの資料 を十分に理解し，本協議会におけるこれまでの宇都宮ブランド戦略に関する 取組やコンセプトを継承した提案とすること。 （２）東京圏ＰＲ活動業務受託者と連携をとり，市外への発信に協力すること。 （３）提案された事業が正式に決定した後に，速やかに具体化できる提案とするこ と。 （４）経費については，謝礼・会場設営経費・印刷製本など一切の費用を含めて見 積もること。 （ただし，第３章の（２）の①「市民シティプロモーション助成支 援事業の運営」における交付上限金額３，０００，０００円は除く） （５）事業推進にあたっての本協議会との役割分担について明らかにすること。 （６）事業推進にあたっての貴社の体制について担当者名・役職なども含め明らか にすること。 （７）成果品の著作権については，基本的に本協議会に帰属するものとする。 （８）企画提案に要する費用は，総て提案者の負担とする。 ７
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