匠シフタの使い方

自動勤務表アプリ匠
シフタの使いかた
オリエンテーション
2016.May.10 菅原システムズ
匠シフタを使う3つの方法
匠シフタを使うには、勤務シフトのルールを収めたプロジェクトファ
イルを自分用に作る、またはアレンジする必要があります。一度プロ
ジェクトファイルが完成すれば、後は殆どメンテナンスの手間はかか
りませんが、自分の仕様に合ったプロジェクトファイルを作るまでが
、ハードルが高いと思います。
そこで、匠シフタではギャラリーで様々なプロジェクトファイルを用
意して、そこからの編集で自分用にアレンジすることをお勧めしてい
ます。プロジェクトファイルを作る方法として下記の3つの方法があ
ります。このうち、ギャラリーのファイルを編集して使うのが最も簡
便だと思います。
1.ギャラリーのファイルを編集して使う
2.行制約テンプレートファイルを利用する
3.一から全て自分で書く
ギャラリーのファイルを編集して使う
さらに最も簡単なのは、名前だけを変更して済む場合です。このよ
うなジャストフィットするプロジェクトファイルが存在すればよい
のですが、そうでない場合は、リクエストするか、もしくは自分で
近いプロジェクトファイルを選んで、自分用にルールを編集する必
要があります。
匠シフタの制約
制
約
開
始
日
行制約
列
制
約
勤務シフトは、様々なルールから成って
います。各々のルールを制約と呼びます
。
制約は、左のように各スタッフに関する
行制約と各日列制約からなります。また
、実際に制約が作用する期間は、制約開
始日から制約終了日までです。
表示開始日は、前月からの勤務連続性を
保証させるために必要な期間で一般に前
月末の5日分が必要です。通常、制約が
かかるのは、制約開始日以降で制約開始
日以前は、制約はかかりません。
制約の対象は、集合演算で指定する
曜日集合
シフト集合
スタッフ集合
制約
スタッフ名の名前
だけで済まない場合は、
制約を編集することにな
ります。
どのような制約も、そ
の対象を指定する必要が
あります。一般に対象は
、左の3集合により指定
します。
各集合の指定は、中学校
で習った集合の演算によ
ります。最初は難しいか
もしれませんが、慣れれ
ば、思いを計算機に伝え
ることが楽しくなってく
るでしょう。
プロジェクトファイルの作り方
1)文書化しましょう。
自動シフトプログラムは、制約で動きます。自分の欲しい解がど
ういうものか、計算機に伝える手段は制約しかありません。制約を編
集する前段階として、脳内整理が必要になります。整理の手段として
は、「日本語で文書化する」が一番です。
2)予定なし状態では、容易に解が求まるようにしましょう。
予定なし状態では、数秒で解が求まる位になっていることが望まし
いです。予定が多ければ多いほど、解の空間は狭まり時間がかかって
きます。逆に言うと、予定なし状態では、多くは10秒以内、長くても
20秒程度内に解が求まらないと、予定あり状態では解を得るのが難し
いでしょう。
3)予定をいれて動作確認しましょう。
最終的には、予定を入れて月間の連続性の確認のため、最低2か月
は、動かして動作を確認してください。