「真田一族と加古川」 現 在 、 N H K 大 河 ド ラ マ で 人 気 を 博 し て い る 「 真 田 丸 」。 舞台は信州・甲州が主で、今回はこの加古川は縁遠いと思 っていませんか? 2年前の「軍師 官兵衛」ではあまり印象がなかったか もしれませんが、後藤又兵衛基次を覚えていらっしゃるで しょうか?歴史上では、黒田官兵衛より有名なところがあ ります。生まれは加西郡山下村(現加西市山下町)といわ むすめ れています。母は、加古川の神吉頼氏 女 と いわれています。又兵衛の妹は、加古川の 神吉城に嫁いでいます。そのことからも加 古川と縁深い人物です。黒田孝高に引き取 られて育てられます。黒田家の中で勇猛果 敢な働きぶりで、黒田二十四騎、黒田八虎 と呼ばれる存在でした。特に第二次晋州城 攻防戦では亀甲車なる装甲車を使って城壁 を 突 き 崩 し 、加 藤 清 正 配 下 の 森 本 一 久 ら と 一 番 乗 り を 競 い 、ま た 関 ヶ 原 の 戦 いの戦功により、九州に大隈城1万6千石の領地を得ることになります。 し か し 、官 兵 衛 の 息 子 黒 田 長 政 と 折 り 合 い が 悪 く 、黒 田 家 を 出 奔 、長 ら く 浪 人 の 境 遇 に 甘 ん じ る こ と に な り ま す 。そ の 後 、豊 臣 秀 頼 の 誘 い で 大 坂 城 に 入 城 し ま す 。そ の 後 、世 に い う 大 坂 冬 の 陣・夏 の 陣 が お こ り ま す 。そ の ク ラ イ マ ッ ク ス で 有 名 な 真 田 信 繁( 幸 村 )の 家 康 総 決 死 攻 撃 が 展 開 さ れ ま す 。し か し 、又 兵 衛 は 小 松 山( 大 阪 府 柏 原 市 玉 手 町 )で 信 繁 に 先 ん じ て 鬼 籍 に 旅 立 つことになります。 ぶらり加 古 川 第 38 号 平 成 28 年 10 月
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