平成２８年５月９日事業主様事務担当者様全国通信機械工業厚生年金基金代表清算人池野紀彦（公印省略）全国通信機械工業厚生年金基金解散のお知らせ平素は、当基金の事業運営につきまして、ご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。当基金は通信業界で働く皆様の老後生活の安定と福祉の向上を図ることを目的として、昭和４６年６月１日に設立されましたが、「厚生年金基金制度の見直しに関する改正法」を受けて解散いたしました。設立から約４５年という長い間、皆様方には多大なるご協力と、ご支援賜りましたこと謹んで御礼申し上げます。さて、厚生年金基金の解散の経緯は「公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法の一部を改正する法律」が平成２５年６月に成立し、その改正法が平成２６年４月１日施行されたことによります。その改正法の施行により当基金は厚生年金基金として将来存続することが大変困難な状況となり、平成２７年７月２２日開催の代議員会において解散の方針を議決し、解散認可申請に向けた事務処理を進めて参りました。厚生年金基金の解散は法第１４５条に、代議員会の議決により、厚生労働大臣の認可を受けなければならないと定められていることから、平成２８年１月２５日の代議員会において議決し認可申請を行い、平成２８年３月３１日に厚生労働大臣から解散が認可されました。解散手続きを進めるにあたり、事業主の皆様には解散同意の取りまとめ等について多大なるご尽力とご協力を賜り改めてお礼申し上げます。今後、基金は清算業務に移行いたしますが、最低責任準備金（国への返還額）の確定作業、残余財産の分配作業を行い、２年程度で清算結了する予定としており、解散結了までお手数をおかけいたしますが宜しくお願いいたします。清算業務を遂行するにあたり、関係各位に以下のとおり、ご案内を行うことといたしましたので、よろしくお願い申し上げます。 1 １. 加入員や受給者等へのご案内について（１）加入員へのご案内「全国通信機械工業厚生年金基金解散のお知らせ」（加入員へのご案内）を作成いたしました。お手数ですが、配布方お願いいたします。（２）年金受給権者（年金受給者、受給待期者）へのご案内「全国通信機械工業厚生年金基金解散のお知らせ」（年金受給者へのご案内）をご自宅へ送付いたします。参考として、年金受給者・受給待期者用へのご案内を同封いたします。２. 掛金負担について（１）代行部分に係る掛金（免除保険料：３４‰）既に本年２月分より国への納付となりました。（２）上乗せ部分に係る掛金（基本標準：１‰、基本特別：１１‰、加算標準：１０‰、加算特別：９‰）平成２８年３月分までとなります。（平成２８年５月２日納付期限）３. 清算業務について（１）代表清算人並びに清算人  清算人代表清算人池野紀彦 (前: 厚生年金基金理事長) 清算人加藤英明 (前: 厚生年金基金理事) 清算人森田育夫 (前: 厚生年金基金理事)  平成２８年１月２５日開催の第１１５回代議員会にて、厚生年金基金解散後の代表清算人並びに清算人として、理事から３名が選出されました。  基金解散後の清算業務全般に関する決定事項は、今までの基金の代議員会に代わり清算人会で審議・決定します。（２）清算事務局  事務所長は代表清算人です。  清算業務に係る事務処理は、解散前の基金事務局が対応します。  電話番号等連絡先はこれまでと同様です。 2 （３）清算業務の内容について基金解散後の清算業務の内容は以下のとおりです。  解散周知  日本年金機構への基金記録の返還  解散認可後の記録突合せ及び不一致記録の調査、補正（解散後１年半程度）  最低責任準備金額の確定、返納  未裁定者、受給待期者等の住所調査、未払い年金の解消  未収掛金の回収  未払い年金の法務局への供託  残余財産の確定  分配金の支払い手続き（解散認可後２年程度）  分配金の支払い対象者（加入員、年金受給者、受給待期者）宛手続き書類発送  未払い分配金の法務局への供託  関東信越厚生局実地監査および決算報告書の承認申請、清算結了４. 分配金の支払いについて（１）国へ最低責任準備金（国の代行給付に必要とされる給付財源）を返納した後に残余財産がある予定です。（２）解散認可日（平成２８年３月３１日）現在の分配対象者（加入員、年金受給者、受給待期者の皆様）へ分配となります。（３）会社として確定給付企業年金、確定拠出年金、中小企業退職金共済に移行する場合は、当該制度に資産移換することになります。（４）（３）の年金制度等に移行されない場合は、分配対象者個々人に一時金として支払われます。（５）分配金の確定  最低責任準備金額を国に返納し、残余財産を確定した上で、分配対象者個々人の分配額の計算を行います。  現段階で各分配金対象者の見込み額等の試算はできません。  分配時には、加入員の皆様に係る取りまとめ、他制度への移行等に係る手続きをお願いすることになります。  確定までに２年程度要する見込みです。 3 ５. 事務局からのお願い（１）解散に伴い加入員は全員資格喪失（平成２８年４月１日）となりますが届出等の手続きは必要ありません。（２）当基金は、平成２８年３月３１日に解散いたしましたが、解散後も当基金の加入員記録と被保険者記録の突合作業を行います。（３）平成２８年３月３１日までの適用書類の届けに関しては、当基金への提出が必要になります。必要な届けは以下のとおりです。  資格取得届  月額変更届  算定基礎届  賞与等支払届  資格喪失届  産前産後・育児休業届  氏名・住所等変更届  死亡喪失（４）届出漏れが突合により判明した場合  清算事務の遅れにつながり、分配金の支払いにも影響が出ることも考えられます。  解散後も加入員の氏名・住所は管理していくことになりますので、氏名・住所に変更があった場合は、年金事務所へ提出の変更届のコピーを提出してください。  退職者につきましては、個人での届けになります。氏名・住所等の変更は清算基金事務局への届出が必要な旨、周知をお願いいたします。（５）事業所の住所・名称等の変更があった場合は清算事務局にご連絡ください。【厚生年金基金解散後のお問い合わせ先】〒103-0022 東京都中央区日本橋室町 4－6－2 全国通信機械工業厚生年金基金 TEL：03(3510)2461 清算事務局 FAX：03(3510)2463 URL：http://www.tsuushin-kikin.or.jp/ お問い合わせ:平日 9 時～17 時まで 4