花組あすみ明日海りおさん現在、宝塚大劇場で上演中の花組公演『ME AND MY GIRL』は、さわやかなこの季節にピッタリの、明るくハッピーなミュージカル。2008年の月組新人公演で主人公・ビル役を演じた明日海りおさんが、今回、花組トップスターとして心も新たにこの名作に挑みまけいこす。稽古中だった4月、その心境を伺いました。今回は多彩な役替わりも魅力ですね。新人公演も含め、これだけの役替わりができるほど、今の花組は個性豊かなんだなと改めて感じますね。私は役替わりメンバーの芝居を受け止める側ですが、毎日新たな発見があって助かっています。コメディーでは特に、新鮮味が大切ですから…。もちろん、役替わりメンバーは大変だと思うので、稽 “花組らしさ”が光る『ME AND MY GIRL』に！ 8年ぶりのビル役、どう演じたいですか？前回の月組公演では、本公演でジャッキーとソフィアという娘役を演じて古にはとことん付き合います。皆が明るく稽古に取り組む姿は、本当に頼もしいですね。トップスターとなって丸2年。今の心境や目標を教えてください。大劇場の舞台の中心に立ち、空間を埋めることの難しさを痛感しています。周りの方々が常に気にかけてくださるので、まずは自分自身が明るく元いたのですが、新人公演でビル役をいただき、「今後も男役として頑張ろ気に取り組むことが大切だなと…。また、組の皆との絆が深まるほど、それう！」と改めて決意したのを覚えています。ビルは、下町育ちゆえの荒っぽが舞台の充実にもつながると思うので、下級生たちとも垣根なく話せる仲い面もありますが、実は誰にでも誠実に接する、本当に素敵な “紳士” 。ラでいたいですね。ただ、幕が上がれば周囲の空気を一変させるほどの集フな感じと誠実さとの差が大きいほど魅力的に映ると思うので、おとなし中力を誰よりも発揮できる、そんな舞台人でありたいと思っています。くまとまらずに思い切り演じたいですね。サリー役の花乃まりあは、私のアドリブにもワクワクした顔で乗ってきてくれるので、そこを舞台でもお見せできればと…。この作品らしい楽しさは残しつつ、今の花組ならではの『ME AND MY GIRL』を作り上げ、胸を張ってお届けできるよう頑張ります！明日海りおさん静岡県出身。2003年『花の宝塚風土記』で初舞台。2014年5月、花組トップスターに就任。愛称は “みりお” “さゆみし” “みりりん”。