チラシ - 日本弁護士連合会

全国冤罪事件弁護団連絡協議会第25回交流会
本交流会では強姦罪で鹿児島地方裁判所において一審有罪とされ、福岡高等裁判所宮崎支部における控訴審で逆転無罪
とされた事件を取り上げます。事件を担当した弁護人から報告を受け、刑事法研究者の視点から徳永光獨協大学法学部教
授をお招きしてご意見やアドバイスをいただく予定です。また、DNA 型鑑定につき、押田茂實日本大学名誉教授に講義し
ていただきます。弁護士・研究者等はもちろん、本交流会が冤罪に関心を持つ多くの方々の経験交流の場となるよう、多
くの皆様のご参加をお待ちしています。
本 交 流 会 の 趣 旨
本件では,鹿児島県警察科学捜査研究所では鑑定不能であるとされていたDNA型鑑定について,福岡高
裁宮崎支部は,押田茂實日本大学名誉教授に再鑑定を命じ,被告人とは全く別人のDNA型が検出された。
DNA型鑑定は,無実の被告人を救済する道具となりうると同時に,もし鑑定資料に作為が加えられれば,
無実の被告人を冤罪に陥れる最大の脅威にもなりかねない。
鑑定資料の保存,複数の鑑定機関で鑑定を行えること,再鑑定を受ける権利の保障等,本件には今後の被
告人の人権保障のために考えるべきテーマが凝縮されている。弁護団からの報告を踏まえて,DNA型鑑定
に多数関わってきた押田教授の体験から浮かび上がる背景的な大きな問題について,鑑定資料の保存等につ
いて考察を加えてきた徳永教授の御意見を踏まえつつ,出来るだけ広い視野から問題の所在と解決方法を考
えたい。
日
会
時 2016 年 6 月 22 日(水)
13:00~17:00(12:45 開場予定)
場 弁護士会館2階 講堂「クレオ」BC
参加費無料
事前申込不要
TV会議中継での参加を希望される会員は,所属弁護士会にご連絡ください。
なお,当日の質疑応答は東京会場のみとなります。
報告者 伊藤
野平
西田
押田
徳永
主
催
参加対象
俊介
康博
隆二
茂實
光
弁護士(鹿児島県弁護士会)
弁護士(鹿児島県弁護士会)
弁護士(宮崎県弁護士会)
日本大学名誉教授
独協大学教授(刑事法)
日本弁護士連合会
会員・研究者・マスコミ・一般
※当連合会では,本交流会の内容を記録し,また,成果普及に利用するため,会場での写真・映像撮影及び録音を行っております。撮影した写真・映像
及び録音した内容は,当連合会の会員向けの書籍のほか,当連合会のホームページ,パンフレット,一般向けの書籍等にも使用させていただくことがあ
ります。また,報道機関による取材が行われる場合,撮影された映像・画像はテレビ,新聞等の各種媒体において利用されることがあります。撮影をさ
れたくない方は,当日,担当者にお申し出ください。
お問い合わせ:日本弁護士連合会人権部人権第一課 TEL03-3580-9504