オープニングフェスプログラム

Day
知床自然センターオープニングフェス
バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル
5/7
PROGRAM
■バンフ・マウンテン・フィルムフェスティバル in 知床
Title
Sun Dog USA 5分
ARCTIC SWELL Surfing the Ends of the Earth
USA 8分
Delta Dawn
USA 16分
SensoryOverload
USA 8分
Forgotten Dirt
カナダ 10分
The Last Great Climb TOUR EDIT
UK 26分
Sculpted in Time:
The Wise Man
カナダ 5分
1
14:30~16:00 (14:00 開場)
Introduction
アルゼンチン、Bariloche(バリローチェ)を見渡す山頂にその場所はある。猛威を振るう風から守
られた唯一の場所であり、見渡す限りのパウダースノーに覆われている。登場するのは、スキー
ヤーのサンティアゴ・グスマンと彼の愛犬コンガ。彼の滑りとその後を追うコンガの姿が、美しい
雪山と柔らかな太陽の光に溶け込み、2人の揺るがない絆と、この上ない喜びに溢れたフィルム。
サーフィンフォトグラファーのクリス・バーカードは、極寒のサーファーをカメラで捉えることが好き
だ。世界でも最も過酷であろう北極圏の氷点下の海に挑むサーファーたち。厚く垂れ込めた雲に
薄い光が差し込む。しかし、そんな厳しい環境のなかに、素晴らしい波が待っている。その写真
は、サーファーと海が一体となり、神々しくさえ感じさせる。
コロラド川は600万年の間、その流れを海へと注ぎ続けていた。しかし、約20年前ごろ、その流れ
が途絶えてしまった。再び海へと注ぎ込むことはないと思われた乾いた川に、恵の水が戻ってき
た。一時的にダムの水が解放されたのだ。コロラド川は再び、海へとつながることができるの
か?監督でもありナショナルジオグラフィックのカメラマンのピートが、その行く末を見極める。
盲目の主人公のエリック・ヴァイエンマイヤーがリバーカヤックに挑戦する。今まで挑戦してきた
他のスポーツと比べ、カヤックはものすごい恐怖だと彼は言う。カヤックは雪崩に乗っているよう
な感覚で、水がぶつかりあう音ですべてがかき消される。目の前にある絶えず変わり続ける川に
漕ぎ出し、轟音を突き進む。フィルムの冒頭が彼の世界の困難さを想像させる。
マウンテンバイクのトレイルは世界中で開拓されている。しかし、まだマウンテンバイクで通られ
ていない、未踏の地がある。それがシルクロードだ。旅の始まりはアフガニスタンへの入国から。
道なき道を行き、凍てつく川を渡り、雪の中を突き進む。数千年の時を超えて受け継がれてきた
文化、そしてトレイル。新たなマウンテンバイクの旅が始まる。
南極の クイーン・モード・ランド(ドローニング・モード・ランド)の見事な山で繰り広げられる山岳
フィルム。世界で技術的にも環境的にも最も過酷な山、ウルヴェタナ。レオ・ホールディング、
ショーン・“スタンリー”・レアリー、ジェイソン・ピクルスが、この未登頂のピーク (2931m)を目指す。
彼らが山に求めているものとは・・・。
エディー・ハンターは88歳。バンフ初のスキーリゾートである Mt. Norquayで80年以上滑り続けて
きた、レジェンド的存在だ。フィルムでは、Mt. Norquayの生き字引ともいえるエディーの目を通し
て、過去と現在を映し出す。 Mt. Norquayが彼の人生に与えてくれたものは計り知れないものが
ある。そして、この情熱を世代を超えて伝えていくために、彼は今も滑り続けている。
■新谷 暁生氏 トークイベント (無料イベント)
16:30~18:00 (16:00開場)
『知床 -海と山と-』
【プロフィール】
1947年札幌生まれ。厳冬期の大雪山系、ネパール、パキスタン
などの山を登る。1990年代にシーカヤックに出会い、その後ア
リューシャン列島など世界の海をめぐる。毎年開催されている知
床半島でのシーカヤックツアー「知床エクスペディション」は2016
年で28年目を迎える。
Day
知床自然センターオープニングフェス
バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル
5/8
PROGRAM
■バンフ・マウンテン・フィルムフェスティバル in 知床
Title
Split of a Second
スウェーデン 8分
Into the Mind TOUR EDIT
カナダ 12分
Just Keep Running
ニュージーランド 10分
Streams of Consequence
USA 17分
Vasu Sojitra
Out On a Limb
USA 7分
35
USA 5分
North of the Sun
ノルウェー 46分
2
14:30~16:30 (14:00 開場)
Introduction
ベースジャンプに出会い彼の人生は大きく変革した。山肌すれすれをロケットのように高速で飛
ぶ エスペン。その姿は人が空を飛ぶ夢を実現したかのようだ。とはいえ、飛んでいる瞬間は
99.9%の膨大な準備に比べればほんのわずかな時間に過ぎない。過去でも未来でもない、今こ
の瞬間に生きる。そんなエスペンの人生観が描かれたフィルム。
最前線のアスリートたちによる見事なシーンと衝撃の映像美。夢と現実が混じり合う曖昧な境
界線の深淵を描き、壮大な山に挑むひとりのスキーヤーの精神世界へと観る者を誘う。危険と
喜びのバランス。我々はなぜ挑戦するのか。息を呑むロケーションを背景にスキーヤーの心の
深層に迫る。
ルビー・ミュアは、今、世界で最も有望視されているトレイルランナーだ。ニュージーランドの大
自然に包まれた場所で育った彼女は、自然を畏れず、自然の中の一部であるように軽快に走
る。そんな彼女だが、実は深い喪失感を内に抱えている。彼女はなぜ走り続けるのか?彼女
の美しい走りと笑顔の裏に隠された心の葛藤とは?
世界最後の自然環境保護区であるチリのパタゴニア。今、この地にある川が大規模ダムの脅
威にさらされている。世界でも稀にみる原始のままの姿を残す壮大な2つの川が脅かされようと
しているのだ。グリーンエネルギーでもチリの国民を十分に賄えるエネルギーが創出できるは
ず。この問題にカメラマンのジェームズ・"Q"・マーティンと生物学者のクリス・カサールが立ち上
がった。はたしてチリ人が出した答えは?
バス・ソジトラは、生まれて9カ月で右足を失った。しかし、彼は、右足を切断したことを、人生に
おける単なるしゃっくりであるとして、全く意に介していない。その言葉通り、スキーと出会った
彼は、自力で山のピークへ登り、崖のような斜面を滑り降り、バックカントリーも華麗に滑る。人
間の心の在り方を考えさせてくれるフィルム。
主人公のダムは人生の35年目を迎える誕生日を祝うために、一日で35のルートに挑戦するこ
とを決めた。ダムは自分の夢ややりたいことに素直に生きてきた。そして、いまその全ての事に
感謝をしている。喜びを得るためには何かしらの犠牲が必要なのだろうか?いや、ただ行動を
するだけだ。夢に向かって行動をするだけだ。
大西洋に面した誰も近寄らない僻地の海岸。インゲ・ウェッゲとヨーン・ラヌム は、そこで北欧の
長い冬を2人だけで誰にも気兼ねなくサーフィンをして過ごすことに決めた。極寒の9カ月に及ぶ
滞在の中で、ビーチに流れ着いた廃材やゴミを利用して小屋を作り、期限切れの食糧を手に入
れて生活する。貧しく困難な生活ながらも、2人はいつも笑顔で楽しそうに過ごしていく。やがて、
長い冬が終わりをつげ、暖かな日差しが彼らの顔に降り注ぐ。