平成 27 年度学校評価報告書 評価の観点 分析(成果と課題) 達成度判断基準 重点目標 1.教師間の研究授業と生徒による授業評価を通して、授業改善を図るとともに授業力向上を目指す。 年間 3 回実施する研究授業を通して、授業改善を図る。 教務部 [努力指標] ・企画準備は各教科との連携で問題なく進行できた。 円滑に行われるように、企画準備を行う。実施教科との連 各教科会 A:確実にできた。 ・授業改善の目的を丁寧に説明し、理解を得るようにす ① 絡を確実に行い、準備を徹底させる。また、実施後の協議 [B] B:概ねできた。 る。また、事後の協議内容が授業改善に結びついてい 会を効果的に運営し、授業改善に結びつけるため、実施教 C:やや不十分だった。 るかを教科内で検証することを促す。 科との連絡を徹底する。 D:不十分だった。 ・AL型授業の実践について更なる研修を継続する。 授業の充実を図るとともに、年間授業実施率 90%以上を 教務部 [成果指標] ・各教科との連携は良好であった。事前準備が可能な教 目指す。事前に分かっている欠時による「自習」をなくす 各教科会 A:40 時間以内 科(科目)もあるが、進度や内容の状況確認が必要な ため、振替授業の徹底を図る。振替が不可能な場合は、学 B:50 時間以内 ケースが多く教科主任への負担が大きかった。 ② [A] 習課題を準備し、提出された課題に対する評価を行う。 C:60 時間以内 ・振替授業実施が厳しい講師が緊急の欠時になった際、 D:61 時間以上 どこまで行うかを判断するのが難しい。全職員に向 けて、緊急欠時の対応への理解を深める必要がある。 重点目標 2.基本的生活習慣の確立を図り、遅刻「0」を目指すとともに、「いじめ」のない明るい学校を目指す。 不注意遅刻「0」を目指すため、「時間を守る」ことに対 生徒指導部 [成果指標] ・不注意遅刻ゼロを目指し、これまで以上に教師間の共 して、担任や学年会、家庭との連携を図り、協力を依頼す 各学年会 A:0.5 人未満 通意識の理解と協力を得て取り組む必要がある。 ① る。また遅刻の状況を把握し、不注意による遅刻者に対し [A] B:1人未満 不注意による遅刻はもちろんのこと、体調不良や通 て、適切な指導を行い、皆出席者を増加させる。 C:2人未満 院での遅刻に対する対応も検討する必要がある。 D:3人以上 ルールを守らせるとともに社会的なマナー(携帯電話の 生徒指導部 [努力指標] ・携帯電話の規定に違反した者が全体で 42 名にも及ん 使用規則や服装容儀など)を身につけさせる。携帯電話に 各学年会 A:厳守できた。 だ。生徒に対してマナー講習会や HR 活動を通して指 よる有害情報の危険性や対応策、家庭における情報モラル B:概ねできた。 導の更なる徹底を図り、保護者へは情報モラルに対 教育や携帯電話の利用に関する家庭内のルールづくり、フ C:やや不十分だった。 する理解を様々な機会を通して発信していく。 ② [C] ィルタリング機能の利用の必要性などについて、学校と家 D:不十分だった。 庭が一体となってセルフコントロールできるよう指導す る。また、制服着用や頭髪のあり方について、学年団の共 通理解を求める。 学校生活における「いじめを許さない」環境づくりを目 生徒指導部 [努力指標] ・年 2 回の学校生活アンケートにより、より正確な実 指すため、学校生活アンケートのデータ活用により、早期 A:厳守できた。 態をつかむことができた。また、いじめの未然防止に ③ 発見に努める。また、「いじめを許さない」という強い認 [B] B:概ねできた。 もつながり効果的であった。 識を学校現場で徹底し、その土壌の形成に努める。 C:やや不十分だった。 ・いじめによる生徒の危険信号を見逃さない観察力と D:不十分だった。 担任と生徒の信頼関係を構築させていく。 ・新たなネットトラブルにも対応できる教師の学習と いじめに対する認識や気付きへ対応するため、面談や記 生徒指導部 [努力指標] 理解を深めさせる。 録を通して、日常の生活実態について、きめ細かい把握に 各学年会 A:十分にできた。 ・学校生活アンケートの内容を見直し検討を行う。 ④ 努める。また、学年会や担任と連携をとり、危険信号を見 [B] B:概ねできた。 逃さない的確で慎重な対応を行う。 C:やや不十分だった。 D:不十分だった。 いじめ相談コーナーを改良する。本校ホームページ上の 情報教育部 [成果指標] ・本校ホームページ上の「何でも相談室」フォームに、 いじめ相談コーナーでの相談に対して、今年度からは、返 A:十分にできた。 投稿者に返信できるアドレスを記入できる欄を作成 ⑤ 信できるシステムに変更する。そのためホームページ上に [B] B:概ねできた。 した。いじめに関する相談件数は 0 件であった。 フォームメールを設定し、入力した内容が教頭にメールで C:やや不十分だった。 送信されるような仕組みを作成する。 D:不十分だった。 生徒理解のための調査(シグマ)を 1 年次の 5 月に実施 教育相談室 [成果指標] ・調査結果を分析し問題を抱える生徒のピックアップ し、データを担任や学年会に速やかに還元する。また、相 A:丁寧にできた。 と担任への情報提供が早期に行うことができた。 ⑥ 談室だよりを月 1 回発行するとともに、出張などで得た有 [A] B:概ねできた。 ・「相談室だより」を発行し、生徒の自己調整力の醸成 意な情報を提供する。 C:やや不十分だった。 を目指してきた。7・8 月以外は発行でき、職員や生徒 D:不十分だった。 から感想を寄せられることが更なる励みに繋がる。 重点目標 3.家庭学習時間の増加を図り、国公立大学や有名私立大学への進学率の向上を目指す。 S コースでは、上位国公立大学を目指した学習活動に取 進学指導部 [成果指標] ・S コースは、各学年ともに達成率の 75%を超えてい り組ませる。 一日の家庭学習時間において、1 年生は 3 時 各学年会 全コース共通 るが考査前後での変動幅が大きい。考査後から平常 間を、2 年生は 4 時間を、3 年生は 6 時間を目標とし、模 A:75%以上 時への切り替えを素早くすることが課題である。 試分析を基に適切な学習指導を行う。 B:60%以上 ・特進コースは、徐々に確保できているが考査後の減少 特進コースでは、国公立大学への合格を視野に入れた学 C:40%以上 が目立つ。特に 2 年では文理の差が大きく文型が極 習活動に取り組ませる。1 年生は 2 時間、2 年生は 3 時間、 D:40%未満 端に少ない。 3 年生は 4 時間を目標とし、模試分析を基に適切な学習指 ・進学コースは、通常時の家庭学習がほとんど確保でき ① 導を行う。 [C] ていない。考査前にまとめて学習する形式のため、学 進学コースでは、家庭学習時間を確保させ、個々の進路 力が定着せず模試結果にも反映されている。 に対して柔軟な指導にあたる。1 年生は 1.5 時間、2 年生 ・スポーツコースは、一部上位の生徒は確保できている は 2.5 時間、3 年生は 3 時間を目標とし、少しでも上位の ものの、大多数の生徒は確保されていない。 進学先を見据えた学習への取り組みを促す。 ・低学年から進学意識を向上させる必要がある。全職員 スポーツコースでは、家庭学習時間を確保させることを による目標設定と意識改革が求められている。特に 第一に指導にあたる。1 年生は 1 時間、2 年生は 2 時間、3 部活所属の勉強しない生徒へは、部活顧問が積極的 年生は 2 時間を目標とする。 に関わっていかなければならない。 センター得点が5 割を切らないよう実戦的な学力を身に 進学指導部 [成果指標] ・1 組~3 組の得点率を平均すると 5 割を切らない生徒 つけさせるとともに、現役受験生の国公立大学合格者数 50 各教科 A:50 名以上 が 75%であった。クラスの成績概要を掲示するなど 以上を目指す。そのため、マーク模試の事後指導として、 B:40 名以上 事後指導にあたった。 振り返りの時間を確実に確保し、センター対策の早期実施 C:30 名以上 ・国公立大学への現役合格者は 21 人。 を教科と連携する。進学指導室の資料閲覧を積極的にすす D:30 名未満 ・2 年次までの学力定着率が低いため、早期にセンター ② め、希望者に対して添削指導を実施する。また、模試分析 [C] 対策をするよりも基礎力定着(教科書の復習)から取 をこまめに行い、生徒の学習活動に反映させる。 り組むべきクラスがある。 ・模試分析に関しては、教科会の協力によりほぼ 100% の取り組みができた。 ・今後は個別指導をどこまで行うか最大の課題。進路検 討会などを活用し、個別の弱点指導を継続していく。 重点目標に対する具体的取り組み 主担当 評価 -1- 大学・短大進学希望者のセンター試験出願率 80%以上を 進学指導部 目指す。そのため、進路説明会や学年集会を通じて、セン 3年学年会 ター試験の重要性を訴えかける。また、推薦入試合格者に ③ も学力維持のためにセンター試験を受験するように促す。 [成果指標] A:80%以上 B:70%以上 C:60%以上 D:60%未満 ・進学希望者 319 人に対する出願者が 202 人であった。 学年集会などでセンター試験の重要性を訴えてきた が 63%にとどまった。S・特進は全員が受験した。 [C] ・推薦入試等による早期進路決定者への対応が不十分 であった。今後求められる学力を知る意味でもセン ター受験を促していく必要がある。 重点目標 4.部活動入部率を上げるとともに、競技力の向上を図り全国大会出場を目指す。そして、学校の活性化に繋げる。 部活動・同好会の活動紹介を工夫し、生徒に興味・関心 生徒会指導部 [成果指標] ・各部活動や同好会への加入率上昇からみても、部活動 を持たせ、生徒の部活動加入率 75%以上を目指す。そのた 各部活動顧問 A:75%以上 を活性化し、それらの活動を支援することができた。 ① め、各部の活動の様子や大会結果などを全校生徒に紹介 [A] B:74%~60% ・部活動紹介では、実演紹介や映像紹介を取り入れるこ し、興味・関心を持たせる。 C:59%~40% とで、新入生に興味関心を持たせることに寄与した。 D:40%未満 ・今後は入退部のデータベース化を図っていく。 部活動顧問との連携を深め、部活動運営に関する様々な 生徒会指導部 [努力指標] ・後援会を企画することはできたが改善点も多い。今後 情報交換を行う機会を設ける。そのため、部活動の運営に 各部活動顧問 A:十分できた。 は部活動運営に関する情報交換や勉強会を企画・実 ② あたり顧問同士の勉強会や部員への講演会を企画する。激 [C] B:できた。 施していかなければならない。 励会を工夫し、全校で応援する雰囲気作りに力を注ぐ。 C:やや不十分だった。 ・激励会に関しては、野球部以外の応援スタイルが披露 D:不十分だった。 され新しい雰囲気を創出することができた。 本校ホームページ上で部活動の動画を見ることができ 情報教育部 [努力指標] ・動画サイズを小さくし本校サーバーにアップした。 るようにする。そのため、部活動の動画をビデオでとり、 A:十分できた。 試験的にテニス部で作成し、他の部活動にも提案し ③ YouTube にアップし、そのリンクを本校ホームページ上に [B] B:できた。 たが掲載希望はなかった。 貼る。 C:やや不十分だった。 ・中学生にとって興味がわき、親近感を持てるような D:不十分だった。 HP デザインの変更と編集作業を次年度も継続する。 -2-
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