PowerFLOW® Solution Forum 2016

リ ア ル ワ ー ル ド・シ ミ ュ レ ー シ ョン が 示 す 成 功 へ の 道 筋
PowerFLOW
日 時:2016年
®
Solution Forum 2016
6月10日(金)10:00∼17:40(9:30より受付開始)、17:40∼(懇親会)
場 所:東京コンファレンスセンター・品川(大ホールA)
参加費:無 料(Webサイトより事前登録) 主 催:エクサ・ジャパン株式会社 協 賛:富士通株式会社 様
ご挨 拶
平素より格別のご高配を賜り御礼申し上げます。
この度、今年で10回目となる
「PowerFLOW Solution Forum 2016」
を開催する運びとなりましたことをご案内申し上げます。
この10年間で、製品開発におけるシミュレーションの活用は年々重要な要素となってきており、より良い性能を求める上で、シミュ
レーション主導の設計開発は必要不可欠となっております。
シミュレーションにより、従来プロトタイプによるテストでしか評価を下すことができなかった空力性能、熱マネージメント、流体
騒音を予測することが可能になっただけでなく、現在では、設計後期でプロトタイプを作成するまで確信を持てなかった設計上の
不確かさを 確信 へと変えることが可能になりました。これにより、後期での設計変更により生じる多大な費用を削減するととも
に、自信を持って最良な設計を初期決定することが実現できます。
本年は、上記を踏まえた シミュレーション主導の設計 により成功へと導いた多数事例をご紹介いたします。
今年の基調講演には、弊社設立当時からのユーザー様である日産自動車様をお招きし、同社における自動車空力性能開発の今後
の方向性についてご発表いただきます。
また、ユーザー講演として、国内からはデンソー様、カルソニックカンセイ様、横浜ゴム様ならびに日立建機様、また海外からは
上海フォルクスワーゲン様をお招きし、ご講演いただきます。
エクサ・ジャパンからは、空力性能の予測技術開発について発表いたします。またエクサ・ヨーロッパからは、欧州自動車業界の
動向について紹介をさせていただきます。
ご多忙中かと存じますが、またとないこの機会に是非、デジタル設計の最先端をご覧ください。
皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。 2016年4月吉日
エクサ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 石川 和仁
■フォーラム会場
東京コンファレンスセンター・品川
(大ホールA)
〒108-0075 東京都港区港南 1-9-36 アレア品川 3F-5F
TEL:03-6717-7000 FAX:03-6717-7001
http://www.tokyo-cc.co.jp/access_shinagawa.html
交通のご案内
JR品川駅港南口(東口)より徒歩2分
(JR山手線、京浜東北線、東海道線、横須賀線、東海道新幹線等)
羽田空港から京浜急行で14分
成田空港から成田エキスプレスで直通70分
首都高速1号羽田線芝浦ランプから約2km
PowerFLOW ®
【お問合せ先】セミナー事務局[担当:有賀]
TEL:045 -319 - 4295 E-mail:[email protected]
リア ル ワ ー ル ド・シ ミュレ ー ション が 示 す 成 功 へ の 道 筋
【お申込方法】弊社HP http://www.exajapan.jp
または別紙FAX用紙より
Solution Forum 2016
プログラム
10:00
10:40
10:40
ご挨拶 & 製品アップデート
基調
講演
11:25
エクサ・ジャパン株式会社
代表取締役社長 石川 和仁
空力
自動車空力性能開発の今後の方向性について
自動車の空力性能開発は燃費規制の強化に呼応する形で主に空気抵抗
の低減を軸として行なわれてきた。又、その際に用いられるツールは風洞
または時間平均のCFDであり、どちらも(準)定常状態の流体現象を詳細
に解析する方向で発展してきた。
一方、実際の使用条件において自動車に働く空気入力は、自然風や前走
車の後流などの外乱や自車のマニューバによる入力方向の変化により非
定常なものとなっている。
このような非定常空気入力に対する流体現象に関するこれまでの研究事
例を概括し、今後の空力性能開発の望ましい方向性について考察する。
11:25∼11:40
11:40
12:10
日産自動車株式会社
15:25
PowerFLOW® による
空力性能の予測技術開発の軌跡及び、今後の方向性
大島 宗彦 様
空力
PowerFLOW® による
車両空気抵抗とリフト低減のためのタイヤ形状の検討
自動車の低燃費化の方法として、タイヤの転がり抵抗の低減とともに、空気抵抗の低減が重要である
ことから、弊社では、タイヤ周りの空気の流れを変え、自動車全体の空気抵抗を低減するタイヤの研究
を行ってきた。最近では、自動車の操縦安定性に影響を及ぼす車両リフトにも注目しており、自動車の
空気抵抗低減とリフト低減を両立するタイヤ形状について検討を行っている。PowerFLOWを用いて
様々な検討を行った結果、車両外側のタイヤサイド部の形状を工夫することにより、自動車の空力性能
を改善できる可能性が見えてきたので、その検討内容について紹介する。
エクサ・ジャパン株式会社
技術ディレクタ 成田 弘志
15:25
15:55
研究本部 児玉研究室
12:10∼13:30
13:30
14:00
勇司 様
昼 休 憩 ※ 昼食のご用意はしておりませんので、予めご了承ください
熱
ユーザー発表
建設機械開発におけるPowerFLOW® とExaCLOUD適用
近年の建設機械業界においては環境対応の規制化が加速し、排ガス対応エンジンや排ガス後処理装
置、それらに付随するセンサ等、特にヒートバランスに起因する熱問題が大きな技術テーマとなってい
る。これらを事 前に予 測 、解決し、製 品 性 能・品 質 向 上を目指 すために 、当 社では 2 012 年より
PowerFLOWを本格的に導入し効果を上げてきた。
さらに熱問題に対し短期解決とコストダウンを図るべく2015年からサービスを開始したExaCLOUD
を導入し具現化を開始した。
本報告では、これらの適用事例と効果を紹介する。
日立建機株式会社
開発・生産統括本部研究本部 実験解析評価センタ
技師 羽野
14:00
14:30
ユーザー発表
上海フォルクスワーゲンにおける
PowerFLOW® を活用したHVACシステム開発
健一 様
熱
カルソニックカンセイは、車両用コンポーネントの総合メーカーとして、空調機器、排気システム、熱交
換部品、内装部品から、電子部品にいたるまで、多岐に渡る車両用コンポーネントの開発・生産を行っ
ている。これらの開発には、机上検討、実験に加え、数値計算による精度の高い性能設計が必要であ
り、迅速で、高精度な研究開発のために、一気通貫のデジタル開発を行っている。特に、総合的な熱マ
ネジメントと、それを支える快適性の追求について、事例を交えながら紹介すると共に、将来展望につ
いて言及する。
カルソニックカンセイ株式会社
グローバルテクノロジー本部 実験技術グループ CAE・MBEグループ
(兼)実験研究センター
シニアエキスパートエンジニア 鹿沼 剛 様
15:55∼16:10
16:10
休 憩
16:50
現在・将来のエンジニアリング課題に対する
革新的な車両メーカーにおけるExaソリューションの活用法
ヨーロッパでは弊社とお客様の間で、WLTPに代表されるような規制環境やグローバルな車両エンジ
ニアリングコストの劇的な低減の必要性が課題になっており、最新のシミュレーション主導の設計技
術が採用されています。その例として、弊社のお客様である主要な自動車メーカーの最近の開発事例
を紹介します。
Exa Europe
European Operations
President Jean-Paul
16:50
17:20
休 憩
※ 各講演時間には5分間の質疑応答も含みます
※ 昼食のご用意はしておりませんので、予めご了承ください
※ アジェンダの内容は予告なく変更される場合がございます
熱
ユーザー発表
エンジンルーム風流れ解析の実用化検討
昨今の燃費・排ガス規制強化に伴い、車両Cd低減、過給ダウンサイジング化、後方排気などの新し
い技術の導入や、HV・PHVなどの新たなパワートレーンバリエション追加によって、新規車両の開発
負荷が従来に比べ大幅に増加している。車両メーカでは開発初期段階からデジタルエンジニアリング
を活用し開発の効率化を図っている。パワートレーンクーリング製品を担当する弊社としても、車両
開発に貢献すべく、エンジンルームの風流れ解析に着手した。本報はその実用化検討状況について報
告する。
冷却開発部 冷却開発1室 開発3課
エンジニア 設楽
17:20
17:40 【質疑応答】
17:40
19:40 【懇親会】
上海フォルクスワーゲン
Technical Product Engineering
14:30∼14:45
Roux
株式会社デンソー
HVACシステムは、車室内乗員の快適性に直接的な影響を与える重要なシステムです。デフロスト機能
もまた、HVACシステムには欠かせない役割を担っています。上海フォルクスワーゲンの開発初期にお
いて、我々はPowerFLOWを用いてHVACシステムの流れ場をシミュレートし、その結果を最適化して
います。
本セッションでは、弊社で取り組んでいるPowerFLOWを活用したアプリケーションといくつかの最適
化事例をご紹介します。
Senior Engineer Mr.
音
ユーザー発表
カルソニックカンセイにおけるデジタル開発の取り組み
横浜ゴム株式会社
研究室長 博士(工学) 児玉
空力
弊社では2000年代初頭より、PowerFLOWを用いた空力性能の予測技術開発をメインアプリケーショ
ンの 一 つとして取り組 んで まいりました 。本 セッション で は 、E x a グル ープ が 取り組 んで きた
PowerFLOW空力シミュレーションによる空力性能の予測向上の軌跡を、シミュレーション側の機能強
化・適切な設定のドキュメント化、空力性能予測技術向上に寄与する知見の観点から説明致します。
さらに、突風や自然風といったリアルワールドでの空力シミュレーションを再現する手法や、空力性能
の設計プロセスを変革する取り組みも紹介させて頂きます。
最後に、欧州自動車メーカでは、WLTP(乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)
に対し、PowerFLOW
による空力性能評価で対応することを検討しております。それに応えるべく更なる高精度な空力性能の
予測技術開発の取り組みについても述べさせて頂きます。
企画・先行技術開発本部
先行車両性能開発部
エキスパートリーダー
休 憩
ユーザー発表
14:45
Fang ZhiYun
悠起朗 様