続・97 才のおじいちゃんも昔は赤ちゃん ◆ 続・九十七才の おじいちゃんも 昔は赤ちゃん いのちの講演家 「ガンが病気じゃなくなったとき」著者 岩崎 順子 (いわさき じゅんこ) 2 ◆ 続・97 才のおじいちゃんも昔は赤ちゃん 育ててくれたのだと感謝していま ね。大人になってからは忙しい中、 いることが寂しかったのでしょう きないのを見て、自転車の乗り方 転車で走る中、私は乗ることがで 小学校の高学年になって友達が自 (前回からの続き で す ) 和歌山市の圓満寺様から海南への を教えてくれました。 子ども心におじいちゃんは急に す。 なくて、日曜日は寂しかったです。 怒ったりしないとわかっていたの 帰り道。あたりはもう暗くなって 同じクラスの子が親とどこかに でしょうね。安心して何でも話す 子どもの頃はそれがあまりわから 車のハンドルを握りながら、色々 行ったと聞くと羨ましかったです いました。 な事が思い出されました。 たりしましたという作文を書いて 元 気 の な い と き に は「 何 が あ っ て ことが出来ました。 実家は呉服店をしていたので日曜 い る の を 見 て「 い い な ぁ 」 と 何 度 も、大丈夫じゃ!」とよく声を掛 ね。映画に行ったり買い物に行っ と祝日、両親は働かなくてはなり も思ったのを覚えています。 日曜日はおじいちゃんがよく遊ん 運転をしながらもうおじいちゃん けてくれました。 ませんでした。 てくると母がよく遊んでくれまし でくれました。 その分、定休日には学校から帰っ た。本を読んでくれたりゲームや 当時、火曜日が店の定休日。火曜 した。 だけはしておく」と言って夏休み たから子どもや孫は泳げるように 「自分の兄弟が戦争の頃、水死し せんでした。 あ り が と う・・・ 」 し か 出 て き ま う と「 あ り が と う 、 あ り が と う 、 と話すことは出来ないのだなと思 日だけは友達と放課後遊ぶ約束は の間に水泳を教えてくれたのもお トランプをしてくれたり楽しみで しませんでした。 じいちゃんでした。 ではなく人間くさいところが好き 完璧だったり立派だったりするの 子ども心に寂しかったけれど、母 もまた子どもと遊べない環境で 3
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