平成28年 4月28日 東 北 地 方 整 備 局 東北地方の建設経済情報(速報値)について ~ 平成 28 年 4 月の状況 ~ 東北地方整備局では、この度、東北地方(東北6県)の建設業を取り 巻く経済情勢に関し、景気と建設業の動向及び見通しを平成 28 年 4 月 までに発表された速報値注1)を基に取りまとめましたのでお知らせしま す。 <東北地方の状況> 鉱工業指数は-5.1 ポイント(前月比)。一方で、有効求人倍率は 1.25 となっており、±0(前月比)。日 本銀行の地域経済報告や経済の動き(東北地区6県)では、東北地域の景気は厳しい状況が続い ている。 公共工事請負金額の総額は、28 年 3 月は前年同月比 0.1%増加の 2538 億円となった。 <東北地方の景気と建設業の動向> 1.景気動向 28 年 3 月 景気現状判断(DI)47.3、前年同月比 2.3 ポイント減、前月より 4.2 ポイントの増。 28 年 2 月 鉱工業生産指数(季節調整済)、前月比 5.1 ポイント減少。 28 年 2 月 有効求人倍率(季節調整済)1.25 倍、前年同月比+0.06 ポイント、前月比±0 となって いる。 2.建設業の動向 28 年 3 月 公共工事請負金額 前年同月比 0.1%増加している。 28 年 2 月 建設工事受注金額 前年同月比 22.5%増加している。 建築物着工床面積 前年同月比 9.9%増加している。 新設住宅着工戸数 前年同月比 9.7%増加している。 建設労働需給不足率 0.1%。 28 年 3 月 全企業倒産 件 数 34 件 前年同月比 20.9%減 負債額 60 億円、前年同月比 42.6%減 なお、建設業の倒産件数 7 件(前年同月比+75.0%増)及び負債額 13 億円(前年同 月比 421.3%増)。 注1)速報値は、当該月までに内閣府、総務省、財務省(函館税関、東京税関、横浜税関)、厚生労 働省、経済産業省(東北経済産業局)、国土交通省、日本銀行、北海道建設業信用保証㈱、東日 本建設業保証㈱、西日本建設業保証㈱、㈱東京商工リサーチ、公共事業施行対策東北地方協議会 (事務局:東北地方整備局)から公表された指数について取りまとめたものです。 <問い合わせ先> 国土交通省 東北地方整備局 企画部 企画課 TEL 022-225-2171(代) 目 次 <施工> 公共工事請負金額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 建設工事受注金額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 建築物着工床面積 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 新設住宅着工戸数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 <労働> 建設労働需給の不足率 <倒産> 企業倒産 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 <景気> 企業短期経済観測 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 <参考:主な経済指標> 景気現状判断(DI) 鉱工業生産指数 大型小売店販売額 消費者物価指数 有効求人倍率 完全失業率 輸出入額 国内総生産 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 施工 1.公共工事請負金額(28 年3 月実績北海道建設業信用保証・東日本建設業保証㈱・西日本建設業保証㈱) ●東北の公共工事請負金額はH10年度をピークに10年連続減少したが、H21年度は一時上昇し、H22年度は減少。そして H23年度より再び上昇傾向にある。 ●東北の公共工事請負金額の3月期は、前年度比で0.1%増の2,538億円となった。 公共工事請負金額 1000 単位:億円 % 28年 3月 対前年増減 2538 0.1 東北計 億円 150 % 800 100 600 50 400 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 69 615 870 128 66 790 ▲ 22.2 68.1 ▲ 11.1 130.0 ▲ 38.4 ▲ 16.0 0 200 ▲50 0 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 28年 3月 山 形 県 福 島 県 対前年増減 ※端数整理のため、合計が合わない場合がある 公共工事請負金額の推移(億円) 全国 東北 35,000 300,000 30,000 250,000 28,855 25,000 200,000 20,000 150,000 15,000 全国(億円) 100,000 10,657 東北(億円) 10,000 50,000 5,000 0 0 H10年度~H20年度まで10年連続減少 (出所)北海道建設業信用保証(株)、東日本建設業保証(株)、西日 本建設業保証(株) 地区別保証実績表より作成 公共工事請負金額の傾向(東北) (億円) 4,000 H21 H22 H23 3,500 H24 3,000 H25 H26 2,500 H27 2,000 1,500 1,000 500 0 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 ―1― 11月 12月 1月 2月 3月 2.建設工事受注金額(28 年 2 月実績 国土交通省) ●東北はH17年2兆5,705億円を境に減少し、H25年3兆8,470億円と上昇。 ●2月期は、前年同月比で22.5%増の3,376億円 建設工事受注額 28年2月 全 国 東 北 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 受注高 63,331 3,376 265 377 1,671 173 302 589 80 60 40 20 0 ▲20 ▲40 ▲60 ▲80 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 単位:億円 % 対前年同月増減 6.8 22.5 17.5 17.8 63.8 ▲ 60.1 2.0 27.3 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 受注高 ※端数整理のため、合計が合わない場合がある 45,000 40,492 800,000 40,000 700,000 35,000 600,000 30,000 500,000 25,000 400,000 20,000 全国 東北 300,000 15,000 (出所)国土交通省 建設工事受注動態統計調査より作成 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 H26年度 H27年度 東北の建設工事受注金額の傾向 億円 5,000 4,500 4,000 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 (出所)国土交通省 建設工事受注動態統計調査より作成 ―2― 11月 12月 1月 % 対前年同月増減 建設工事受注金額の年度推移 900,000 福 島 県 2月 3月 3.建築物着工床面積(28 年 2 月実績 国土交通省) ●東北はH18年度から5年連続減少傾向だったが、H23年度以降は増加傾向。 ●2月期は、前年同月比で9.9%増の700千㎡。 建築物着工床面積 全国 東北 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 全国(百万m2) 28年2月 10,228 700 52 90 244 38 61 215 % 60 50 40 30 20 10 0 ▲10 ▲20 ▲30 千㎡ 単位:千m2 % 対前年同月増減 ▲ 2.0 9.9 55.0 ▲ 17.4 15.8 ▲ 24.5 ▲ 4.7 26.8 300 200 100 0 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 28年2月 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 対前年同月増減 ◆建設物着工床面積の年度推移 東北(百万m2) 20.0 250.0 全国 東北 200.0 15.0 150.0 10.0 100.0 5.0 50.0 0.0 (出所)国土交通省 建築着工統計調査報告より作成 ―3― 居住用・非居住用の推移 全国(千m2) 12,500 東北 (千m2) 居住(全国) 非居住(全国) 1,800 東北計 居住(東北) 10,000 非居住(東北) 1,500 1,200 7,500 6,214 900 5,000 700 4013 600 438 300 262 2,500 0 0 注)建築着工統計調査で、用途別に居住用、非住居用と区分している。 居住用とは、居住専用、居住産業併用をいう。 非居住用とは、農林水産業用、鉱業・採石業・砂利採取業・建設業用、製造業用、電気・ガス・熱供給ろ水道業用、情報通 信業用、運輸業用、卸売業・小売業用、金融業・保険業用、不動産業用、宿泊業・飲食サービス業用、医療・福祉用、教 育・学習支援業用、その他のサービス業用、公務員用、その他をいう。 居住用・非居住用の推移(四半期平均)(千m2) H26年10月~12月 H27年10月~12月 6,770 4,417 562 453 6,639 4,005 544 351 居住用(全国) 非居住(全国) 居住用(東北) 非居住用(東北) ↑下の居住用・非居住用の推移(四半期平均)の表から 千m2 東北 ◆建築物着工床面積の推移(東北) 1400 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 1200 1000 800 600 400 1月 7月 10月 4月 H27年1月 7月 10月 4月 H26年1月 7月 10月 4月 H25年1月 7月 10月 4月 H24年1月 7月 10月 4月 H23年1月 7月 10月 4月 H22年1月 7月 10月 4月 H21年1月 7月 10月 4月 0 H20年1月 200 (出所)国土交通省 建設工事受注動態統計調査より作成 ―4― 637千㎡ 751千㎡ 1008千㎡ 848千㎡ 1109千㎡ 1009千㎡ 940千㎡ 965千㎡ 906千㎡ 855千㎡ 896千㎡ 685千㎡ 700千㎡ 4.新設住宅着工戸数(28 年 2 月実績 国土交通省) ●東北は3年連続で減少していたが、H22以降は増加傾向。 ●2月期は、前年同月比で9.7%増の4,422戸。 新設住宅着工戸数 28年2月 72,831 4,422 397 558 1,661 193 274 1,339 全 国 東 北 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 単位:戸 % 対前年同月増減 7.8 9.7 62.0 2.2 10.7 ▲ 19.9 ▲ 25.3 18.4 ※端数整理のため、合計が合わない場合がある % 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 70 60 50 40 30 20 10 0 ▲10 ▲20 ▲30 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 28年2月 山 形 県 福 島 県 対前年同月増減 ◆新設住宅着工戸数の年度推移 東北(万戸) 全国(万戸) 140 9 120 8 7 100 6 80 5 60 4 3 40 20 全国 2 東北 1 0 0 (出所)国土交通省 新設住宅着工戸数より作成 年度推移 (万戸) 年度 H25 H26 全国 98.7 88.0 東北 6.8 6.2 ―5― (戸) ◆(全国)利用別の推移 40000 (戸) 持家 貸家 マンション(分譲) 一戸建(分譲) ◆(東北)利用別の推移 3500 持家 3000 貸家 マンション(分譲) 30000 2500 一戸建(分譲) 2000 20000 1500 1000 10000 500 0 0 H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 3 3 3 3 3 3 4 4 4 4 4 4 5 5 5 5 5 5 6 6 6 6 6 6 7 7 7 7 7 7 8 年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年 1 3 5 7 9 1 1 3 5 7 9 1 1 3 5 7 9 1 1 3 5 7 9 1 1 3 5 7 9 1 1 3 5 7 9 1 1 月月月月月 1 月月月月月 1 月月月月月 1 月月月月月 1 月月月月月 1 月月月月月 1 月 月 月 月 月 月 月 H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 3 3 3 3 3 3 4 4 4 4 4 4 5 5 5 5 5 5 6 6 6 6 6 6 7 7 7 7 7 7 8 年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年年 1 3 5 7 9 1 1 3 5 7 9 1 1 3 5 7 9 1 1 3 5 7 9 1 1 3 5 7 9 1 1 3 5 7 9 1 1 月月月月月 1 月月月月月 1 月月月月月 1 月月月月月 1 月月月月月 1 月月月月月 1 月 月 月 月 月 月 月 (出所)国土交通省 着工新設住宅戸数より作成 全国(戸) H27年2月 H28年2月 持家 20,813 20,984 (出所)国土交通省 着工新設住宅戸数より作成 東北(戸) H27年2月 H28年2月 持家 1,786 1,861 貸家 25,672 28,871 貸家 1,788 1,820 マンション(分譲) 10,693 11,752 マンション(分譲) 0 281 一戸建(分譲) 9,630 10,602 一戸建(分譲) 440 444 注)国土交通省の建築着工統計調査おいて、新設住宅着工戸数を利用別に、持家、貸家、給与住宅、分譲住宅(うちマン ション、一戸建)に分類。 ―6― 労働 1.建設労働需給の不足率(28 年 2 月調査 国土交通省) ●東北の不足率(年平均、原数値) 2. ・H10年~H16年過剰傾向、H17年~H19年不足傾向、H20年~H22年過剰傾向 ・H23年以降不足傾向にある。 ●東北の月別(8職種計の不足率(原数値)) ・H28年2月期0.1%の不足となった。(全国は0.3%の不足) ・職種別では、型枠工(建築)、左官工、とび工、電工、配管工が不足。 建設労働需給の不足率 28年2月 % 対前年増減 全 国 北海道 東 北 関 東 0.3 ▲ 0.2 0.1 0.4 ▲ 0.3 ▲ 1.1 0.4 1.6 北 中 近 中 陸 部 畿 国 ▲ 1.4 1.2 0.2 0.9 ▲ 1.1 1.6 0.7 0.8 四 国 九 州 沖 縄 2.3 0.8 0.3 1.4 1.1 0.1 ▲ ▲ ▲ ▲ 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 不 足 過 剰 北 海 道 東 関 北 中 近 中 四 九 沖 北 東 陸 部 畿 国 国 州 縄 28年2月 対前年増減 <備考> 1)年月欄のプラスは不足,マイナス(▲印)は過剰。原数値 2)対前年増減欄のプラス(+)は不足の方向へ、マイナス(▲印)は過剰の方向に変化。 3)8職種とは型枠工(土木、建築)、左官、とび工、鉄筋工(土木、建築)、電工、配管工。 建設労働需給の不足率推移(平均)(8職種、原数値) % 2 不 1.5 全国 1 東北 足 0.5 0 過 -0.5 剰 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 -1 -1.5 -2 H10年~H16年 過剰傾向 H17年~H19年 不足傾向 H20~H22年 過剰傾向 H23から不足に 転換 (出所)国土交通省 建設労働需給調査より作成 ―7― 8職種の内訳(H28.2月) (%) 全国 0.3 東北 0.1 型枠工(土木) 1.7 0.0 型枠工(建築) 0.2 0.4 左官 0.5 1.5 とび工 0.9 1.7 鉄筋工(土木) ▲ 0.9 ▲ 2.7 鉄筋工(建築) ▲ 2.0 ▲ 13.0 電工 0.8 1.8 配管工 0.6 0.3 8職種 <備考> 1)プラスは不足、マイナス(▲印)は過剰。原数値 2)8職種とは型枠工(土木、建築)、左官、とび工、 鉄筋工(土木、建築)、電工、配管工 % ◆建設労働受給の不足率の推移(8職種計、原数値) 4.0 3.0 東北は0.1の不足となった。 2.0 剰 H27年1月 9月 11月 7月 5月 3月 H27年1月 9月 11月 7月 5月 3月 H26年1月 9月 11月 7月 5月 3月 H25年1月 9月 11月 7月 5月 3月 9月 H24年1月 ▲ 1.0 過 11月 0.0 7月 1.0 5月 足 3月 不 ▲ 2.0 ▲ 3.0 0 0.0 全国 東北 ▲ 4.0 ▲ 5.0 (出所)国土交通省 建設労働需給調査より作成 ―8― 倒産 1.企業倒産(28 年 3 月実績 負債総額 1,000 万以上 東京商工リサーチ) ●東北の倒産件数 ・H28年3月34件(前年同月43件、20,9%減) ・H26年度、全倒産件数は351件。 ●東北の負債額 ・全体で60億円(前年同月104億円、42.6%減) ●東北の建設業 ・倒産件数はH28年3月期では7件、前年同月比75.0%増。 ・負債額はH28年3月期では13億円、前年同月比421.3%増。 企業倒産状況 1)企業倒産件数 単位:件 % 28年3月 前年同月比 東北計 34 79.1 青森県 4 66.7 岩手県 5 83.3 宮城県 7 50.0 秋田県 4 80.0 山形県 9 100.0 福島県 5 166.7 東北計のうち 7 建設業 2)負債額 東北計 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 13 建設業 % 200 150 100 50 0 青 森 県 岩 手 県 175.0 宮 城 県 秋 田 県 28年3月 単位:億円 % 28年3月 前年同月比 60 57.4 14 68.6 3 13.2 9 57.3 6 148.6 20 47.8 8 451.3 東北計のうち 件 12 10 8 6 4 2 0 山 形 県 福 島 県 前年同月比 億円 25 % 500 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0 20 15 10 5 0 青 森 県 岩 手 県 521.3 宮 城 県 秋 田 県 28年3月 山 形 県 福 島 県 前年同月比 ●負債額(全産業、うち建設業) ◆全国の倒産件数 (件) (件) 全国(全産業) 東北(うち建設業) (件) 20,000 16,146 14,732 13,337 14,366 15,000 13,065 12,707 11,719 1,500 10,536 10,000 9,543 1,000 896 802 803 688 576 5,000 0 500 3,875 4,090 4,540 3,898 3,439 3,376 2,867 H1 9 年度 H2 0 年度 H21 年度 H2 2 年度 H2 3 年度 H2 4 年度 319 307 326 238 2,280 1,872 0 H1 8年度 東北(全産業) ◆東北の倒産件数 全国(うち建設業) H2 5 年度 H2 6 年度 ―9― H1 8 年度 H1 9 年度 H20 年度 H21 年度 411 354 187 H2 2年度 115 H2 3年度 86 H2 4年度 356 64 H2 5 年度 351 49 H2 6 年度 ●倒産件数(全産業、うち建設業) 東北(全産業) ◆東北の負債額 (億円) 全国(全産業) ◆全国の負債額 東北(うち建設業) 全国(うち建設業) (億円) 15,000 200,000 140,189 150,000 10,000 100,000 50,000 2,557 2,795 3,070 595 0 71,367 57,955 54,463 5,000 H18年度 610 H19年度 1,616 1,691 1,371 1,239 629 764 697 558 324 156 151 64 86 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 7,093 8,376 0 H18年度 H19年度 14,984 H20年度 47,246 39,906 30,757 27,749 18,686 7,236 5,035 4,775 3,717 7,856 2,417 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 H26年度 H26年度 負債額(東北) 倒産件数(東北) H27 (3月) H28 (3月) H27 (3月) H28 (3月) 全産業 104億円 60億円 42.6%減 全産業 43件 34件 20.9%減 うち建設業 3億円 13億円 421.3%増 うち建設業 4件 7件 75.0%増 東北の負債額・倒産件数の推移 件 (全産業、うち建設業)(H18~H27平均) 億円 60 180 160 50 140 40 120 100 30 80 20 60 平均(全産業)負債額 平均(建設業)負債額 40 10 20 平均(全産業)倒産件数 0 0 平均(建設業)倒産件数 5月 7月 (出所)㈱東京商工リサーチ 倒産月報より作成 ―10― 9月 11月 1月 3月 景気 1. 企業短期経済観測 〔東北地区6県。四半期毎(3、6、9、12 月)日本銀行仙台支店〕 ☆☆H28 年 3 月最新データ☆☆ 1)業況判断 ○ 製造業は、▲4と前回調査(1)に比べ5ポイント悪化している。 ○ 非製造業は、11と前回調査(18)に比べ7ポイント悪化している。 業況判断 製造業 主な業種 繊 木 材 ・ 木 製 紙 ・ 化 窯 業 ・ 土 鉄 維 品 パ 学 石 鋼 非 金 属 品 H27.12月 1 ▲3 20 0 ▲ 25 0 46 ▲ 14 ▲ 14 8 はん用・生産用・業 務 用 機 械 ▲6 ▲ 11 電 気 機 械 輸 送 用 機 械 そ の 他 2 0 5 18 22 31 13 23 4 24 ▲4 11 12 ▲8 ▲ 11 0 11 7ポイント悪化 19 15 8 7 16 19 ▲4 4 8 食 料 鉄 属 品 金 製 非製造業 建 設 不動 産・ 物品 賃貸 卸 ・ 小 売 運 輸 ・ 郵 便 情 報 通 信 電 気 ・ ガ ス 対事業所サー ビ ス 対個人サー ビス 宿 泊・ 飲食 サー ビ ス 鉱業・ 採石業・ 砂利 採 取 業 37 H28.3月 ▲ 4 5ポイント悪化 0 20 29 ▲ 25 ▲ 14 38 ▲ 26 ▲ 29 16 12 ○ 先行き(H28 年 6 月予測)は、製造業(▲4→▲6) 、非製造業(11→4)と見込まれて いる。 ・非製造業のうち、建設は、19→6 と悪化が見込まれている。 2)売上高・経常利益 (1)H28 年度計画 ○ 製造業は、売上高は、前年度比 0.6%計画、 また、経常利益は 11.3%を見込んでいる。 ○ 非製造業は、売上高は増収(前年度比 0.1%)計画、 経常利益は▲7.9%となっている。 ―11― 3)設備投資額 (1)H28 年度計画 ○ 製造業は、前年度比 9.1%の計画となっている。 ○ 非製造業は、前年度比▲2.9%の計画となっている。 ◆業況判断の推移(東北・全国) 20 10 1 (H28.6予測) 0 1 (H28.6予測) ▲ 10 ▲ 20 ▲ 30 ▲ 40 全産業(全国) ▲ 50 (出所)全国企業短期経済観測調査結果 (日本銀行仙台支店)より作成 ―12― 9月 H28年3月 H27年3月 9月 9月 H26年3月 9月 H25年3月 H24年3月 9月 9月 H23年3月 H22年3月 9月 9月 H21年3月 H20年3月 9月 9月 H18年3月 ▲ 60 H19年3月 全産業(東北) 主な経済指標 1.景気現状判断 DI(28 年 3 月 内閣府 景気ウォッチャー調査) ・東北の景気現状判断H18.4月以来、減少傾向にあったが、H21.1月以降、軽微な変動 はあるが、ゆるやかな上昇傾向がみられる。 ・H28年3月47.3は対前年同月49.6より2.3ポイント減少、前月43.1より4. 2ポイント増加している。 ※ DIが 50 を上回れば景気は「良い」 、下回れば「悪い」と判断できる 70 60 50 ◆景気の現状判断 DI -48.1 -26.4 80 27 13.7 0.6 (東北) 47.3 40 (全国) 45.4 30 20 全国 東北 0 H20年1月 4月 7月 10月 H21年1月 4月 7月 10月 H22年1月 4月 7月 10月 H23年1月 4月 7月 10月 H24年1月 4月 7月 10月 H25年1月 4月 7月 10月 H26年1月 4月 7月 10月 H27年1月 4月 7月 10月 H28年1月 10 (出所)内閣府 景気ウォッチャー調査より作成 景気現状判断DIの平均 55 50 45 1.8 40 35 下げ幅15.2 30 25 20 15 全国 東北 10 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 (出所)内閣府 景気ウォッチャー調査より作成 ―13― 2.鉱工業生産指数(28 年 2 月 東北経済産業局 東北地域鉱工業生産動向) ・東北の鉱工業生産指数(H22=100)は100前後を推移しているが、H21年以降は 100ポイントを下回っている。 ・今回H28.2月は、東北94.3、前月99.4より前月比5.1ポイント減少。 鉱工業生産指数(年平均、季節調整済指数)H22=100 120.0 100.0 80.0 60.0 40.0 東北 20.0 全国 0.0 (出所)東北経済産業局 季節調整済指数より作成 ※最新月の値は速報値 ※値は季節調整済み ●今月は前月比5.1ポイントの減少(東北) 27 13.7 0.6 140 ◆鉱工業生産指数(季節調整済指数)H22=100 120 99.4 100 5.1% 80 94.3(速報値) 60 40 全国 20 H28年1月 7月 10月 4月 H27年1月 7月 10月 4月 H26年1月 7月 10月 4月 H25年1月 7月 10月 4月 H24年1月 7月 10月 4月 H23年1月 7月 10月 4月 H22年1月 7月 10月 4月 H21年1月 7月 10月 4月 東北 H20年1月 0 (出所)東北経済産業局 季節調整済指数より作成 ―14― 3.百貨店・スーパー店販売額(28 年 2 月東北経済産業局 百貨店・スーパー販売額動向) ・ 百貨店・スーパー販売額は、H9年を境に減少傾向にあったが、H21年以降増 加の傾向にある。 ・ 百貨店・スーパー販売額は、950億円、前年同月比でみると3.7%増加とな った。 ・ 業態別では、百貨店が0.7%の増加、スーパ-が4.3%の増加となった。 東北 大型小売店販売の推移(億円) 全国 240,000 16,000 23.0兆円 15,000 東北 235,000 全国 230,000 225,000 14,000 220,000 1.34兆円 215,000 1.26兆円 210,000 13,000 205,000 200,000 12,000 20兆円 11,000 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 195,000 190,000 (出所)東北経済産業局 大型小売店販売額より作成 億円 1400 ◆大型小売店販売額(全店舗ベース) 2月 947億円 3月1086億円 4月1007億円 5月1071億円 6月1029億円 7月1036億円 8月1087億円 9月 957億円 10月1008億円 11月1010億円 12月1288億円 1月1068億円 2月 950億円 1200 1000 800 600 400 200 H28年1月 7月 10月 4月 H27年1月 7月 10月 4月 H26年1月 7月 10月 4月 H25年1月 7月 10月 4月 H24年1月 7月 10月 4月 H23年1月 7月 10月 4月 10月 H22年1月 4月 7月 東北 H20年1月 0 (出所)東北経済産業局 大型小売店販売額より作成 ―15― 3.消費者物価指数(28 年 2 月総務省 消費者物価指数) ・東北の消費者物価指数(H22=100)年平均は、H10、H11の102.3を境にH17年 100.1まで減少し、H20年に一時増加したが、H26年は104.0となった。 ・月別では、H21年2月以降100前後を推移している。 消費者物価指数の推移(年平均)H22=100 105 104.2 104 103 102.2 103.6 102 101 100 99 全国 98 東北 97 100 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 (出所)総務省 消費者物価指数より作成 ◆消費者物価指数(H22=100) 104.1(H20.8) 106 105 103.5(東北) 104 103 103.2(全国) 102 101 100 99 98 全国 97 東北 H20年1月 4月 7月 10月 H21年1月 4月 7月 10月 H22年1月 4月 7月 10月 H23年1月 4月 7月 10月 H24年1月 4月 7月 10月 H25年1月 4月 7月 10月 H26年1月 4月 7月 10月 H27年1月 4月 7月 10月 H28年1月 96 (出所)総務省 消費者物価指数より作成 ―16― 5.有効求人倍率(28 年 2 月厚生労働省 一般職業紹介状況) ・東北は、H14年0.44(年平均)以降H18年0.77まで、増加を続けていたが、H 18を境に減少に転じた。H22年以降上昇傾向がみられ、H26は1.13まで上昇。 ・また、月別ではピーク時H19年1月0.80から減少傾向であったが、H22年1月から 上昇し、H28年2月1.25(前月比±0)となった。 ◆有効求人倍率の年平均推移(原数値)(含パート) 1.4 H19年0.76 H20年0.6 H21年0.35 H22年0.43 H23年0.56 H24年0.86 H25年1.02 H26年1.13 H27年1.21 1.2 1 0.8 0.6 0.4 0 0.0 全国 0.2 H14年以降増加傾向にあ るも、H18年をピークに減 少傾向だったが、H21年 以降は上昇 東北 0 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 (出所)厚生労働省 一般職業紹介状況より作成 ◆有効求人倍率(季節調整値)(含パート) 1.5 80.00 27.00 13.70 0.60 1.3 東北は、H19年1月以降、下降の一 途をたどり、H22年1月より上昇傾向 だったが、H 23年3月から2ヶ月連続 で下降した。H23年5月から再び上 昇した。 H19.1月0.80 1.1 1.28 1.25 0.9 0.7 0.5 H28年1月 7月 10月 4月 H27年1月 7月 10月 4月 H26年1月 7月 10月 4月 H25年1月 7月 10月 4月 H24年1月 7月 10月 4月 H23年1月 7月 10月 4月 H22年1月 7月 10月 4月 H21年1月 7月 10月 4月 H20年1月 0.3 全国 東北 (出所)厚生労働省 一般職業紹介状況より作成 ―17― 6.完全失業率(27 年 10~12 月期 総務省 労働力調査) ・東北の完全失業率(年平均、減数値)は、H14年5.9を境にH15年以降、H20年4. 7まで、6年連続で減少していたが、H21年は6.0まで上昇。しかし、H22以降減少 し、H25は4.0まで減少した。 ・また、四半期平均では、H27年10月~12月期では、3.5%と増加した。 完全失業率の年平均(%) 6.5 5.9 6.0 5.5 5.0 4.5 3.6 4.0 3.5 3.0 全国 2.5 東北 2.0 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 (出所)総務省 労働力調査より作成 完全失業率(四半期平均)(%) 7.0 全国 東北 6.0 5.0 4.0 3.5 3.1 7~9月 H27年1~3月 7~9月 H26年1~3月 7~9月 H25年1~3月 7~9月 H24年1~3月 7~9月 H23年1~3月 7~9月 H22年1~3月 7~9月 H21年1~3月 7~9月 H20年1~3月 3.0 (出所)総務省 労働力調査より作成 ―18― 7.輸出入額(28 年 3 月横浜、東京、函館税関 貿易統計) ・輸出入額合計は、H23年4月東日本大震災の影響により396億円まで落ち込んだが、H 23年5月以降上昇傾向が見られ、H28年3月は1,455億円となった。 ・対前年同月比では、輸出入額合計86.4%(1,455億円) 、輸出額99.9%(520 億円) 、輸入額80.4%(935億円) 。 3000 2500 2000 ◆東北の輸出入額の年次推移(億円) 輸出入計 輸出 輸入 0 0 1455 1000 935 500 520 0 H20.1月 4月 7月 10月 H21.1月 4月 7月 10月 H22.1月 4月 7月 10月 H23.1月 4月 7月 10月 H24.1月 4月 7月 10月 H25.1月 4月 7月 10月 H26.1月 4月 7月 10月 H27.1月 4月 7月 10月 H28.1月 1500 ※東北6県の港湾と空港を対象(値は、全て速報値) (出所)横浜税関、東京税関、函館税関 貿易統計より作成 ―19― GDP(国内総生産) ●実質GDP成長率(季節調整済)H27年10月~12月期 (2 次速報値)-1.1(年率換算)% GDP成長率(季節調整済、年率) (%)10 5 0 -5 -10 H14 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H25 10-12月 4-6月 H24 H27年1-3月 H23 7-9月 4-6月 7-9月 10-12月 H21年1-3月 4-6月 7-9月 10-12月 H18年1-3月 4-6月 H15 10-12月 H13 H24年1-3月 H12 7-9月 10-12月 H11 4-6月 H10 H15年1-3月 7-9月 H9 10-12月 H12年1-3月 実質(年率) -15 H26 H27 (出所)内閣府 四半期別GDP速報より作成 *年率表示の成長率は、実質季節調整 値 を用 いて次 式により算出。 ・年率表示の成長率={(当期の実数÷前期の 実数)の4乗 -1}×100 実質GDP成長率(季節調整済、年率、前期比) (%) 10.0 3.8 2.3 1.3 0.7 0.3 5.0 0.0 5.0 2.3 1.5 1.2 0.4 0.6 0.9 4.7 5.6 1.4 0.3 1.4 1.2 4.1 6.7 3.8 0.9 1.0 1.10.7 1.6 0.30.2 0.2 0.0 ▲ ▲ 0.3 0.9 ▲▲ 0.2 0.7 0.5 ▲ 0.9 ▲ 1.3 ▲▲ 2.1 ▲ 3.5 ▲ 1.7 0.7 ▲ ▲ 5.0▲ 3.6 ▲ 3.0 ▲ 3.2 ▲ 2.3 3.9 1.5 1.0 0.4 ▲ 0.5 ▲▲ 1.8 1.9 ▲ 3.5 ▲ 7.1 ▲ 10.0 ▲ 12.1 ▲ 14.2 ▲ 15.0 1.0 0.3 ▲ 0.3 ▲ 1.1 ▲ 0.3 ▲ 1.2 (年率) (前期比) ▲ 20.0 (出所)内閣府 四半期別GDP速報より作成 H20.9 月の米大手証券会社の経営破綻による金融危機 ●GDPの内外需別の寄与度 ・国内需要-0.4%、財貨・サービスの純輸出(輸出-輸入)0.1%となった。 (寄与度:GDP成長率のうち、内外需要のどの需要がGDPを増加させたかを示す指標) 3(%) 実質GDPの内外需要別の寄与度の推移 1 0.7 0.6 0.5 0.4 0.4 0.3 0.1 ▲ 0.1 0 -1 ▲ 0.1 ▲ 0.1 ▲ 0.2 ▲ 0.4 ▲ 1.0 -2 -3 1.9 1.6 2 ▲ 1.1 ▲ 1.4 1.1 0.4 1.0 0.8 0.60.70.70.7 0.60.1 0.4 0.20.5 0.2 0.2 0.0 ▲1.1 0.3 ▲ 0.1 0.2 ▲▲ 0.1 ▲0.2 0.2 ▲ ▲ ▲ 0.6 ▲0.2 0.7 ▲ 0.7 ▲ 0.8 ▲ 2.3 1.1 0.2 0.10.2 0.1 0.1 0.0 0.1 ▲ 0.4 ▲▲ 0.20.3 ▲ 0.3 ▲▲ 0.50.5 ▲ 0.5 ▲ 1.1 外需寄与度 ▲ 2.9 内需寄与度 ▲ 3.0 -4 H20年 7-9月H21年 7-9月H22年 7-9月H23年 7-9月H24年 7-9月H25年 7-9月H26年 7-9月H27年 7-9月 1-3月 1-3月 1-3月 1-3月 1-3月 1-3月 1-3月 1-3月 (出所)内閣府 四半期別GDP速報より作成 国内総生産(GDP:Gross Domestic Product ) 一定期間内に国内で生み出された付加価値の総額。GDPの伸び率が経済成長率に値する。 原則として国内総生産には市場で取引された財やサービスの生産のみが計上される。 ―20―
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