基礎物理学1 レポート No.5 4 月 28 日(火)出題 解答例 1. 正の電荷(q = 0.1 C)の周囲に発生する電場について以下の問いに答えよ. 1)図1のように,電荷から 0.5 m 離れた位置での電場の大きさを求めよ. E = 9.0×109×0.1/(0.5)2 = 3.6×102 (N/C) 2)電荷からの距離 r とその位置での電場の強さの関係を,図2のようなグラフで説明せ よ. 図2 r における電場の強さ 電場の強さは r の二乗に反比例して減少するので、図2の赤い曲線のようになる. r r が 2, 3, 4 倍で電場の強さが 1/4, 1/9, 1/16 倍になっていれば、目盛りがなくても可 2.最初,電気的に中性であった絹とアクリルをこすり合わせた.すると,絹からアクリ ルに電子が 1013 個移動し,いずれも電荷を帯びた. 1) アクリルに帯電した電荷の符号と量を求めよ. アクリルには負の電荷を持つ電子が移動 移動した電荷の量 q = e×1013 = 1.6×10-19×1013 = 1.6×10-6 (C) 帯電した電荷の符号:負(−) 電荷の量:1.6×10-6 C 2) 電荷を帯びた絹とアクリルを 20 cm 離したとき,両者の間にはたらくクーロン力の 大きさを求めよ. アクリルにも絹と同じ大きさの電荷が帯電するので、 |FC|= 9.0×109×(1.6×10-6) 2/(0.2)2 = 0.576 (N) 3) 符号の異なる電荷間にはたらくクーロン力 FC の符号は負となる.これは何を意味す るのかを説明せよ. 負の符号は引力であることを意味する. 同符号の電荷間にはたらくクーロン力の符号は正となり,これは反発力であることを意味する.
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