仕様書(修正版)(PDF:140KB)

ICT×データによる地域活性化推進支援業務委託仕様書
平成28年4月
宮崎県総合政策部情報政策課
1
委託業務名
ICT×データによる地域活性化推進支援業務
2
業務委託の目的
本業務は、地域経済分析システム(以下「RESAS」という。)をはじめと
するビッグデータ・オープンデータの普及啓発を図るとともに、産学官が一体
となってデータの利活用方法を検討し、地域活性化につながる活用事例の創出
に資することを目的とする。
3
業務概要
(1)講演会の実施
(2)ワークショップの開催支援
(3)研修会の実施
(4)出前講座の実施
(5)利活用検討会の運営支援
(6)県内のオープンデータ整備支援と利活用ツールの構築
(7)国が実施予定のRESASマスター研修会への参加
4
業務内容
(1)講演会の実施
広く県民がデータの魅力と威力を実感できる講演会を開催する。なお、
講 師 の 選定 な ど プロ グラ ムの 詳 細に つい ては 、情 報 政策 課と 協議 の上 、 決
定 す る もの と し 、会 場機 器設 営 費、 講師 謝金 、旅 費 等の 費用 につ いて は 、
全て今回の調達金額に含まれるものとする。
ア
講演会の概要
・
対
象
全県民(150名程度)
・
講
師
データ分析の専門家やRESAS等の利活用を実践し
てい る者 で 、 2 名 程 度を 想定 ( 1名 は県 が選 定 す る )
・
回
数
1回
・
実施時期
8月10日(予定)
・
会
県が宮崎市内のメイン会場と県内3カ所のサテライト
場
会場を準備する。なお、メイン会場からサテライト会
場への映像と音声の配信は県のテレビ会議システムを
利用することができる。
イ
主な業務内容
・
講演会の企画立案と実施
・
参加者に関する事項(募集、申込受付やアンケート実施など)
・
講師に関する事項(日程調整や会場送迎、謝金支払いなど)
・
機材に関する事項(必要機材の準備及び設置など)
・
講演会の記録(写真撮影やアンケート集計など)
(2)ワークショップの開催支援
県 が開 催す る 行 政 職員 を対 象と した 地 域の 課題 解決 にお ける デ ータ の 必
要性を再認識するワークショップの開催を支援する。
ア
ワークショップの概要
・
対
象
県及び市町村職員
・
回
数
1回程度
・
実施時期
7月頃
・
会
宮崎市内(県庁内会議室)
・
テ ー マ
場
SIM熊本2030※をベースにしたワークショップ
を想定
※ 「く まもとSMILEネット」が開発した対話型シュ
ミレーションゲーム
イ
主な業務の範囲
・
ワークショップの準備(会場設営と配付資料作成)
・
参加者に関する事項(アンケート実施など)
・
ワークショップの記録(写真撮影やアンケート集計など)
・
ワークショップ経験者にサポートを依頼する際の旅費等の支払い
(九州他県から4名、県内から4名を想定)
※
参加者の募集及び申込受付は県が行う。
※
ワークショップの記録については、平成28年5月28日(土)
に開催予定の「財政出前SIM2030 in ひなた~ひなたでひなた
ぼっこ~」のアンケート結果の集計を含むものとする。
(3)研修会の実施
R ES AS に 関 す る知 識習 得を 目的 と した 研修 会を 実施 する 。 なお 、 講
師等に関し ては外部委託を可とし、講師の選 定など研修内容の詳細につい
ては情報政策課と協議の上、決定するものとする。
ア
研修会の概要
・
対
象
一般県民(計40名程度)
行政職員(計60名程度)
・
内
容
参加者がパソコン等を実際に操作する内容
・
回
数
半日研修を6回想定
・
実施時期
8月から12月
【想定スケジュール】
8月
:一般県民向けを午前・行政職員向けを午後(1日間で実施)、
行政職員向けを午前と午後に実施(1日間で実施)
9月から12月:一般県民向けを午前・行政職員向けを午後(1日間で実施)
・
会
場
宮崎県内
イ
主な業務内容
・
研修会の企画立案と実施
・
会場に関する事項(選定や確保、会場費支払いなど)
・
機材に関する事項(参加者が使用するPC等の準備・設営など)
・
参加者に関する事項(募集、申込受付やアンケート実施など)
・
講師に関する事項(講師選定、日程調整、会場送迎や謝金支払い
など)
・
研修会の記録(写真撮影やアンケート集計など)
(4)出前講座の実施
県 内の 教育 機 関 を 対象 に、 RE SA S に関 する 知識 習得 を目 的 とし た 出
前講座を実 施する。なお、講師に関しては外 部委託を可とし、開催校及び
講座の詳細については情報政策課と協議の上、決定するものとする。
ア
出前講座の概要
・
対
象
県内の大学、高等専門学校、高等学校
・
回
数
4回程度
・
実施時期
9月から2月
・
会
宮崎県内(教育機関内)
イ
場
主な業務内容
・
出前講座の企画立案と実施
・
開催校との調整に関する事項(選定や確保、内容の打合せなど)
・
機材に関する事項(必要機材の準備及び設置など)
・
講師に関する事項(講師選定、日程調整、会場送迎や謝金支払い
など)
・
出前講座の記録(写真撮影やアンケート集計など)
(5)利活用検討会の運営支援
R ES AS を は じ めと する 様々 なデ ー タの 活用 方法 を検 討す る 利活 用 検
討 会 の 運営 を 支 援し 、地 域活 性 化に つな がる デー タ の利 活用 方法 の提 言 を
ま と め るこ と 。 また 、受 託事 業 者は 情報 政策 課と 協 議し 検討 会を 活性 化 さ
せるファシリテーターを選定すること(外部委託可)。
ア
利活用検討会の概要
・
参 加 者
IT・農業・観光業に関する事業者、学識経験者及び
行政職員を想定(12名程度)
・
回
・
実施時期
9月から2月
・
会
宮崎市内(県庁内会議室)
イ
数
場
3回
主な業務内容
・
地域活性化につながるデータの利活用方法の提言
・
機材に関する事項(参加者が使用する端末の準備・設営など)
・
参加 者に 関 する事 項( 日程 調整 や 謝 金( 1万 円 /回を想 定)支 払い
など)
・
ファシリテーターに関する事項(選定、日程調整、謝金支払いな
ど)
・
会議の記録(議事録作成や写真撮影など)
(6)県内のオープンデータ整備支援と利活用ツールの構築
ア
本県のオープンデータ整備支援
県 及 び 市町 村 の オ ープ ンデ ータ の 二 次 利 用 を 促 進 す る た め 、公 開 形
式(CSV 等)への変換作業等を支援する。(約 1,000 件程度の Microsoft
Excel ファイルを想定)
【参考】
二次利用の促進のた めの府省のデータ公開に関する基本的考え方(ガ イ
ドライン) https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai52/kihon.pdf
イ
利活用ツールの構築
本県職員が構築した地図情報システム(WEBGIS)を本県のサ
ーバ統合基盤に移行し、RESASなどのビッグデータや県内のオー
プンデータを活用するGISのプロトタイプとして再構築すること。
・システムの構築に当たってはオープンソースソフトウエアを採用す
ること。
・情報セキュリティ(機密性・完全性・可用性)を高める機能を実装
すること。
・県が所有する既存のGISシステムで使用している作成済みのポリ
ゴンレイヤーを上記プロトタイプGISで使用可能なフォーマット(G
EOJSON、KML)に変換すること(5レイヤー程度を想定し、
候補とする既存GISシステムの概要は事前説明会で説明する)。
・利活用検討会で利活用ツールの説明を行うとともに、必要な機能に
ついて情報政策課と協議し実装すること。
【参考】
本県職員が構築しているWEBGISについて
・OpenLayers3、 jQuery 、PHP、 MySQL、phpMyAdmin
・国土地理院地図を使用
(7)RESASマスター研修会への参加
国 が実 施予 定 の R ES AS マス ター 研 修( 東京 会場 、2 ヶ月 に 1回 開 催
予 定 )に 参 加 し、 内 容を 県 に 報 告 す る こ と。 また 、R ES AS マ スター 認
定制度の資格取得に努めること。
5
業務完成後の成果品
(1) 事業実施報告書
1部
(2) 上記を納めたCD-ROM
※
1枚
事 業報 告 書 の 内 容 に 関 して は 、 事 業開 始 当 初 に情 報 政策 課と 協議 の 上
内容を決定するものとする。
6
その他
(1)平成29年3月31日までに全ての業務を完了し、成果品を提出すること。
( 2 ) 受 託 事 業者 は 月 1 回程 度の 書面 によ る 報告 及び 協議 を実 施す る こと。 ま
た 、 必 要に 応 じ て関 係者 を招 集 する 等、 臨機 応変 に 情報 共有 を徹 底す る こ
と。
( 3 ) 受 託 事 業者 は 、 情 報政 策課 と十 分に 連 携し 、当 初提 案に 含ま れ ない事 案
等が発生した場合は、双方協議の上、問題解決に当たること。