公募公告 平成28年4月28日 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 研究連携成果展開部長 大森 和之 (住所)茨城県那珂郡東海村大字舟石川765番地1 下記のとおり公募します。 1.公募に付する事項 (1)件 名 「耐放射線性カメラ及び水中無線伝送に関する要素技術開発」 (2)内 容 別添委託研究計画書のとおり (3)履行期限 平成29年1月27日 2.公募に参加する者に必要な資格に関する事項 (1)公募参加資格 国もしくは機構の競争参加資格を有すると認められた者とする。なお、機構の競争 参加資格の認定を受けていない者であっても、参加意思確認書を提出することができ るが、その者が応募要件を満たすと認められ、競争的契約手続きに移行した場合に技 術提案書等を提出するためには、技術提案書等の提出時までに、当該資格の認定を受 ける必要がある。 (2)公募に参加できない者 競争に係る契約を締結する能力を有しない者及び破産者で復権を得ない者。資格審 査申請書及びその添付書類に故意に虚偽の事実を記載した者等。 3.応募要件 (1)カメラや無線伝送について、これらを構成する機器の耐放射線性に関する専門的な 知識と研究開発経験を有していること。 (2)耐放射線性カメラについては、原子力施設に納入実績があること。 (3)カメラの構成部品(イメージセンサ、レンズ等)のγ線照射下特性の調査にあたり、 試験機材及び調査技能を有していること。 (4)水中無線伝送については、水中における無線伝送方式について熟知していること。 4.応募要件等を満たす意思表示 本公募に参加を希望する者は、3項に示す応募要件を満たすことを証明する資料を参加 意思確認書に添付の上、以下の期限までに「6.連絡先」まで、持参又は郵送(書類書留 郵便等の配達の記録が残るものに限る)により、提出すること。 上述の資料の様式は自由とするが、応募者の組織として意思決定が確認できる書類とす る。 応募要件を満たす者があった場合には、機構は、応募要件の遂行能力を確認し、確認結 果を書面にて通知する。 期限:平成28年5月12日(木)必着(郵送による場合も同様とする) 5.備考 (1)応募がなかった場合には、特定の者と随意契約を行う。 (2)応募があった場合で、かつ確認の結果合格者があった場合には、企画競争により決 定することとなる。その場合には別途公告する。 (3)手続きにおいて使用する言語及び通貨は、日本語及び日本国通貨に限る。 (4)本件は、経済産業省資源エネルギー庁から受託を予定している平成28年度発電用 原子炉等安全対策高度化技術基盤整備事業(特殊環境下で使用可能な監視システム 高度化)の再委託契約であるため、契約締結にあたっては経済産業省資源エネルギ ー庁と原子力機構との委託契約の成立を前提とする。 6.連絡先 〒319-1195 茨城県那珂郡東海村大字白方2番地4 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 研究連携成果展開部 連携協力課 牛島 大介 TEL:029-282-5100 FAX:029-282-6808 耐放射線性カメラ及び水中無線伝送に関する要素技術開発 委託研究計画書 平成 28 年 4 月 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 原子力科学研究部門 大洗研究開発センター 照射試験炉センター 照射試験開発課 1. 委託研究題目 「耐放射線性カメラ及び水中無線伝送に関する要素技術開発」 2. 委託研究の目的 本委託研究は、過酷事故時にも使用可能な原子炉建屋内の監視システムを構築する ために、高線量環境下でも高解像度の画像が取得できる耐放射線性カメラの技術基盤 の確立及び水中無線伝送技術の高度化を行う。 耐放射線性カメラに関しては、カメラシステムを試作し、高線量の環境下における 高解像度な映像取得を実証するとともに、性能評価を行う。 水中無線伝送技術に関しては、高線量の環境下及び乱れた水中環境における安定し た信号伝送が可能な無線伝送システムを設計し、構成要素の性能評価を行う。 3. 委託研究の範囲 (1)耐 放 射 線 性 カ メ ラ シ ス テ ム の 試 作 (2)水 中 無 線 伝 送 シ ス テ ム の 設 計 (3)報 告 書 作 成 4. 委託研究の内容 (1) 耐 放 射 線 性 カ メ ラ シ ス テ ム の 試 作 撮 像 素 子 の γ 線 環 境 下 に お け る 実 証 デ ー タ を 取 得 、評 価 す る と と も に 、 光 学 系 、処 理 回 路 、伝 送 ケ ー ブ ル 等 の 各 構 成 要 素 の 耐 放 射 線 性 に 基 づ い て 、放 射 線 に 耐 性 を 有 す る カ メ ラ の 要 素 技 術 開 発 を 完 了 し 、耐 放 射 線 性 カメラシステムを試作し、性能を評価する。 (2) 水 中 無 線 伝 送 シ ス テ ム の 設 計 水 中 無 線 伝 送 試 験 及 び 送 信 系 、受 信 処 理 系 等 の 各 構 成 要 素 の 耐 放 射 線 性 に 基 づ い て 、水 面 の 揺 ら ぎ や 浮 遊 物 、濁 り 及 び 放 射 線 に 耐 性 を 有 す る 無 線 伝 送 及 び 送 信 機 筐 体 の 要 素 技 術 開 発 を 完 了 し 、水 中 無 線 伝 送 シ ス テ ムを設計し、構成要素の性能を評価する。 (3)報告書作成 以 上 、 (1 )及 び (2 )の 内 容 を 取 り ま と め た 報 告 書 (A4サ イ ズ の ワ ー プ ロ 印 刷 )を 作 成 す る 。 な お 、 得 ら れ た 成 果 に 関 し て は 、 汎 用 性 の あ る ソ フ ト (Microsoft Office等 )で 整 理 し 、 電 子 媒 体 と し て 提 出 す る こ と 。 5. 実施場所 受託者側実施施設 原子力機構 大洗研究開発センター 照射試験開発棟 6. 研究期間 契約締結日~平成 29 年 1 月 27 日 1 7. 受託者側実施責任者 契約締結時に決定する。 8. 委託者側実施責任者 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 原子力科学研究部門 大洗研究開発センター 照射試験炉センター長 石原 正博 9. グリーン購入法の推進 グリーン購入法の基本方針に従って、以下について記載してください。 (1)本契約においてグリーン購入法に適用する環境物品が発生する場合はそれを採 用することとする。 (2)本仕様に定める提出図書(納入印刷物)においては,グリーン購入法に該当す るためその基準を満たしたものであること。 10. 特記事項 (1) 本件は、経済産業省資源エネルギー庁から原子力機構が委託を受けて実施する ものであり,実施体制を変更する場合、原子力機構は経済産業省資源エネルギー 庁の承認を得る必要がある。したがって、受注者は合併または分割等により本契 約に係る権利義務を他社へ承継しようとする場合には、事前に原子力機構(照射 試験炉センター)へ照会し、了解を得るものとする。 (2) 発注者の所有する報告書および本業務に関連するデータ等については必要に応 じ貸与する。 (3) 納入物件の所有権、 納入物件の著作権及びその他技術情報に係わるものの権利は、 発注者に帰属するものとし、無断で産業財産権等の申請を行わないこと。 (4) 受託者は、本業務の実施にあたり、知り得た情報を厳重に管理し、本業務遂行 以外の目的で、受託者及び下請会社等の作業員を除く第三者への開示、提供を行 ってはならない。このため、機密保持を確実に行える具体的な状況管理要領書を 作成・提出し、これを厳格に遵守すること。 (5) 受託者は、一連の調査の過程、工程及び調査データに対し、技術上の責任を負 うこと。また、発注者の承諾を得るべき事項については、その承諾を得ること。 (6) 本実施計画書に記載されている事項及び本実施計画書に記載のない事項につい て疑義が生じた場合は、原子力機構と協議のうえ、その決定に従うものとする。 11. 添付書類 ・ 提出書類一覧表(別紙1) 2 (別紙1) 提出書類一覧表 提出書類 提出期限 実施計画書 契約締結後速やかに 打合せ議事録 打合せ後速やかに 成果報告書(ドラフト版) ※1 平成 29 年 1 月 13 日 電子データファイル ※2 平成 29 年 1 月 13 日 成果報告書 ※1 平成 29 年 1 月 27 日 電子データファイル ※3 平成 29 年 1 月 27 日 提出先 照射試験炉センター 照射試験開発課 照射試験炉センター 照射試験開発課 照射試験炉センター 照射試験開発課 照射試験炉センター 照射試験開発課 研究連携成果展開部 連携協力課 研究連携成果展開部 連携協力課 部数 1 1 1 1 3 1 ※1 原子力機構の「研究開発報告書類執筆マニュアル(第 2 版)」に準拠すること。 ※2 成果報告書(ドラフト版)本文,本文中図表,解析データなどのファイルを収めた CD-R。 ※3 成果報告書本文,本文中図表,解析データなどのファイルを収めた CD-R。 3
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