ご存知ですか、「自転車ルール」

札幌市立茨戸小学校
第2号
平成28年(2016)年4月28日
ご存知ですか、「自転車ルール」
児童学活部
生活・安全担当
佐々木 聡子
桜の便りが次々に聞かれるこの折、すっかり春らしい温かい季節となりました。子ど
もたちは雪が解けて解放感いっぱいの中、元気に自転車に乗って遊びに出掛けているよ
うです。春になると車の走行スピードがアップしたり、自転車やバイクなどの二輪車が
走るようになったりして交通事故が増えると言われています。実際今年度の春の全国交
通安全期間中の交通事故の事故発生件数は前年度より増加となったそうです。
本校の子どもたちも、事故に合わないよう、本日4月28日(木)に1・3・5年生
を対象に交通安全教室を北区交通安全運動推進委員会・北区交通安全協会の方のご協力
の下、実施しました。その中で交通安全に関する言葉の理解や交差点での注意事項、自
転車の安全な乗り方についてお話くださり、子どもたちの安全意識が高まってきたとこ
ろです。また、6月には、北区交通安全協会茨戸支部の方のご協力の下、2・4・6年
を対象に「自転車教室」を実施する予定です。
もうテレビのニュースなどでご存知の方も多いと思いますが、昨年度
6月1日から道路交通法が改正になり、自転車ルールが大きく変わりま
した。その背景には、近年の自転車の交通違反による事故が多発してお
り、死亡者が出るケースも増えているという深刻な事態があるからです。小学生以下の
子どもは自転車での歩道通行が認められていますが、大前提は歩行者の安全を妨げない
ことです。ものすごいスピードで乗っている子どもたちを見かけたことがありますが、
大変危険です。実際に神戸で当時小学5年生の子どもが乗った自転車と歩行者が衝突し、
歩行者が意識不明になった悲しい事故があり、保護者に多額の賠償命令が出た事例もあ
ります。子どもが何かしら事故を起こした場合は、保護者が「保護監督責任」を問われ、
賠償支払いなどの責任を負わなくてはいけません。
お子さんの健やかな成長のために第一に考えなければならないのは、お子さんの安全
です。そのために、子どもたちが事故に合わないよう、スピードを出さず
に安全に気を付けて自転車に乗るように学校でも指導していきますが、ご
家庭でもお子さんと自転車の乗り方や交通ルールについてお話していただ
ければと思います。また、毎年、自転車教室の際に指導を受けることのひ
とつにヘルメット使用があります。安全のために子どもたちのヘルメッ
ト着用をお願いします。ご協力よろしくお願いいたします。