LOX-index

LOX-index(脳梗塞・心筋梗塞発症リスク検査)
LOX-indexとは?
LOX-indexは
脳梗塞・心筋梗塞の将来の発生リスクを予測できる
新しい血液検査です!
血液中の超悪玉コレステロール(LAB)値とLOX-1値から算出します。
こんな方におすすめ!
1.血縁家族に脳梗塞・心筋梗塞にかかった方がいらっしゃる方
2.血圧、LDLコレステロール、血糖値が高めで、動脈硬化が気になる方
3.40歳以上で喫煙されている方・肥満が気になる方
動脈硬化はどうやって起こるの?
一般的にLDLコレステロールが動脈硬化の原因だと考えられていますが
正常なLDLコレステロールは動脈硬化の直接的な原因ではありません。
動脈硬化の初期段階は、超悪玉コレステロール(LAB:活性酸素等によっ
て錆びついたLDLコレステロール)がLOX-1(LABを異物として認識し、結
合する受容体)と結合することにより起こると考えられています(下図参照)。
つまり、LDLコレステロールは活性酸素等の影響により錆びつかない限り、
LOX-1 とは結合しないので動脈硬化の原因にはならないということです。
動脈硬化のメカニズム
【血管断面図】
LDLコレステロール
正常なLDLは、細胞やホルモンの原料と
なります。
活性酸素
運動不足、飲酒、喫煙、食生活等の生活
習慣による体を錆びつかせる原因。
正常な血管の状態です。LDLは、
動脈硬化の原因にはならず、
各細胞へと運ばれていきます。
活性酸素などにより、LDLが
酸化され超悪玉コレステロール
になります。
綺麗な血管
超悪玉コレステロール(LAB)
活性酸素等によって錆びついたLDL
血管内皮細胞
血管の内膜表面にある細胞。この細胞が
障害を受けると血管の構造が壊れる。
白血球(マクロファージ)
血管内の異物を食べる細胞。
超悪玉コレステロールが、
LOX-1と結合します。
結合することにより、炎症
が起きます。
炎症で少し
腫れた血管
LOX-1(ロックスワン)
血管内膜に存在し、血液中に異物があると
発現する。血管内皮細胞に障害を起こす。
死滅したマクロファージ
たくさんのコレステロールを取り込んだ
結果、破裂して死滅した白血球。
白血球が超悪玉コレステ
ロールを食べてしまいます。
白血球が超悪玉コレステ
ロールを消化できず、
膿状に血管の壁に溜まり、
脳・心筋梗塞の原因に!!
梗塞寸前の
血 管
炎症
異物があることを認識し、異物を排除する
生命活動。
LOX-index 検査ではこのLABと血液中に溶け出したLOX-1(sLOX-1)を
測定・解析し、動脈硬化の初期段階を捉えます。
LOX-index が高値だと低値に比べて将来の脳梗塞の発症率は約3倍、心筋
梗塞の発症率は約2倍となることが統計上でわかっています。
《脳梗塞発症との関係》
《心筋梗塞発症との関係》
検査報告書の一例
SLOX-1が高い方
血管の炎症がすすんでいる
可能性が高いと考えられます。
SLOX-1を下げるには
・禁煙
・血圧改善
・運動療法で減量
LABが高い方
体内の酸化ストレスが多い傾向
にあります。
LABを下げるには
・禁煙
・生活習慣改善
・血中コレステロールを下げる
薬の処方