20160428-083951 [216KB pdfファイル]

学 校 通 信
平成 28年4月28日発行
緑 が 丘
5月号 三木市立緑が丘小学校
「心のスイッチ」のメンテナンスを支援
始業式、入学式、身体計測、1年生を迎える会、みどりっ子班活動、家庭訪問、そしてPTA総会・授業
参観など、子どもたちの1年間の教育活動の始まりが充実するよう、多くの行事がありました。中でも、P
TA総会では、
「子どもと家庭と学校が語り合い、信じあい、助け合おう」のスローガンのもと、家庭と学校
がお互いに理解し協力しあうという、子どもたちにとって一番大切で不可欠な内容について、PTAの活動
方針として確認いただけましたこと、何よりも嬉しく感じます。今後も、子どものたちの心に寄り添い、保
護者の皆様の思いをしっかりと受け止めながら、学校教育のさらなる充実に努めてまいります。
さて、学校通信4月号では、子どもたちの「心のスイッチ」が入れば、教育効果は何倍にもなりますね、
という内容を書かせていただきました。
本校ではこれまで、
「早寝、早起き、朝ごはん」を呼びかけ、子どもたちに基本的生活習慣を身に付けさせ
つつ、朝食をしっかりと摂ることで脳の思考がより効果的なるよう取り組んでまいりました。
「心のスイッチ」は、さらなるステップアップの取り組みとなります。
さて、1年間の子どもたちの学校生活の中で、特に気をつけなくてはならない時期が2回あります。一つ
は5月、もう一つは10月です。どちらも、子どもたちの心が緩む、そう、
「心のスイッチ」が、入りにくくな
る時期です。この時期は、ケガや事故が多くなるだけでなく、社会の一員としてのルールに対する「心のス
イッチ」が入りにくくもなり、万引きなどの問題行動も増加します。
4月、
「さあ、がんばるぞっ!」とやる気になってここまできましたが、ずっと「心のスイッチ」が入りっ
ぱなしでは、心も身体も疲れます。そこでこの時期、
「心のスイッチ」がメンテナンスに入ります。
しかし、そこは人間、そのメンテナンスがうまくいかず、まして子どもですから、私たち大人の助けがな
ければ、大きな事故や問題行動につながる恐れがあるのです。
そこで、学校では、かけ足タイムで身体を覚醒させたうえで、基本的学習習慣の定着を図ります。また、
委員会、みどりっ子班活動など、子どもたちの自主的な活動から基本的なルールの見直しを図ります。そし
て「心の観察アンケート」により、子どもたちの心の様子を知り、
「先生とお話週間」を通して心の安定を図
ります。
ご家庭におかれましてもこの時期、以下の内容につきまして、ご注意いただき、学校とご家庭とが助け合
いながら、子どもたちのスムーズな「心のスイッチ」のメンテナンスを支援できるようお願いいたします。
(校長 奥村 浩哉)
1 不満や悩みは、しっかりと聞いてあげましょう。
(子どもの心は未成熟です。安定を取り戻すために、不満や悩みをしっかり排出させましょう。
)
2 できないことを指摘するのでなく、できるようになったことを探してほめましょう。
(子どもたちの「心のスイッチ」はほめることで、より、高性能になります。
)
3 家庭学習の習慣を身につけさせましょう。
(予習、復習など、自分から進んで学習することは、将来への学習活動への第一歩です。
)
4 交通ルールや社会のルールの見直しや確認をしましょう。
(
「心のスイッチ」が入りにくくなったときに、子どもたちは予想しない行動に走ります。
いつも、
「人の目の垣根隊」をはじめとする地域の見守り活動に守られていますが、やはり
自らの命を守る力を育てなくてはなりません。また、万引きは犯罪の第一歩となります。
「なぜ、してしまったのか?」に焦点をあてて指導する必要があります。そう、すべての
ルールは最後的に皆の命を守るためにあるのです。
)