地籍の匠・担い手育成プログラム

当協会は、事業制度・技術革新の進展、現長期計画の中間見直し等、地籍調査を巡る実施環境が大きく変化するなか、
国測協 新たな資格制度体系
[担い手の育成]と[新分野への対応]に向けた新たな資格制度体系[地籍の匠・担い手育成プログラム]を策定しました。
[地籍の匠・担い手育成プログラム]
[3つの特長]
① 最上位資格の新設と新分野への対応を充実した3資格制度への再編
② 担い手育成コース開設等による多様なステップ・アップを支援
③ CPD経歴の評価と研修体系見直しを通じた資格制度と継続教育の連携
ご案内
この新しい取組に際して、技術者の皆様には積極的な参加を、国・自治体等関係の皆様には、ご理解とご支援を願うものです。
地籍総合技術監理者(新設)
新たな資格制度体系
H29年度から実施
地籍の匠・担い手育成プログラム
資格要件
測量士かつ[地籍調査管理技術者]有資格者
実務経験
地籍調査実務経験:原則として10年以上の者
当面[地籍調査管理技術者]資格を取得後5年
(更新一回)以上の者を対象とする。
試験科目
◆H29年度公表予定
資格制度と
継続教育の連携
最上位資格として新設
地籍総合技術監理者
 CPD経歴の評価
法人の地籍調査業務全
般にわたる指導・監督
能力を有する技術者
 研修体系の見直し
地籍調査管理技術者(再編) 28年12月から実施
資格要件
[担い手育成コース]
実務経験
地籍調査担い手技術者
地籍調査管理技術者
2項委託への対応等を
充実した資格に再編
[担い手育成コース]の
登竜門として再編
①事業管理②調査管理 等
測量士、測量士補有資格者
又は、測量士・同士補資格を有する[地籍調
査担い手技術者]有資格者
地籍調査実務経験:5年以上の者
なお、[地籍調査担い手技術者]有資格者は、
取得後、地籍調査実務経験2年以上の者
試験科目
①関係法令実務(統合)
・国土調査法・不動産登記法
② 一筆地調査
③ 技術管理 (新設)
④ 地籍測量
地籍調査担い手技術者(再編) H28年10月から実施
試験科目
資格要件
これまでの
協 会 資 格
地籍調査管理技術者補
担い手の育成
新分野への対応
実務経験
地籍調査管理技術者
資格を問わない。
地籍調査実務経験: 2年以上の者。
なお、公共測量(測量法第5条)実務経験
を算入できるものとする。
①関係法令実務(再編)
・国土調査法・不動産登記法
② 一筆地調査
③ 地籍測量
④ 基礎技術論
(新設)
資格制度と継続教育の連携について
■測量系CPDポイントの活用推進について
[担い手の育成]と[新分野への対応]に向けた新たな[地籍の匠・担い手育成プ
ログラム]においては、[CPD経歴の評価]と[研修体系見直し]を通じ資格制度と
継続教育の連携を目指しています。
■
CPD経歴の評価


[CPD:Continuing Professional Development=継続研鑽]
更新時に一定取得を条件化
試験認証にCPD経歴を評価
 測量系CPD登録制度への加入奨励
測量CPD協議会の発行する[学習履歴証明書]により学習履歴を評価
するため、同協議会への新規台帳登録を奨励します。[※(公社)日本測量協会
に個人会員登録の場合、学習履歴登録等は無料になります。]
 登録制度への加入定着までの経過措置
同協議会への登録が定着するまでの間、暫定措置を検討する予定です。
 5年ごとの資格更新時に測量系CPDの取得を条件化します。
測量系CPDの概要
① [地籍調査担い手技術者][地籍調査管理技術者]については、
更新期間5年間に、原則として測量CPD30ポイント以上(原則として、
当協会CPD20ポイント以上を含む)取得を条件とします。
20
② これらは、28年度に両資格を取得された方から適用することとします。
(一社)日本国土調査測量協会
主催
測量系CPD
なお、27年度以前の有資格者についても何らかの形で取得経歴の提出を
求める予定です。継続的な取得登録をお願いします。
◆[地籍の匠]担い手講座
 試験認証に際して、受験前の一定期間における測量系CPD経歴を評価します。
技術者実務研修
一筆地調査研修
なお、詳細は平成28年度各資格試験の受験案内で公表する予定です。
◆
■
研修体系の見直し
 2項委託等、新技術への取組等新たな分野への対応
 資格試験科目にリンクした研修科目の再編成
技術管理講習
⑤
◆国土調査実務講習会
◆地区主催講習会
⑥
⑤
◆地籍調査管理技術者資格試験
養成講習会
⑧
資格取得
⑦
資格更新講習
④
⑤
①~③
(〇内はCPDポイント:H28年度予定)
 28年度[地籍の匠]担い手講座受講のおすすめ
[地籍の匠・担い手育成プログラム]に沿ったカリキュラム構成にしており、特に、
[一筆地調査研修]の関係法令実務、一筆地調査概論等、[技術者実務研修]の [技
術管理]は、資格試験科目と連動したものです。
詳細は、H28年度[地籍の匠]担い手講座・[技術管理]講習のご案内をご覧
ください。
測量系CPD協議会
所属他団体主催するCPD
Ⅰ.[地籍調査管理技術者]試験を受験される皆様へ
Ⅲ.[地籍調査担い手技術者]試験を受験される皆様へ
■ 新しい試験科目の内容について
■ 担い手育成コースについて
①[関係法令実務]は、これまでの[国土調査概論]及び[不動産登記法]を
統合したものです。
② [技術管理]の内容は、工程管理及び検査、認証に関する総論です。
<必要とされる実務経験年数>
[地籍調査担い手技術者]資格を経由する場合、下記①②を合計して最
短4年で必要とされる実務経験年数に達します。
① [地籍調査担い手技術者]受験に必要な実務経験年数は、地籍調査等の
実務2年以上とし、公共測量(法第5条)を算入できるものとします。
② 同資格者は、資格取得年度以降の地籍調査に関する技術的な実務経験
が2年以上の者とします。
<必要とされる資格要件>
③ [地籍調査管理技術者]試験の資格要件は、測量士又は測量士補としてい
ることから、受験時までにこれらの資格を取得する必要があります。
■ 経過措置等について
①[地籍調査管理技術者補]有資格者
試験科目は、2ヵ年以内に [関係法令実務]に相当するCPD(一筆地調査
研修)を取得している場合には、[地籍測量]、[技術管理]の2科目とします。
②[地籍調査担い手技術者]有資格者
試験科目は、[地籍測量]、[技術管理]の2科目とします。
③[地籍主任調査員]有資格者に対する試験科目も同様の取扱いとします。
なお、同取扱いは、平成32年度までの暫定措置とします。
Ⅱ.現在[地籍調査管理技術者]有資格者の皆様へ
■ [技術管理]に関する経過措置

国土調査法第10条第2項の委託に対応するため、[地籍調査管理技術
者資格]有資格者を対象とする[技術管理]講習及び認証試験を行います。
■ 試験科目の内容について
① [関係法令実務]は、[地籍調査管理技術者]試験と同様の構成です。
② [基礎技術論]は、地籍調査の技術体系、技術者倫理等を対象としています。
■ 試験水準について
各科目とも、基礎的なレベルを想定しています。
■ 養成講習会の開催について
[地籍調査管理技術者]と同様に、養成講習会を1日設けます。
□ なお、[地籍調査管理技術者補] 有資格者は、{地籍調査担い手技術者]試
験を受験する必要はありません。
 講習内容は、工程管理及び検査、認証に関するものです。
平成28年度資格試験の実施概要について
<技術管理に係る認証者登録について>

認証試験に合格した者は、[地籍調査管理技術者等]名簿に登載するとと
もに、本人には認定証を発行します。
養成講習会
地籍調査担い手技術者
地籍調査管理技術者
10月21日(金)
12月2日(金)
22日(土)
3日(土)
登録証については、資格更新時の新登録証に追記する形で行います。
□ なお、現[地籍調査管理技術者]有資格者は、再編後の試験を受験する必
要はありません。
資格試験
試験会場
東京、大阪
東京、岡山
※ 詳細は、後日、資格試験のページに発表いたします。