平成28年4月27日(水) 国土交通省関東地方整備局 利根川水系砂防事務所 記者発表資料 自然災害から命を守る取り組み 「神流川 ふるさとの山と川の物語」完成 利根川水系砂防事務所では、管内、各地域の次世代を担う児童・生徒など を対象として、地域の自然や暮らしを学び、郷土の自然災害に対する防災 意識を向上・定着させ、警戒避難等を含めた地域防災力の向上を効果的に 図るため、防災学習支援資料の作成を計画検討してきました。 今回、第1弾となる「神流川流域」を対象とした防 災学習支援資料「神流川 ふるさとの山と川の物語」 (以下、「支援資料」)が完成しました。 支援資料は、「郷土の自然」、「郷土のくらし」、 自然災害・防災を含む「住みよいくらし」の3章から 構成され、小学校における防災教育(授業)での活用 が見込まれます。 なお、支援資料は、事務所ホームページに掲載して います。(http:/www.ktr.mlit.go.jp/tonesui/) 発 表 竹芝記者クラブ 神奈川建設記者会 記 者 ク ラ ブ 刀水クラブ(群馬県) テレビ記者会(群馬県) 渋川記者クラブ 問い合わせ先 関東地方整備局 利根川水系砂防事務所 住所:群馬県渋川市渋川121−1 電話:0279−22−4177(代) FAX:0279−23−4791 工事品質管理官:冨沢 今朝雄(とみざわ けさお) 総務課長 :伊藤 利一(いとう としいち) URL:http://www.ktr.mlit.go.jp/tonesui/ 1/2 ■ 防災教育の充実に係る取組の強化 1.背景 近年、巨大台風等に伴う大規模な災害が頻発化・激甚化 ■平成26年1月「国土交通省水水害に関する防災・減災対策本部設置」 対策を具体化して取り組みを強化 ■平成27年1月「新たなステージに対応した防災・減災のあり方」(国土交通省)を公表 ・「少なくとも命を守り、社会経済に対して壊滅的な被害が発生しない」ことを目標 ・命を守るためには、防災知識の普及が必要 ・学習指導要領の充実に対する支援等による防災教育の促進 ■平成27年8月「国土交通省水災害に関する防災・減災対策本部(第3回)」 ・H28重点対策【命を守る行動の理解と習得を支援∼「身につく防災」の推進∼】 主体的に行動するための知識を学習している先進事例を参考に、わかりやすい授業 の流れやポイントを整理した指導計画案を地方整備局が作成し、教育委員会へ提案 するなど、「身につく防災教育の支援」を全国のブロックで平成28年度中に開始。 2.目的 すべての国民が、河川における自然や治水の歴史など、地域の災害リスクや防災への取組への理解 を深め、自然災害から命を守るために必要な心構え・知識・判断力・行動力等を養うことを目的とす る。 ■平成27年11月「国土交通省等と連携した防災教育の取り組みについて」 ・文部科学省から各都県・指定都市教育委員会等あて公文書発出 ■ 国土交通省の支援 ・自然災害から命を守るためには、幼少期からの防災教育が重要であるため、災害対応の実務を担う国 土交通省では、学校教育現場における防災教育の支援に係る取り組みを強化。 ・教育委員会、学校等と連携・協力して、各地域における過去の災害の写真や資料等を生かした授業の 展開例等を作成し、活用するなど、防災教育が充実されるよう取組を強化。 ■ 利根川水系砂防事務所の取組 利根川水系砂防事務所では、管内の各地域の次世代を担う児童・生徒などを対象として、地域の自然 や古くからの暮らしを学び、郷土の自然災害に対する防災意識を向上・定着させ、警戒避難等を含めた 地域防災力の向上を効果的に図るため、管内を7流域に区分した、防災学習プログラム(防災学習支援 資料及び参考資料)や活用の手引きの作成を平成25年度から計画検討してきました。 平成27年度末に第1弾となる「神流川流域」を対象とした「神流川 ふるさとの山と川の物語」及 び「活用の手引き(案)」が完成しました。 防災学習プログラムの作成にあたっては、小学校教育学習指導要領に順じて検討し、地元有識者や小 学校の校長先生等に意見聴取及び意見交換会(4回)を開催し、資料に反映させました。 平成28年度以降、小学校の授業での活用を予定しています。 2/2
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