守山市短期集中型介入モデル業務仕様書 1 目的 介護保険法 が改正さ れ 、介護予 防通所介 護が 従来の予防 給付から 地 域支援事業(介 護予防・生 活支援サ ー ビス)に移 行する。 そ のため、従 来の介護 保 険サービス に替 わる市独自 で多様な サ ービスの構 築が必要 と されている 。 要支援認定 者の多く は 、生活不活 発状況が 要 因とされる 疾患(高 齢 による衰弱 、 転倒・骨折 、関節疾 患 等)により 、認定を 受 けているこ とが多い 。 そのため、 生活不活 発 状況の人に 集中的に 運 動機能の向 上や日常 生 活の場に対 し て介入を行 うことで 、 生活不活発 状況の脱 却 を図り、介 護が必要 な 状態を予防 する 介護予防通 所介護の 代 替サービス として検 証 する。 ま た 、 サ ー ビ ス の 提 供 を 行 う こ と に よ り 、 平 成 29年 4 月 の 総 合 事 業 の 実 施 に 向 け モデル的に取り組み、実施場所および提供体制等の課題を明確にし、今後の多様な サービスの 構築や平 成 29年度の本 格実 施に 向 けた体制の 整備を行 う 。 2 対象者 本市に居住 の概ね 65 歳以上の高 齢者で、 基 本チェック リスト( 別 添1)( 厚生労 働省が作成し、ハイリスクの高齢者を判定するツール)にて総合事業該当者と認定 し、本市が サービス の 利用を適切 と判断し た 者 3 定員 1クール 4 15 名 年 間 60 名 ( 2 地 区 ×2 ク ー ル ) 募集方法・申し込み方法 市は、窓口または訪問時、基本チェックリストにて総合事業該当者と認定した者 に、モデル 業務 の情 報 提供を行う 。 利用希望者は、高齢福祉課または地域包括支援センターに電話または来所にて申 込みを行い 、地域包 括 支援センタ ーが、ケ ア プランを作 成する。 5 通所場所 事 業 所 ま た は 公 共 施 設 等 ( 地 域 で 継 続 で き る よ う な 場 所 を 検 討 。) 6 実施時期 平成 28 年契約 締 結日から平 成 29 年3 月 31 日 7 内容 (1) 教室(通所型) ア 送迎の実施 (ア) 参加者の安 全を 第一に考え、適切な送 迎場所、送迎 時間等の 調整を参加 者 と密に行う 。 (イ) 車の車種は 問わ ないが、車内 で喫煙を しないこと や冷暖房 等 空調設備を 装 備している ことなど の 条件を満た し、安全 管 理、衛生管 理を適切 に 行う。 イ 会場の 準備およ び 後片付け ウ 参加者 の受付 エ 負担金 の徴収お よ び納付 (ア) 本市は、指定し た利用者に かかる負 担 金の請求・徴収につ い ては、受注者 に対して、当 該負担金 の徴収業務 を受注者 に 委託し、受注 者は当該 業務を受 託する。 (イ) 受注者は、 参加 者から負担 金として 、 1人1回あ たり 500 円 (送迎料金等 すべてを含 む )を徴収 する。 (ウ) 負担金の領 収に 際し、参加 者へ 受注 者 が発行して いる 領収 書 を発行する。 (エ) 参加者から徴収した負担金は、収納のあった日の属する月の翌月の5日 までに、守 山 市長に 対 し徴収した 負担金の 明 細を含む業 務報告書 を 提出し、 守山市長が 送付する 納 入通知書に より、当 該 納入通知書 の発行の 日 から 10 日以内に、 守山市市 指 定金融機関 に払い込 む こと。 (オ) 本市指定金 融機 関に払い込 むまでの 間 の負担金に ついては、安全かつ確 実 な方法で保 管する。 オ 実施頻度 週 1 回 、 3 か 月 間 継 続 し て 行 い 、 12 回 ( 1 ク ー ル ) 実 施 す る こ と 。 開 催 時 期・時 間 は 、お お む ね 3 月 中 旬 ま で に 事 業 が 終 了 で き る よ う に 市 と 協 議 す ること。 た だ し 、 教 室 は 、 送 迎 に 要 す る 時 間 を 除 き 、 1 回 120 分 と す る こ と 。 ※クール開始後も、5回目以前ならば途中参加も可能とする。 カ 従事者 理学療法士 または作 業 療法士 1名 、介護職 員 1名、運動 指導員 1 名 、看護職 員1名 キ サービス提 供内容 (ア) 受注者は 、地域包括 支援セ ンタ ーが計画す るケアプ ラ ンに基づき 、通所 ・ 訪問の個別 支援計画 を 作成する。 その計画 は 、3か月で 達成可能 な 目標に 向けて、作 成するこ と 。 (イ) 受注者は 、個別支援 計画を利 用 者に説明し 、同意を 得 、利用者毎 に心身 機能及び生 活機能等 の 向上を図る サービス を 提供するこ と。 (ウ) 受注者 は 、自宅でで きる運動 プ ログラムを 提供する こ と。 (エ) 受注者は 、毎月モニ タリング を 行い、 本市 担当者と 情 報の共有を 図るこ と。 (オ) 受注者は 、計画終了 後、事後 ア セスメント を行い利 用 者および 本 市に報 告すること 。 また、 目 標が達成で きておら ず 、介護保険 のサービ ス が 適切 と判断され る 場合は 、本 市担当者 と協議を 行 い、介護 保険の申 請を 勧める。 (カ) 受注者は 、計画終了 後に、自 主 グループが できるよ う に促しを行 い、必 要時支援を 行うこと 。 キ 1クール終了 後 の評価の実 施 受注者は、1クール終了後に、目標の達成状況、身体状況の変化、客観的な 運 動 器 の 状 態 、 日 常 生 活 活 動 能 力 の 改 善 状 況 、 今 後 の 支 援 の 必 要 性 に つ い て総 合的に評価 を行う。 個 別プラン 兼 評価報告 書 、実施報告 書に記録 を する。 ク 事業終了後 の 評価の実施 受 注者は、 全 クール 終了 後に、 業 務 評価報告書 を記録す る 。 (2) 自宅訪問(訪 問 タイプ) ア 実施対象者及び頻度 教 室 に て 、ア セ ス メ ン ト を 行 い 、自 宅 で の 支 援 や 指 導 が 必 要 と し た 場 合 に 訪 問を 行い、指導を行うこと。ただし、一人あたり最大3回までとする。 イ 従事者 理学療法士または作業療法士 ウ 負担金 無料(1回あたりの実施時間が短いため負担金はなし) エ サービス提供内容 (ア) 計画等については、教室同様とする。 (イ) 自宅訪問を行い、自宅における動作に応じて、運動等について指導を行うこ と。 8 9 教室開 始前の提 供 書類 (1) 参加者名簿 (2) 事前の基本 チェ ックリスト (3) 利用者基本 情報 (別添2) (4) 短期集中介 入 モ デル業務 ケ アプラン ( 別添3) 提出物 (1) 教室実施前 受注者は、委託業務を計画的に実施するため事業計画を定め、教室実施まで に実施計画書を本市に対し、提出すること。 (2) 教 室 実 施 中 受 注 者 は 、教 室 実 施 中 に お い て 教 室 開 催 が あ っ た 日 の 属 す る 月 の 翌 月 5 日 ま で に以下のものを本市に対し提出すること。 ア 負担金確認簿(別添4) イ 月別実施報告書(別添5) ウ 配布資料 (3) 各クール終了後 受 注 者 は 、 1 ク ー ル 終 了 後 、 30 日 以 内 に 業 務 に つ い て の 事 業 実 績 報 告 書 と し て以下のものを本市に対して提出する。 ア 出席表 イ 個別プ ラン 兼評価報告 書 ウ 個人記 録票 (別添6) エ 実施報 告書 (別添7) オ 事後の 基本 チェックリ スト (4) 事業終了 後 受注者は 、全 クール終了 後、30 日以 内に業務に ついての 業 務報告書と して以下 のものを本 市に対し て 提出する。 10 ア 実施報 告書 (全クール 総括) イ 業務評 価報 告書 運営に関する留意事項 (1) 教室の実施について 教室を実施する際に考慮すべき点は以下のとおりとする。 ア 教室開始前に必ず参加者の体調確認を行う。 ※参加の事前注意として、身体に何らかの変調がある場合(感冒・動悸・胸痛・ 頭痛・めまい・下痢など)には、従事者に伝えるよう参加者に周知する。 イ 安全かつ効果的に体操を実施、および指導する。 ウ 安全に教室が実施されるように、適宜参加者の状況確認と声掛けを行う。 エ 教室開始時また終了時に水分摂取を参加者に促す。 (2) 教室中止基準 ア 教室前の留意点 教室を行う前に状態チェックを必ず行い、以下に該当する場合は運動を実施しな いこと。 (ア) 関節痛、腰痛など慢性的な症状の悪化 (イ) 運動直前に食事をしている場合 (ウ) 水分補給が十分でない場合 (エ) 睡眠不足の場合 (オ) 発熱等がある場合 (カ) 服薬が出来ていない場合 (キ) その他、体調不良などの自覚症状を訴える場合 イ 教室中の留意点 教室中には以下の自覚症状や他覚所見に基づく安全の確認を行うこと。 ウ (ア) 運動中の姿勢(関節可動域・代償運動) (イ) 筋緊張の異常 (ウ) オーバーワーク (エ) 顔面蒼白 (オ) 冷や汗 (カ) 吐き気 (キ) 嘔吐 (ク) 脈拍・血圧 教室終了後の留意点 教 室 終 了 後 対 象 者 の 状 態 を 観 察 し 、身 体 に 何 ら か の 変 調 が み ら れ た 場 合 に は 状 態 チェックを行い、医療機関への受診など必要な措置をとること。 (3) 天候による教室の延期実施について 受 注 者 は 、台 風 や 暴 風 警 報 発 令 な ど の 悪 天 候 時 、教 室 実 施 に よ り 参 加 者 に 危 険 がお よ ぶ 可 能 性 が あ る 場 合 は 、本 市 と 協 議 の 上 、教 室 を 延 期 し 、改 め て 日 程 を 調 整 す るこ と。また教室を延期する場合は、参加者に延期の連絡をすること。 個人情報の保護 (4) 介護予防事業の運営上、多くの個人情報を取り扱うこととなるため、守山市 個 人 情 報 保 護 条 例 ( 平 成 14 年 守 山 市 条 例 第 36 号 ) の 規 定 お よ び 次 に 掲 げ る 事 項を遵守しなければならない。 ア あらかじめ本人から個人情報を目的の範囲内で利用する旨の了解を得てお くこと。 イ 個 人 情 報 の 取 り 扱 い に つ い て は 、 関 係 法 令 ( ガ イ ド ラ イ ン 等 を 含 む 。) を 遵 守 し 、厳 重 に 取 り 扱 う こ と と し 、契 約 終 了 後 に お い て も そ の 保 護 に 遺 漏 の な い よう十分に留意すること。 (5) 再委託等の禁止 受注者は、第三者に委託業務の一部または全部を再委託し、又は請け負わせ てはならない。また、権利義務等を第三者に譲渡し、又は継承させてはならな い。 (6) 遵守事項 受注者は、委託業務の執行に当たっては、仕様書に掲げる事項、その他本市 が委託業務の実施に関し、特に指示した事項を遵守しなければならない。 (7) 機関との連携 受注者は、教室参加者が教室終了後継続して介護予防活動が出来るように、 地域での教室の自主グループ活動等の情報提供の希望があった場合は、地域包 括支援センターと適宜連携を図るものとする。また、委託業務の執行に当たっ ては、本市をはじめとする関係機関と必要な連携を図るものとする。 (8) 管理者の選定 委託業務の執行に当たっては、受注者は、管理者を定めることにより責任の 所在を明確にするものとする。 (9) 苦情処理 受注者は、委託業務の執行に関する利用者及びその家族等からの苦情に迅速 かつ適切に対応するために必要な体制を整備しなければならない。 ( 10) 安 全 管 理 マ ニ ュ ア ル の 作 成 受注者は、管理者が中心となり事業を安全に実施するために、事故発生時の 対応を含めた安全管理マニュアルを整備し、有事に際して速やかに対応できる 体制を整えるものとする。 ( 11) 事 故 報 告 業務の実施 に際し、事 故等があっ た場合、管 理者がただ ちに本市 に 報告するこ と。 ( 12) 事 故 発 生 時 の 賠 償 受注者は、その責めに帰する理由により、業務の実施に関し、本市または対 象者、第三者に損害を与えたときは、管理者は速やかに対応を行い、その損害 を賠償しなければならない。 ( 13) 報 告 、 調 査 等 本市は、受注者に 対し 業務に係る 管理状況 に ついて報告 を求める こ とができる。 また、必要が あると 認 められると きは、自 ら 検査を行い 改善を指 示 できるもの とする。 ( 14) 文 書 等 の 管 理 に つ い て 受注者は、業務を円滑に実施するため、必要書類を作成し、適切に保存する ものとする。 ( 15) そ の 他 上記に掲げるもののほか、必要な事項は、本市と受注者がその都度協議を行 いながら、当該事業の円滑な実施に努めるものとする。
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