2015/03/15 大規模災害対策要綱 平成28年4月23日制定 公益社団法人日本診療放射線技師会 2015/03/15 大規模災害対策要綱 第1章総則 第1条目的 第2条基本方針 第2章平常時における準備 第3条 本会が行う準備 第4条 災害訓練及び啓蒙活動 第3章非常時における体制 第5条災害対策本部の設置 第6条予備本部の設置 第7条災害対策本部の組織 第8条災害対策本部の業務 第4章その他 第9条災害協定に基づく業務要請 第10条災害対策マニュアル等の策定 第11条要綱等の見直し 2015/03/15 大規模災害対策要綱 第1章総則 (目的) 第1条本要綱は、日本国内で震度6弱以上の地震あるいは津波や風水害等の異常な 自然災害、放射線に関連した事故、大規模重大事故による災害(以下「大規模 災害」という。)が発生した場合の、公益社団法人日本診療放射線技師会(以 下「本会」という。)の基本方針、具体的な組織、本会職員及び会員の行動マ ニュアル等の災害に対応するための事項を定めることにより、大規模災害発生 時における本会の保全及び業務機能の維持を図るとともに、関係行政機関の要 請に応え、かつ本会の社会的責任を果たし、国民の安全および信頼を維持する ことを目的とする。 (基本方針) 第2条本会は、大規模災害が発生した場合に適切な対応が取れるように、平常時か ら必要な準備を行うとともに、大規模災害が発生した場合においては、次の必 要な対策を実施するものとする。 (1)本会は、「いつでも,どこでも,誰でも最良の医療を受けられる」という命 の視点に立ち、医療を求める人々に奉仕しなければならない。また、原子力災 害時のような緊急事態においては、保健所等に汚染検査や相談等を求めてくる 人々に対応するために協力しなければならない。 (2)本会は、公益社団法人の社会的責任を果たすため、会員に対し関係行政機関 等の要請による救援活動等に対する協力を求めることができる。 (3)本会事務局は、施設の保全及び業務機能の維持、業務環境の早期回復・整備 を図らなければならない。 (4)本会は前1~3号が機能的に活動できる支援・調整を行なわなければならない。 2015/03/15 第2章平常時における準備 (本会が行う準備) 第3条本会は、災害対策に関する基本方針に基づき、主として次の事項を行う。 (1)本会は、他職種と連携して効果的な救援・支援活動を行うために、関係機関 と協議の上、予め職種間連携体制を構築しなければならない。 (2)必要な場合は、災害協定締結先(本会と都道府県(診療)放射線技師会(以 下、技師会)間、本会と関係医療団体間、本会と行政間)との連絡調整、本要 綱及び第10条に定める災害時行動マニュアル等の整備・見直し、教育訓練等の 災害事前対策活動を推進する。 (3)「災害時支援ネットワークシステム」を構築する。 (4)大規模災害により、災害協定を締結した都道府県放射線技師会の管轄地域が 被災した場合は、被災した都道府県放射線技師会との連絡調整及び支援窓口業 務を行う。 (5)大規模災害により、本会が被災し事務所機能が維持できない場合は、災害協 定を締結した都道府県放射線技師会において、災害対策活動を実施する。 (6)会員の身分保障や費用弁償、教育・研修等について制度化するよう、行政等 に要望活動を続けなければならない。 (災害訓練及び啓蒙活動) 第4条事務局は、定期的に災害訓練を実施する。 2事務局は、本会職員及びその家族に対して大規模災害に対する意識を日常か ら喚起するとともに、大規模災害発生時に災害対策本部が任務を確実に遂行で 2015/03/15 きるよう、必要な対応体制を整備し、これを周知徹底する。 第3章非常時における体制 (災害対策本部の設置) 第5条本会会長は、次の各号に掲げる場合において、直ちに本会内に災害対策本部 を設置する。 (1)大規模災害が発生し、又は発生する恐れがある場合 (2)関係行政機関より、応急復旧対策の要請があった場合 (3)その他会長が必要と認めた場合 (予備本部の設置) 第6条大規模災害により、本会事務所の使用が困難になった場合は、会長・副会長・ 理事が災害協定を締結した都道府県放射線技師会の事務所等を予備本部として使 用する。 (災害対策本部の組織) 第7条災害対策本部は、本会会長・副会長・理事及び本会職員により組織する。 2 災害対策本部長には会長があたり、本部を統括し指揮監督する。 3 副本部長には副会長、理事及び事務局長があたり、本部長を補佐し、本部長 に事故があるときはその職務を代行する。 4 理事は、コーディネータとして必要な場合は、被災地で調整を図らなければ ならない。 (災害対策本部の業務) 第8条災害対策本部に総務班と業務班を設ける。 2015/03/15 2 総務班は総務職員をもって構成し、本会の保全及び業務機能の維持、災害発 生直後の情報収集、広報活動の推進に努める。 3 業務班は業務部職員をもって構成し、行政機関等からの応急復旧対策の要請 に対応するため、行政機関等や会員の緊急窓口担当者及び関連他団体との連絡 に努める。 第4章その他 (災害協定等に基づく業務要請) 第9条本会に対し災害協定締結機関等より応急復旧業務対策の要請があった場合は、 本要綱によるほか、各協定に定められた事項に基づき対応するものとする。 (災害対策マニュアル等の策定) 第10条本要綱を補完するため、次の災害時行動マニュアル等を別途策定する。 (要綱等の見直し) 第11条本要綱、大規模災害時行動マニュアル等は、定期的に見直しを行うものと し、必要に応じて改訂する。 (付則) 本要綱は平成28年4月24日から実施する。
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