事業構想 - www3.pref.shimane.jp_島根県

様式第二号
戦略産業雇用創造プロジェクト事業構想
<概要版>
「事業タイトル」ものづくり産業と情報関連産業の振興を通じた雇用機会の増大
1.事業趣旨・目的
島根県において、製造業は県内民営事業所の従業者数の約16%を占める産業であり、
卸・小売業に次ぐ雇用の受け皿となっている。(H24 年経済センサス活動調査) 加えて、
製造業は、県外から仕事を受注する外貨獲得型の産業であることや、他の産業に比べてよ
り大きな付加価値を生み出し、波及効果も高いことなどから、良質な雇用の創出が期待さ
れる重要な産業である
また、情報関連産業(ソフト系IT産業)も同様に県外からの受注による外貨獲得型産業
であり、本県の特徴的な産業としての成長が見込まれ、雇用の場を生み出す産業として期
待される。
この観点から、「ものづくり産業(製造業)」「情報関連産業」については、県としてそ
の振興に重点的に取り組んでいるところである。
こうした県の方向性とリンクした「戦略産業雇用創造プロジェクト」を実施することで、
良質で安定した雇用の創出が期待される戦略産業の振興や雇用マッチングをさらに推進
し、雇用の拡大と地域経済の発展を図る。
※ものづくり産業
島根県として、成長性や雇用の安定性の観点から「機械金属関連産業」「電気・電子
関連産業」「食品関連産業」が特に重要な業種として捉える。
※情報関連産業
島根県において、今後の産業規模拡大が期待できることから、ソフト系IT産業を
主体として捉える。
2.事業構想に当たっての背景・現状
平成27(2015)年10 月1日現在の島根県の推計人口は69 万2千人となっており、ピー
ク時の昭和30(1955)年の92 万9千人から、実に23万7千人、25%以上の人口が減少して
いる。今後、島根県が人口減少を食い止め県勢を維持拡大していく上では、出生率の向上
や若者等の定着・回帰の促進が不可欠となるが、そのためには、安定した所得が得られ、
魅力のある職場の創出が必要である。
こうした観点から、本県が有する特色や強みを最大限に活かし、ものづくり産業(製造業)
や情報関連産業(ソフト系IT産業)の振興に重点を置き取り組んでいるところである。
このうち、国内市場の縮小や国際競争の激化など厳しい経営環境にある ものづくり産業
については、競争力の強化に向け、各地域の産業の強みを活かした取組みを支援していく
とともに、東南アジア等の新興国における県内企業の受注開拓等への支援、多様な産業の
連携による新たなビジネスの創出等への支援を行っている。
また、情報関連産業についてはIT人材の確保・育成に努め、またソフトウェア系IT
の研究開発支援の強化や県内IT企業の振興に繋がるよう国内外に向けたRubyのビジ
ネス利用に関する情報発信など、県内IT産業のさらなる発展を目指した支援を講じてい
る。
加えて、地域経済の活性化や雇用の維持拡大を図るため、企業誘致の促進にも努めてい
るところである。
一方、雇用対策としては、平成27年度末を目途に策定を進めている「島根県創業雇用
対策の方針(第3次)」においては、
①産業の振興による雇用の維持・創出
②人材の確保と就業支援
③産業を担う人材の育成と定着
を雇用対策の基本方針として設定し、「活力あるしまね」「安心して暮らせるしまね」「心
豊かなしまね」の実現のため「産業の振興と雇用の創出」に重点的に取り組むこととして
いる。
また、こうした地域の雇用対策に島根労働局と一体となって取り組むため、現在、同局
と雇用対策協定の締結に向けて調整を進めているところである。
3.事業構想の内容
(1)支援対象業種・実施地域
① 支援対象業種
○機械金属関連産業
○電気・電子関連産業
○食品関連産業
○情報関連産業
② 実施地域
島根県全域
(2)事業構想の概要
(事業名)
(概要・スケジュール・ねらい(効果))
~地域マネジメント強化メニュー~
戦略産業人材誘致事業
都市部に人材誘致コーディネーターを配置し、人材の掘り起しと県内企業とのマッチングの推進を図る。(H28
~H30)
ITエンジニアのUIターン転職促進事業
ITエンジニア等技術者を確保するため、首都圏等で開催される転職フェア等に出展し、UIターンにより県内企
業において即戦力となる人材を獲得する。(H28~H30)
立地企業フォローアップ事業
誘致企業を定期的に専門職員が訪問することにより、様々なニーズを把握し企業の定着を図るとともに、工場
や設備の増設計画の相談に応じることで投資を促進し、雇用の増を図る。(H28~H30)
戦略産業雇用創造プロジェクト推進協議
産業政策と一体となった雇用政策を展開していくにあたり、協議会を設置してプロジェクトの円滑な運営と事業
会運営事業
の執行管理等を行う。
~事業主向け雇用拡大支援メニュー~
イノベーション創発支援事業
ものづくり産業、IT産業が成長分野等参入を促進するため、専門家派遣や販路開拓、研究開発など総合的な
支援を行い、企業の体力強化を図り雇用の増大を図る。(H28~H30)
高度産業人材育成事業
設計や生産管理等に関する人材育成研修を実施することにより、県内企業の技術的基盤の強化を推進し、
雇用の増を図る。(H28~H30)
戦略産業就業支援事業
戦略産業に関わる業種の企業フェア(就職イベント)を都市部において開催し、産業人材の還流を推進する。
(H29~H30)
衛生・品質管理体制整備事業
食品産業の重要なテーマである「衛生・品質管理」について、取り組みの必要性を啓発する経営者や製造担
当者向けセミナーや、製造現場でのマネジメント研修等を体系的に組み立てて、県内企業の衛生管理力向上を
図ることによって、販路拡大の後押しをし、雇用の増につなげる。(H28~H30)
衛生管理アドバイザー設置事業
食品産業へ企業訪問して各企業の抱える衛生管理に関する課題を抽出し、衛生管理技術の向上アドバイス
や、必要な施策への誘導を行う衛生管理アドバイザーを設置することにより、企業体力の強化を図り雇用の増
につなげる。(H29~H30)
生産管理アドバイザー設置事業
収益の前提となる製造原価や供給余力の把握が不十分な食品製造業に対して、食品の製造現場に精通した
アドバイザーを設置して、「確実に儲ける」ための社内体制の構築を図り雇用の増につなげる。(H29~H30)
県産品インターネット販売人材育成事業
県産品(食品)の販路を開拓するためのサイト構築や人材育成支援を通じて食品産業の営業力強化を推進
し、雇用の増大を図る。(H29~H30)
~求職者向け人材育成メニュー~
地域求職者就職支援事業
求職者を対象とした就職支援セミナー等の開催を通じ、戦略産業を中心とした企業への就職の促進を図る。
(H28~H30)
起業家育成・支援事業
地域経済の担い手を確保・育成するため、起業意欲を喚起するとともに、市町村・商工団体・金融機関等との
連携により起業家を育成し、新たなビジネスの創出を推進する。
・起業家スクールの開催
・専門家派遣による起業家の育成及びビジネスプランのブラッシュアップ
(3)関連施策と一体となった取組
○戦略産業雇用創造プロジェクト関連利子補給制度
○若年者地域連携事業(島根労働局事業)
○先端技術イノベーションプロジェクト推進事業(地方単独事業)
○しまね海外ビジネス展開支援事業(地方単独事業)
○しまねものづくり高度化支援事業(地方単独事業)
○戦略的ビジネスパートナー獲得支援(地方単独事業)
○国際規格等取得促進事業(地方単独事業)
○ものづくり産業戦略的強化事業(地方単独事業)
○技術革新総合助成事業(地方単独事業)
○特殊鋼産業クラスター高度化推進事業(地方単独事業)
○市場開拓支援事業(地方単独事業)
○県産品販路拡大支援事業(地方単独事業)
○県産品ブラッシュアップ支援事業(地方単独事業)
○6次産業推進事業(地方単独事業)
○しまね食品等輸出促進対策事業(地方単独事業)
○国際経済交流推進事業(地方単独事業)
(H28~H30)
○IT人材確保促進支援(地方単独事業)
○ものづくり・商業・サービス革新事業(経済産業省事業)
○地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助金(経済産業省事業)
○革新的ものづくり産業創出連携促進事業(経済産業省事業)
○新分野進出支援事業(経済産業省事業)
○下請中小企業・小規模事業者自立化支援事業(経済産業省事業)
○中小企業・小規模事業者海外展開戦略支援事業(経済産業省事業)
4.事業実施による効果
415名(正規雇用の割合90.4%)
1年度目
86名(正規 72名、正規以外6名、創業者8名)
2年度目 134名(正規121名、正規以外5名、創業者8名)
3年度目 195名(正規182名、正規以外5名、創業者8名)
5.事業実施体制
島根県戦略産業雇用創造プロジェクト推進協議会(仮称)を新しく設立
<想定する協議会参加機関>
島根県中小企業団体中央会、島根県商工会議所連合会、島根県商工会連合会、島根県経済同友会、島根県経営者協会、島根県銀行協会、
島根県信用金庫協会、しまね産業振興財団、ふるさと島根定住財団、日本労働組合連合会島根連合会、島根大学、島根県立大学、松江
工業高等専門学校、島根県鐵工会、島根県情報産業協会、島根県物産協会、島根労働局
6.必要経費概算
事業費総計: 735,382千円(1年度目 130,894千円、2年度目 202,244千円、3年度目 402,244千円)
国 負 担: 590,984千円(1年度目 105,408千円、2年度目 162,788千円、3年度目 322,788千円)
地方等負担: 144,398千円(1年度目 25,486千円、2年度目 39,456千円、3年度目 79,456千円)