川 辺 っ 子 「わかる」「できる」「ふれあう」 川辺小学校 学校通信 500号 28年4月25日 <学校ホームページ http://www.h-ichikawa.ed.jp/Pages/kawanabe/top.aspx も併せてご覧ください> 校 長 蘆 田 敏 志 【学ぶこと と 思うこと】 川辺小学校の子どもたちは、今6歳から12歳で す。かわいらしく幼い面がある子どもたちですが、 やがて成長して一人一人が21世紀半ばの社会を力 強く支えていく頼もしい子どもたちです。多様な価 値観が存在し変化の激しい時代にあって、今まで以 上に自分から進んで学び、自分で考え、そして主体 的に物事を解決していく姿勢が子どもたちに求めら れています。 その昔、中国の思想家、孔子は弟子たちに説きました。「学びて思わざるはすなわちく らし」、反対に「思いて学ばざるはすなわちあやうし」と。「学びて思わざる」とは、知 識を学ぶばかり、知識を吸収するばかりで、物事を解決するためにその知識をもとに自 分の頭で考えようとしないこと。そんなことをしていると「すなわちくらし」、単なる物 知り博士に終わりってしまいますよ、と孔子は教えています。反対に「思いて学ばざる」 とは、物事を解決しようとあれこれ思いをめぐらし考えるばかりで、そのことに関する 知識を学んだり、吸収したりしようとしないこと。そんなことをしていると、今度は「す なわちあやうし」、独りよがりな考え方や行動に陥ってしまいますよ、と孔子は教えてい ます。勉強をするときの基本姿勢として「学ぶこと」と「思うこと」、この両方の大切さ を説いた有名な言葉です。 今から2500年前の孔子のこの言葉は、今、学校教育の中にしっかりと生きています。 子どもたちは、「学ぶこと」に重点を置いた「教え込み型の教育」でもなく、豊かな体験 の中で「思うこと」に重点を置いた「ゆとり型の教育」でもない、その両方にバランス をおいた教育課程の中で学校生活を送っています。一時期、知識中心の学力観から体験 重視の学力観まで、世の中の学力観が時計の振り子のように右に左に大きく揺れ動いた ことがありました。しかし、孔子の言う「学ぶこと」と「思うこと」この両方にバラン スを置いた「確かな学力」を育成する教育課程のもとで学ぶことの重要性を感じていま す。学習指導要領の中で、学力の三つの要素として①知識技能を「習得」する力、②そ の知識技能を「活用」する力、そして③自ら学ぼうとする「主体的な学習態度」の三つ が示されています。孔子のいう「学ぶこと」と「思うこと」は、「習得」と「活用」とい う言葉で学習指導要領の中に生きていることを自覚したいと思います。 <学校教育目標> 21世紀を生きぬく かしこく たくましく こころ豊かな 川辺っ子の育成 【記念すべき500号】 「川辺っ子」が500号を数えました。過去からの積み重ねがこんな大きな数字になって いることに思いをはせ、未来へつないでいくことに大きな重みを感じています。これか らも「川辺っ子」が学校と保護者の皆様、そして地域の皆様とのつながりを深めていく 架け橋になることを願っています。今後ともご愛読をお願いします。 【5月・6月の予定】 5月 6月 2 月 登校指導 1年生歓迎集会 委員会活動 口座振替日 1, 水 登校指導 口座振替日 3 火 憲法記念日 3 金 運動会前日準備 4 水 みどりの日 4 土 運動会 5 木 こどもの日 5 日 運動会予備日 6 金 マップウォーク 弁当日 6 月 振替休業日 9 月 サツマイモ畝作り13:30 老人クラブ来校 体力テスト 9 木 田植え体験 3年5年 10 火 マップウォーク予備日 弁当日 10 金 児童集会 スクールカウンセラー相談日 田植え体験予備日 11 水 オープンスクール サツマイモ苗差し 13 月 5年自然学校説明会(午後) クラブ活動 12 木 オープンスクール 眼科検診1年3年 PTA生活・研修(広報)部会 14 火 プール開き 13 金 オープンスクール スクールカウンセラー相談日 内科検診1~3年 15 水 登校指導 16 月 登校指導 内科検診4~6年 再振替日 16 木 再振替日 17 火 歯科検診 全学年 19 日 県書写コンクール 会場:福崎小学校 19 木 運動会練習開始 20 月 クラブ活動 21 土. 郡陸上記録会 会場:神崎小学校 24 金 PTA常任委員会 スクールカウンセラー相談日 23 月 クラブ活動 27 月 クラブ活動 24 火 尿再検査 耳鼻科検診1年4年 25 水 尿再検査 26 木 プール清掃5年6年 27 金 スクールカウンセラー相談日 31 火 運動会予行 【職員定時退勤日について】 子どもたちに「生きる力」を育み、多くの学校で課題となっている学力の向上やいじめ等の様々な 問題を解決していくためには、教職員が子どもたち とじっ くり 向き 合う 時 間 を確 保することが重 要です。しかし、兵庫県教育員会の「教職員勤務実態調査」によりますと、教員の平日1日あたりの 平均労働時間は11時間弱となっており、心身の負担が増大しています。 そこで、兵庫県教育委員会は、平成25年度から週1回以上の「教職員定時退勤日」を県内すべて の学校で実施するよう各市町村教育員会に依頼しています。本校でも「教職員定時退勤日」の実施に より、すべての教職員が精神的なゆとりを持って、一人一人の児童に向き合うことのできる環境づく りを進めているところです。 本校職員の勤務開始時刻は8時、勤務終了時刻は16時30分となっています。しかし、現実には 20時や21時をすぎても仕事をすることが多くあります。職員にはメリハリをつけて仕事を進める よう呼びかけるとともに、毎週火曜日を川辺小の職員定時退勤日と定めて、特に事情のない限り17 時30分には退勤するよう呼びかけています。保護者・地域の皆様には、この定時退勤日の趣旨をご 理解の上、ご協力くださいますようお願い申し上げます。
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