大分市家屋評価システム 調達仕様書 大分市財務部資産税課 平成 28 年 4 月 <目 次> 1.家屋評価システムの概要 (1) 事業の目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 (2) 導入方針 ア 本市の仕様に対応したシステム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 イ 評価替え等の対応 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 ウ 東西資産税事務所との接続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 エ 自治体での導入実績 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 オ オープンソースソフトウェアの活用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 カ システムのユーザビリティ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 キ メンテナンスリース予算額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 (3) 調達対象範囲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 2.導入関連作業 (1) プロジェクト管理 ア 体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 イ プロジェクト計画書の策定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 ウ プロジェクト管理方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 (2) システム構築業務 ア 導入スケジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 イ システム稼動時期 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ウ 構築場所等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 (3) 初期データセットアップ ア 家屋コード、独自補正、補正計算式のセットアップ・・・・・・・・・・・・・3 イ 端末設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 (4) 納品物 ア システム一式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 イ サーバ機器一式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ウ ドキュメント一式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 エ 納入形態 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 3.家屋評価システムの要件 (1) 機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 (2) 基本要件 ア 家屋評価システム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 イ 研修・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 ウ ユーザー数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 エ 評価家屋 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 オ マニュアルの整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 (3) 機能要件 ア システム構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 イ 機能全般 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 ウ 機能仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 エ 他システムとの連携 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 (4) セキュリティ等の要件 ア セキュリティポリシー等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 イ 不正アクセス対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 (5) 稼動環境要件 ア ハードウェア構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 イ ネットワーク環境 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 ウ ソフトウェア構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 エ サーバ機器構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 4.運用保守 (1) 保守管理 ア 運用保守 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 イ 稼動時間等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 ウ バックアップ実施 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 (2) 障害対応 ア 障害対応 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 イ 障害復旧後の対応 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 5.その他 (1) 留意事項 ア 調達仕様外提案 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 イ 注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 (2) 提案に関する大分市の窓口 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 提案 - 別紙 1 機能仕様書 別紙 2 大分市における情報セキュリティの基本的な考え方 別紙 3 大分市情報セキュリティ対策基準 本調達仕様書は、家屋評価システムの導入、運用、保守等のメンテナンスリース業務に ついて、複数事業者からの提案書の提出を依頼し、比較検討する中から本市の示す条件 により合致した提案事業者及びシステムを選定するための仕様を示すものである。 大分市家屋評価システム 1.家屋評価システムの概要 (1) 事業の目的 大分市では、固定資産の家屋評価において、平成 17 年度から現行の家屋評価システムを導入し、 木造及び非木造家屋の評価業務を行っているところであるが、家屋評価業務の更なる効率化を図 るため、新たな家屋評価システムを導入するものである。 このため、大分市家屋評価システムの導入事業の実施事業者の候補者を公募型プロポーザ ル方式で選定することについて、必要な事項を定める。 (2) 導入方針 ア 本市の仕様に対応したシステム システム導入に要する費用の軽減や構築期間短縮を図るため、総務大臣が告示した固 定資産評価基準や本市の仕様に適合する「パッケージソフト」を利用することとし、稼動後の システム運用の安定性を確保するためにも、極力そのパッケージソフトに対してはカスタマ イズを行わないこととする。 イ 評価替え等の対応 3 年に 1 度の評価替えや税制改正に対して迅速かつ正確に対応を行うこと。 ウ 東西資産税事務所との接続 出先機関である東西資産税事務所の各端末から、本庁のサーバへ問題なく接続でき、スト レスなく評価計算を行えること。 エ 自治体での導入実績 過去 5 年以内に人口 30 万人以上の自治体への導入実績を有するシステムとすること。 オ オープンソースソフトウェアの活用 可能な範囲で、サーバ OS やミドルウェア等にオープンソースソフトウェアを活用し、ライセン ス費用の削減を行うこととする。 カ システムのユーザビリティ 誰もが容易に操作ができる機能を備えたシステム、また、利用者がストレスを感じないユー ザビリティに配慮したシステムを導入する。 キ メンテナンスリース予算額(平成 28 年 10 月~平成 33 年 9 月) 30,110 千円・・・消費税 8%分含む 1 大分市家屋評価システム (3) 調達対象範囲 構築作業(協議、要件定義、機能設定、研修、他システム連携)、サーバ機器、保守 2.導入関連作業 (1) プロジェクト管理 ア 体制 家屋評価システムの構築に当たっては、過去 5 年以内に人口 30 万人以上の自治体にお いて今回提案する家屋評価システムのパッケージ導入実績を持ち、プロジェクト計画の策定、 各作業工程の管理及び部門間の調整、生産性及び品質向上に資する管理能力を有する責 任者を配置し、ネットワークやハードウェア、データベースなどの専門スキルを持つメンバー を配したプロジェクト体制を整えるとともに、必要なセキュリティ管理体制も併せて整えるこ と。 また、プロジェクトメンバーについては、本市が同時期に調達を行う他の案件と兼務するこ とを認めない。ただし、調達を統括する責任者については、協議の上で兼任を認める場合が ある。 イ プロジェクト計画書の策定 受託者は、本仕様書に基づき、家屋評価システム導入における具体的な体制、スケジュ ール、プロジェクト管理方針、品質管理方針、導入環境、導入方法等を含んだプロジェクト計 画書を作成し提出すること。 ウ プロジェクト管理方針 (ア) 進捗管理 プロジェクト計画書に定義したスケジュールに基づく進捗管理を実施し、定例の報告会 の設定やその会議録を作成すること。また、速やかに課題や懸案事項を解決し、進捗及 び進捗管理に是正の必要がある場合は、その原因及び対応策を明らかにし、速やかに 是正の計画を策定すること。 (イ) 品質管理 プロジェクト計画書に定義した品質管理方針に基づく品質管理を実施すること。また、 品質及び品質管理に是正の必要が生じた場合は、その原因と対応策を明らかにし、速や かに是正の計画を策定すること。 (ウ) 変更管理 仕様確定後に仕様変更の必要が生じた場合には、受託者は、その影響範囲及び対応 に必要な日数等を把握したうえで、大分市と協議の場を持ち対応方針を確定すること。 2 大分市家屋評価システム (2) システム構築業務 ア 導入スケジュール 導入期間は、契約の日から平成 28 年 9 月 30 日までとする。 イ システム稼動時期 新システムは平成 28 年 10 月 1 日から稼動する。 ウ 開発場所等 開発場所は受託者にて用意すること。ただし、本市との協議場所等については、本市で用 意する。 (3) 初期データセットアップ ア 家屋コード、独自評点、補正計算式のセットアップ 本市が提示した項目ごとのコード及び本市の内規に基づいた市独自評点、市独自補正計 算式の設定及びセットアップを行うこと。セットアップに伴う費用は、本調達に含むものとする。 イ 端末設定 本市が指定するパソコンにインストールし、システムが使用可能な状態にすること。 なお、詳細は契約成立後、別途指示する。 (4) 納品物 ア システム一式 イ サーバ機器一式 ウ ドキュメント一式 (ア) 研修テキスト (イ) 操作説明書 (ウ) システム導入議事録 (エ) システム連携仕様 (オ) 環境構築設計・設定書、報告書 (カ) 補正計算式、端数計算等の設定書 (キ) システム構成図 (ク) システム稼動後の保守体制 (ケ) 運用上の課題と改善策(随時) (コ) 運用説明書(各イベント、障害対応等) エ 納入形態 システム自体は別途指定する。ドキュメントについては CD-R 等電子媒体で提出すること。 また、改版が行いやすいよう編集可能なファイル形式であること。 3 大分市家屋評価システム 3.家屋評価システムの要件 (1) 機能 家屋評価システムの各機能については、以下に示す基本要件や機能要件を反映し、それ ぞれの機能が矛盾無く、正確に実施されること。 (2) 基本要件 ア 家屋評価システム 家屋評価システムについては、過去 5 年間に人口 30 万人以上の自治体において導入実績 があり、現在稼動中であるパッケージソフトを利用することとし、稼動後のシステム運用の安 定性を確保するためにも、極力そのパッケージソフトに対してはカスタマイズを行わないことと する。 イ 研修 システム利用者 42 名を対象に、操作研修を実施すること。その際は、研修用テキストと操 作説明書を兼ねた資料を作成すること。 研修場所については、本市指定の場所を利用することとし、研修時間等については、開庁 日の 8 時 30 分から 17 時 15 分の間とする。 なお、管理者向けの操作説明を別途行うこと。 また、操作研修は東西資産税事務所の家屋評価担当者に対応するため複数回行うこと。 ウ ユーザー数 家屋評価システムを利用するユーザー数は、約 42 ユーザーを想定している(本庁家屋担当 班 12 名、東西資産税事務所の家屋評価担当者 30 名程度)。 同時ログイン数は、30 ユーザーを想定しているが、利用状況に応じて拡張できるものとす る。この条件を考慮して、必要な機器仕様、ミドルウェア仕様、ライセンス等を準備すること。 エ 評価家屋 年間評価家屋は 3,000 件を想定しており、1 フロアの最大作図面積は 10,000 ㎡超あっても 評価計算できること。また、地下 5 階・地上 50 階まで対応可能であること。 オ マニュアルの整備 システムの運用手順や障害時の対処方法等をまとめた運用マニュアルを整備すること。 また、システムの機能と操作方法等をまとめた、職員向けの操作マニュアルを整備するこ と。 なお、職員向けのマニュアルは、できるだけ専門用語を排除した平易な記述であること。 4 大分市家屋評価システム (3) 機能要件 ア システム構成 (ア) サーバ、クライアント環境は、マルチプラットフォームをサポートすること(Windows サー バ Linux 系 OS 等)。 (イ) クライアントに ActiveX 等の部品が必要な場合及びブラウザの設定を変更する必要が ある場合には詳細を提示すること。 (ウ) OSやソフトウェア等は、運用保守を考慮し、一般的なものを使用するとともに、設計自 体が大幅に変わるなど特殊な状況を除いて、これらのバージョンアップに無償で対応する こと。 (エ) 想定される最大のデータ量、処理量であっても、ユーザーにストレスを感じさせないレス ポンスを提供すること。また、負荷分散に配慮すること。 (オ) システム連携におけるオープン性を確保した汎用性の高いシステムとし、国際的に広く 採用されている技術を用いること。 (カ) 今後、性能要件を上回るシステム負荷となった場合も、大規模なシステム更新を行わ ず、別途協議の上サーバの増強等によって対応できることとする。 (キ) 庁内共通ネットワークの設定等を変更する必要がある場合は、3 カ月以上前に協議の 場を設定すること。なお、設定変更等に係る費用については受託者負担とする。 (ク) 庁内共通ネットワーク環境下で動作する他のシステムに対して影響を与えないこと。 (ケ) 利用者数、端末数等が十分に考慮され、支障なく動作すること。 (コ) IPv4 及びIPv6 に対応していること。 (サ) 今後本市が導入予定の(仮)統合税務システムとの連携を行えること。詳細については 別途協議を行う。 (シ) 今後サーバ機器の更新を行う際に、仮想サーバへの移行可能なこと。詳細については 別途協議を行う。 イ 機能全般 (ア) 家屋評価システムについては、事前調査準備、家屋台帳管理、家屋評価計算等の機 能を有し、職員の事務処理の効率化を図ることができること。 (イ) 登録されている情報をシステムの画面上で条件検索でき、一覧表示及び個別・一括変 更ができること。また、CSV にて情報が出力できること。 (ウ) 職員によって、権限設定を行い、利用可能な機能、データ等を制限できること。 (エ) システム連携方法は一般的に多くのメーカーで利用されている方法に対応しており、マ ルチベンダー前提で設計されているシステムであること。 (オ) 連携仕様については連携システム側への情報提供が無償でできること。 なお、協議を要する場合の費用は本契約期間中は契約に含むものとする。 (カ) 入力の容易性、省力化に配慮すること。 5 大分市家屋評価システム (キ) 画面構成等が配慮され、統一した操作性が確保されていること。 (ク) ヘルプ機能を備えることとし、ヘルプは機能ごとにまとめられ、機能、タイトル、内容等で 検索できること。 (ケ) 機能ごとの各種操作ログを 5 年間保有し、収集したログから対象期間、ユーザー、対象 処理、対象機能等を指定して検索できること。 また、ログの検索結果は CSV にて情報が出力できること。 (コ) システムの機能で利用しないものについては容易に非表示へ変更できること。 (サ) システムの履歴情報が参照できること。 ウ 機能仕様 機能仕様を「機能仕様書」(提案-別紙 1)に記載する。 エ 他システムとの連携 他システムとの連携において、検討項目については基本設計段階で、他システム関係者と 協力して検討を行うこととし、サーバ間通信を行う場合のインターフェイス規格は、特定のベン ダーや固有技術に囚われない仕様とし、情報開示・技術協議に積極的に協力すること。また、 家屋評価システム側で提供できるシステム連携機能については、具体的内容を示すこと。 (4) セキュリティ等の要件 ア セキュリティポリシー等 (ア) 「別紙 2.大分市における情報セキュリティの基本的な考え方」及び「別紙 3.大分市情 報セキュリティ対策基準」を遵守すること。 イ 不正アクセス対策 (ア) システム管理者と一般ユーザーでアクセス制限の設定が可能なこと。 (イ) 重要な機能については、利用状況等が把握できるログを収集できる機能を有すること。 (ウ) ウィルス対策ソフト等については、常に最新のバージョンを維持すること。(情報政策課 設置の配信サーバより最新のパターンファイル等配信を行う。) (5) 稼動環境要件 ア ハードウェア構成 職員が利用するクライアントのスペックは以下のとおり OS:Windows7 PRO SP1 32bit CPU:CORE i 5(2.6Ghz) メモリ:4GB 主 なブラウザ:Internet Explorer8、Firefox26 ※家屋評価システム接続端末台数 42 台、最大同時アクセス数は 30 台を想定。また、将来的 6 大分市家屋評価システム な OS やブラウザのバージョンアップの利用を考慮すること。ブラウザのバージョンアップが 必要な場合は受託者負担で行うこと。 イ ネットワーク環境 (ア) 既存の基幹系LANを使用するものとする。 基幹系LAN:幹線系 1Gbps(情報政策課~資産税課) 出先機関(東西資産税事務所~情報政策課)10Mbps。 端末 100Mbps ネットワークプロトコルはTCP/IPとする。 (イ) 基幹系 LAN は他のシステムと共同で利用しているため帯域を占有しないこと。 ウ ソフトウェア構成 (ァ) データベースは、マルチプロセッサ対応、信頼性の高さ、安定性、出荷実績、製品の 継続サポート、導入及び維持管理コスト等を考慮したものを選定すること。 (イ) データベース以外のシステムを構成するソフトウェアについても、将来にわたって信頼 性及び継続サポートが保証されていること。 (ウ) パッケージについては、稼働後最低 10 年間サポートできるものを提案すること。 エ サーバ機器構成 (ア) サーバの性能については、搭載するソフトウェアが最大負荷時でも支障なく動作する性 能を有することとし、30 台同時アクセスしても安定稼動できる機器を準備すること。 (イ) ハードディスクはRAID1 や 5 など対障害性のある構成とし、容量はRAID構成後に使用 できる容量で 500GB以上あること。 (ウ) 電源及びファンが冗長化構成であること。 (エ) 無停電電源装置は停電時、システムを終了させるまでに必要な時間、運用を保持する ことに十分な容量を持つこと。 (オ) USB マウス・キーボード搭載型の TFT コンソールモニタ(17 インチ以上)1 機設置するこ と。 (カ) KVMスイッチ(8 ポート以上)を用意すること。 (キ) その他ケーブル等付属品を用意すること。 (ク) サーバラックは既設のもの(IBM 製 NetBAY25 スタンダード・ラック)を利用すること。 4.運用保守 運用に関する SLA については、運用保守及び本仕様書等の記述を参考にして案を提示し、 詳細についての協議を行った後に締結すること。SLA 案については、提案書構成のページ数 からは除くものとする。 7 大分市家屋評価システム (1) 保守管理 ア 運用保守 (ア) システム運用に係る問合せについて、平日午前 9 時から午後 5 時の間において対応可 能な体制であること。 (イ) システムの適正な運用を確保するため、家屋評価に関して専門的な知識を持つ要員を 確保すること。 (ウ) 関連するソフトウェアのバージョンアップが本委託期間内に行われた場合は、本パッケ ージへの影響、バージョンアップの内容については双方で検討することとする。 (エ) 連携システムとの不具合が発生した際には、原因究明及び対応について協力すること。 (オ) システムに関する問い合わせ対応、他の事業者との調整・協議、設定変更等、運用上 必要となる作業を行うこと。 (カ) セキュリティパッチ、機能強化、バージョンアップ等の適用、機器等の資源管理(ディスク 容量、CPU 負荷等)を定期的に行い、安定した稼動環境維持に努めること。 (キ) 運用保守に関する経費は漏れなく見積書に記載し、詳細や条件がある場合には具体 的に記述すること。 イ 稼動時間等 (ア) 稼動時間は、平日午前 8 時から午後 6 時を基本とする。繁忙期(11 月~1 月)は平日午 前 8 時から午後 9 時を基本とする。この間、バックアップは機能を停止させずに行えるこ と。 ただし、保守作業時は停止できるものとする。 ウ バックアップ実施 (ア) バックアップの範囲(システム、データ等)、バックアップの方式、リカバリ手順について、 運用を考慮した方法で実施すること。 データのリカバリについては、全体でのリカバリが行える方法とし、運用への影響が最低 限で済むように考慮すること。 また、バックアップ時間の短縮方法を検討し、システムの運用に影響を与えない範囲で バックアップ処理が終了するように考慮すること。 (イ) システム導入時に端末のイメージデータのバックアップを行うこと。(Webシステムの場合 等端末側に個別の設定が必要ない場合は不要とする。) (2) 障害対応 ア 障害対応 (ア) 障害に関する対応方法、対応時間等を想定した障害対応計画を策定すること。 (イ) 障害時は速やかに復旧し、連携する他システムとの障害切り分けを行い、原因究明及 び対策についても即座に行うこと。 8 大分市家屋評価システム (ウ) 障害に関する対応は、迅速に行うものとし、故障時間を短縮すること。また、機器保守 の拠点は大分市内に有すること。 (エ) 速やかな運用再開に向け、万全な対策を施すこと。 イ 障害復旧後の対応 (ア) 障害に係る原因、経緯、対応等について速やかに報告書を作成すること。 (イ) 再発の可能性がある場合は、再発防止策を提案すること。 5.その他 (1) 留意事項 ア 調達仕様外提案 (ア) 本調達仕様外の機能や技術の利用等について提案する場合は、メリット・デメリットを明 確にして提案すること。 (イ) 本調達仕様外の機能や技術の利用等について提案する場合は、その提案が本仕様の 機能等に影響を与えないこと。 イ 注意事項 (ア) 提案書の言語、通貨は、日本語、日本円を用いること。また、専門的知識を有しない者 でも理解できるような分かり易い表現とすること。 (イ) 提案内容に条件等がある場合は、明確に記述すること。 (ウ) 採用された提案書に記載されている事項は、契約時の仕様の原型となるものであるが、 すべての提案事項について契約を保証するものではなく、大分市と提案者との協議により 契約締結段階において項目を追加、変更または削除を行うことがある。 (エ) 機能を実現する上で、パッケージシステムの通常の操作によらず、運用上の工夫、カス タマイズなどが必要な場合は、具体的に記述すること。 また、実現する方法についても、資料を添付の上で具体的に提示すること。 (2) 提案に関する大分市の窓口 大分市財務部資産税課 担当:西田、安部 〒870-8504 住所:大分市荷揚町 2 番 31 号 電話番号:097-537-7291 FAX:097-534-6132 メールアドレス:[email protected] 9
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