補足資料4

拒絶理由通知書
特許出願の番号
起案日
特許庁審査官
特許出願人代理人
適用条文
特願2005-217254
平成17年12月20日
岩崎 晋
右田 登志男(外 1名) 様
第29条第2項
この出願は、次の理由によって拒絶をすべきものである。これについて意見があれば、この通知
書の発送の日から60日以内に意見書を提出して下さい。
理 由
この出願の下記の請求項に係る発明は、その出願前日本国内又は外国において頒布された下記の
刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明に基いて、その出
願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができ
たものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
記
(引用文献等については引用文献等一覧参照)
・請求項1に係る発明について
・引用文献1
・備 考
引用文献1の図番7は、本願発明の「ロック部材」に相当する。
この拒絶理由通知書中で指摘した請求項以外の請求項に係る発明については、現時点では、拒絶
の理由を発見しない。拒絶の理由が新たに発見された場合には拒絶の理由が通知される。
引 用 文 献 等 一 覧
1.特開平11-299604号公報
【書類名】
意見書
【あて先】
特許庁審査官 岩崎 晋 殿
【事件の表示】
【出願番号】
特願 2005-217254
【特許出願人】
【識別番号】
000226426
【氏名又は名称】 日研工業株式会社
【代理人】
【識別番号】
100103274
【弁理士】
【氏名又は名称】 千且 和也
【発送番号】
484406
【意見の内容】
(1)本拒絶理由通知によりますと、審査官は、請求項1に記載された発明(以下、
「第1発明」と
いいます)は、特開平11-299604号公報(以下、
「引用例」といいます)に記載された発明
に基づいて当業者が容易に発明できたものであるので、特許法第29条第2項の規定により特許を
受けることができないと認定されています。
この認定に対しまして、以下のように意見を申し上げます。
なお、本意見書と同日付け提出の手続補正書によって請求項1を補正しましたが、この補正は、
段落【0008】の記載に基づくものであって、何ら新規事項を含まず、適正なものであると思料
します。
(2)第1発明の特徴は、補正された請求項1に記載されたとおり、
「上下に並行に設けられた一対
のバーの下方バーに商品を吊り下げることが可能に構成されており、上方バーの先端に商品内容表
示部が設けられ、該商品内容表示部は、前記下方バーに吊り下げられた商品が下方バーから引き出
されるのを妨げるように前記上方バーと下方バーの間の少なくとも一部を塞ぎ、商品内容を前方に
向けて表示する商品内容表示位置、及び商品内容を前方以外の方向に向ける商品内容非表示位置の
間を変位可能に構成されている商品の吊り下げ展示具において、前記下方バーに吊り下げられた商
品を下方バーから引き出すことができないように、前記商品内容表示部を前記商品内容表示位置で
ロックし、所定の方向に押圧することによって、該ロック状態が解除されるロック部材をさらに備
えていること」であり、このような特徴により、第1発明は、
「本発明に係る商品の吊り下げ展示具
によれば、ロック状態においては、商品内容表示部を前記商品内容表示位置でロックするので、商
品を下方バーから引き出すことができないが、ロック部材を所定の方向に押圧するだけでロック状
態が解除されるので、商品を吊り下げるバーから容易に商品を引き出すことを施錠せずに防止する
ことができる」という作用効果を奏することができます。
(3)これに対しまして、引用例には、第1発明の「ロック部材」についての記載も示唆もないの
で、引用例に記載されたものは、上述した第1発明の作用効果を奏することができません。すなわ
ち、引用例の規制部7は、商品内容表示部を商品内容表示位置に戻すように付勢するだけで、下方
バーに吊り下げられた商品を下方バーから引き出すことができないように、商品内容表示部を商品
内容表示位置でロックしていないので、第1発明の「ロック部材」とは機能が全く異なるのです。
よって、第1発明は、引用例の記載に基づいて容易に想到し得ないものと思料します。
(4)以上の次第でありますので、本願について特許査定を賜るようお願い申し上げます。
以上