意見聴取閲覧資料秋田市施設指導室保育所等における職員配置基準の見直しについて全国的に保育の受け皿拡大を大幅に進めている中、保育士確保が急務となっており、本市も２８年度より人材確保策に取り組むこととしています。また、国においては、保育士が行う業務について要件を一定程度緩和し、保育の担い手の裾野を拡げながら保育士の勤務環境の改善を図ることを目的として、４月から保育士配置に関する基準改正を行っているため、本市においても同様の対応を行おうとするものです。１保育所における年齢別配置基準について保育所における保育士の配置基準は、年齢別に定められています。【保育士１人で保育できる児童の数】０歳児：３人１・２歳児：６人３歳児：２０人４歳以上児：３０人ただし、児童が少ない場合であっても、２人以上の保育士を配置しておかなければなりません。２配置基準の見直しについて (1) 朝夕の保育士配置の要件緩和保育士最低２人配置要件を特例的に緩和し、朝夕等の児童が少数となる時間帯について、保育士１名に加えて、保育士と同等の知識経験を有すると認められるかたを活用できることとします。【保育士と同等の知識経験を有すると認められるかたについて】・保育所等で保育業務に従事した期間が十分に（常勤１年程度）あるかた・子育て支援員研修（地域型保育コース）受講者など【効果】・保育士を十分に確保できずシフトの管理等が困難な園において、児童が少数である時間帯についての緩和を行うことにより、児童の多い日中の時間帯に保育士を集中的に配置することが可能となります。 (2) 幼稚園教諭および小学校教諭等の活用保育士の必要数の算定にあたり、幼稚園教諭、小学校教諭又は養護教諭の免許保有者を保育士とみなすことができることとします。【活用にあたっての留意点】・小学校教諭は５歳児、幼稚園教諭は３～５歳児を中心に保育することが望 - 1 - ましい。・幼稚園教諭等が保育にあたる際は、子育て支援員研修の受講を促すこととします。【効果】・幼稚園教諭は３～５歳の教育、小学校教諭は幼保小接続の観点から、多様な保育の展開が期待でき、採用、人員配置の選択肢も広がります。 (3) 年齢別配置基準以外に追加配置が求められる人員の要件緩和小規模園におけるシフト要員としての追加配置や、１１時間開園と８時間労働の差を埋めるための追加配置、その他障がい児支援の追加配置等のように、年齢別配置基準以上に必要とされている保育士数の範囲内で、保育士と同等の知識経験を有すると認められるかたを保育士とみなすことができることとします。【保育士と同等の知識経験を有すると認められるかたについて】・(1)と同様の要件とします。【効果】・勤務シフト等の管理を柔軟に行うことが可能となります。・必要数以上に人的余裕のない園については、突発的な職員の退職等の際、保育補助者での対応が可能となります。 ※ (2)および(3)の場合保育士以外に配置される人数は、各時間帯において必要となる保育士数の１／３を超えてはいけません。３改正する条例について (1) 秋田市児童福祉施設の設備および運営に関する基準を定める条例 (2) 秋田市幼保連携型認定こども園の設備および運営に関する基準を定める条例幼保連携型認定こども園には、保育士資格と幼稚園教諭免許状の両方を有する「保育教諭」を置かなければなりませんので、改正の内容は「保育教諭」の配置に関するものとなります。したがって、２－(2) において保育教諭とみなすことができるのは、小学校教諭と養護教諭（養護教諭として勤務している者を除く）となります。 (3) 秋田市家庭的保育事業等の設備および運営に関する基準を定める条例改正の対象となる事業は、１００％保育士の配置が求められている「小規模保育事業Ａ型」と、定員２０人以上の「保育所型事業所内保育事業」のみとなります。 (4) その他建築基準法施行令が改正され、特別避難階段に関する規定が整理されたので、上記全ての条例においてこれを反映した改正を行います。 - 2 - ４意見の募集について【募集期間】平成２８年４月２０日（水）～５月１９日（木）【提出方法】備え付けの提出用紙に記載の上回収箱に投函又は郵送もしくはＦＡＸ送信するか、電子メールに必要事項および意見を記載の上で施設指導室宛に送信してください。【提出先】・郵送の場合〒０１０－８５６０秋田市山王一丁目１－１秋田市子ども未来部施設指導室宛・ＦＡＸ送信の場合８６６－２４５８（５月６日から８８８－５６９３）・電子メールの場合 [email protected] ※寄せられたご意見の概要とご意見に対する市の考え方をとりまとめ、後日ホームページで公表します。なお、寄せられたご意見等に対して個別回答はしませんので、ご了承ください。 - 3 -