収支シミュレーションの算定根拠 『収入』 ●介護報酬積算根拠例 782 × 1 日あたりの 要介護 2 の単 位数 (2ユニット) ●光熱水費積算根拠例 月額単価 電気代 80,000 ÷ 水道代 180,000 ÷ ガス代 80,000 ÷ 合計 10.68 × 1年 地域加算 定員 18 18 18 365 = = = × 18 × 定員 0.85 稼働率 1 人当たりの負担額 4,444 10,000 4,444 18,888 ↓ 19,000 ※電気代、水道代、ガス代の月額単価は、既存のグループホームの実費等を参考に設定する。 ●食材費積算根拠例 例① 月額単価 朝食 190,000 ÷ 昼食 245,000 ÷ 夕食 245,000 ÷ 合計 定員 18 18 18 1 人当たりの負担額 = 10,555 = 13,611 = 13,611 37,777 ↓ 38,000 ※朝食、昼食、夕食の月額単価は、既存のグループホームの実費等を参考に設定する。 例② 朝食 昼食 夕食 合計 単価 360 450 450 × × × 日数 30 30 30 = = = 1 人当たりの負担額 10,800 13,500 13,500 37,800 ↓ 38,000 ※朝食、昼食、夕食の単価は、既存のグループホームの実費を参考に設定する。 = 46,640,403 ● 家賃算定について ・家賃の算定は、 「平成 20 年 12 月 12 日付事務連絡 認知症高齢者グループホーム整備事業審査案件の家賃等設定の 考え方及びオーナー創設型における建物賃借権登記について」に基づき算定してください。 【事業者創設型】 ○土地を購入して整備する場合 (土地購入費+建物整備費+備品費)÷償却年数÷12ヶ月÷利用人数÷稼働率+建物修繕費等の管理費 ○土地を賃借して整備する場合 月額土地賃借料÷利用人数÷稼働率+(建物整備費+備品費)÷償却年数÷12ヶ月÷利用人数÷稼働率+建物修 繕費等の管理費 【オーナー型】 月額建物賃借料÷利用人数÷稼働率+備品費÷償却年数÷12ヶ月÷利用人数÷稼働率+建物修繕費等の管理費 (注意) ・建物修繕費等の管理費に業務委託(EV 保守点検費等)は含みません。 ・補助金を活用して設立する GH ということを十分考慮し、積算された数字と、地域の相場(補助金で設立した GH の平均家賃)を考慮して家賃を設定してください。 ・備品費用は概ね 500 万円から 800 万円が望ましく、1,000 万円以内に抑えるように努めてください。 ・家賃は可能な限り低所得者に配慮した安価な設定となるよう努めてください。 ・建物修繕費等の管理費には、修繕積立金、固定資産税、借入金利息等を計上してかまいません。 ・建物修繕費等の管理費を計上する場合、充当先となる修繕項目の内訳を記載してください。 ・オーナー型で運営事業者が建物修繕費を負担する場合、オーナーとの負担割合を契約書などにより明らかにしてくだ さい。また、建物修繕費として計上する額は契約書に示された負担割合に応じた適切な額としてください。 ●共益費について 共益費は「居住者がともに直接的に利益を受けている外灯・エレベーターなど共用部分の維持・管理のために支出する 費用」を意味します。共益部分の消耗品費、業務委託費、建物保守点検費などが想定されます。妥当な金額を積んでく ださい。 修繕積立金は家賃に含んでください。 オーナー創設型の場合、オーナーが負担する管理費と内容が重複しな いようにしてください。共益費は原則利用者実費負担費用です。 共益費を計上する場合、充当先となる項目の内訳を記載してください。 (下記表参照) 項目 年額 自動車整備費 120,000 円 空調設備維持点検費 360,000 円 30,000 円 消耗品費(電灯・トイレ用品) →510,000 円÷12 ヶ月÷18 人÷稼働率= 円 ●その他日常生活費について その他日常生活費は利用者実費負担で清算が必要とされる費用です。おむつ代、イベント・行事経費、理美容代、嗜好 品等が想定されます。妥当な金額を積んでください。 『参考』 ●月額利用料東京都市町村平均(平成27年1月時点) 家賃 市町村部 70,000 食費 38,000 (単位:円) 光熱水費 19,000 共益費 14,000 計 141,000 『支出』 ●給与費 (例) 正社員 非正社員 正社員 非正社員 常勤 非常勤 常勤 管理者 常勤 計画作成担当者 常勤 介護職員 常勤 介護職員 常勤 介護職員 常勤 介護職員 非常勤 介護職員 非常勤 看護師 人数 月給 月給計 賞与 年額 A B C=A×B D E=C×12+ D F 合計 ・収支シミュレーションに記載する金額は F としてください。 (注意)各種手当については正社員・非正社員にかかわらず、欄外等に記載し、明らかにしてください。 ●委託料 (例) 委託事業 年間契約金額 A ・収支シミュレーションに記載する金額は A としてください。 合計 ●消耗品費・事務費 (例) 品目 単価 月間使用量 合計 A 合計 ・収支シミュレーションに記載する金額は A×12としてください。 ●建物修繕費 (例) 項目・内容 頻度 金額 年間平均金額 A 年毎 B C=B÷A D 年毎 E F=E÷D 合計 ・収支シミュレーションに記載する金額は G としてください。 G=C+F ●減価償却費 1 建築費 (例) 建築費(-補助金)÷ 財産の処分制限期間 = 減価償却費 (120,000,000 円-60,000,000 円)÷47 年 ≒ 1,276,596 円 (参考)財産の処分制限期間(用途が寄宿舎の場合) 木造:22年・鉄骨造:19年、27年、34年のうちいずれか(骨格材の厚さにより異なる) ・鉄筋コンクリート:47年 2 備品費 品目ごとに償却年数で除した額の合計を収支シミュレーションに計上してください。(下記例参照) 工事費積算見積書に添付する備品購入予定リストに収支シミュレーションに記載する減価償却費の算定根拠を 記載しても差し支えありません。 (例) 品目 単価 数量 合計金額 償却年数 テレビ 50,000 円 2 100,000 円 5年 家具 60,000 円 4 240,000 円 8年 携帯電話 10,000 円 2 20,000 円 3年 パソコン 100,000 円 2 200,000 円 5年 3年 : 20,000 円÷3 年=6,666 円 5年 :(100,000 円+200,000 円)÷5 年=60,000 円 8年 :240,000 円÷8 年=30,000 円 ➮減価償却費:6,666 円+60,000 円+30,000 円=96,666 円
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