「(仮称)製造部門管理監督者向け講座」に係る企画・運営

「(仮称)製造部門管理監督者向け講座」に係る企画・運営委託業務仕様書
公益財団法人京都産業21
上記業務に伴う仕様は、下記のとおりとする。
記
1 委託業務名
「
(仮称)製造部門管理監督者向け講座」に係る企画・運営委託業務
2 委託業務の目的
公益財団法人京都産業21(以下「財団」という。
)では、京都次世代ものづくり産
業雇用創出プロジェクト*の一環として、未来志向型経営人材育成事業を実施している。
本事業は、企業の成長(売上利益の拡大)を担う経営人材(経営者層、機能**責任者)
を育成することをねらいとし、各種連続講座と財団コーディネータによる個別企業伴
走支援を一連で行うものである。
今回、会社利益貢献度の視点から効果の高い付加価値向上策を立案でき、自社を利
益を生む工場へ変革できる製造部門(工場)管理監督者を育成する連続講座を開催す
る。
◎受講後の姿:
・自社の損益構造を理解し、製造部門活動の各要素が業績に与えるインパクトを把握
している。
・その上で、自社にとって効果的な付加価値向上の打ち手を考察し、その効果を金額
換算して思考し、表現できる。
・そして、利益を生む工場への変革を継続実践できる製造部門(工場)管理監督者。
*本プロジェクトは、平成25年度から3年間にわたって取り組んできた前プロジェクトの
成果を踏まえ、平成28年度から更に3年間、厚生労働省から採択を受けたもので、次世
代のものづくり産業が必要とする人材の確保やイノベーションを支援することにより、新
事業創造と付加価値の向上を促し、下請受注体質から脱却して、質の高い、安定した雇用
を創出することを目的とした事業です。
製品開発型ものづくり企業や大学・研究開発拠点、伝統、コンテンツ産業等が集積する
京都ならではの特性や強みを最大限に発揮し、産学公・公労使の「オール京都」の体制の
もとで産業政策と雇用政策を一体的に推進していきます。
**機能…企画、開発、設計、財務、製造、販売
1
等
3 委託業務の内容
(1) カリキュラムアウトライン
上記「2
委託業務の目的」を最大限に達成できるよう、演習や具体的事例等を豊
富に扱い、必要な分析方法・思考方法・技術知識・ノウハウ・スキル等を獲得できる
よう提案者の専門的知見やノウハウ、ネットワークを活かした創意工夫ある提案をす
ること。
また、次の4つについて必ず講座に盛り込むこと。
●必須事項:①工場見学を盛り込むこと。事前に見学ポイント及び事後に気づき
まとめを行う等、工場見学の効果を最大化するよう創意工夫する
こと。
②講座の成果として、カリキュラムの最後の方に、受講者各自「自
社の利益を生む工場への変革シナリオ」(最終アウトプット)作成
を盛り込むこと。(宿題作成としても良い)
③②の内容を、受講者各自が上司または経営者層にプレゼンし、評
価をもらう工程を組み込むこと。(宿題として良い)
④講座終了後に、受講者各自が作成した②に対して講師からコメン
ト・アドバイスを書面にて行うこと。(対面式である必要は無い)
(2) 講師、カリキュラム及び見学先候補工場
目的を最大限に達成できる講師、カリキュラム及び見学先候補工場について、
上記アウトラインにそって、提案者の専門的知見やノウハウ、ネットワークを活
かした創意工夫のある提案をすること。
(3) 各回プログラムの構成要素
相互啓発を引き出す創意工夫、最終アウトプットに向けての創意工夫として、
必要に応じて、座学、グループ討議・演習・発表、個人演習、事例研究、事前・
事後課題等を盛り込むこと。
(4) 対象者
京都府内の製造業の中小企業の製造部門管理監督者・候補者
(5) 回数
全7回
2
(6) 定員
20名程度
(7) 開催期間
平成28年8月~11月目処
(8) 開催時間と場所
平日の昼間で提案すること。
(開始時間は午前10時以降とすること。ただし、工場見学はこの限りでない)
京都市内で候補会場を提案すること。
工場見学については他府県でも可とする。
ただし、目的を達成するより良い時間と場所を提案することを妨げない。
(9) 本講座エッセンス集の作成
講座終了後、本講座エッセンス集原稿を作成し、データ一式(A4サイズ、
Microsoft Word 形式及びPDF形式)を納品すること。広く京都府内中小企業の
人材育成に資するため、財団ホームページに掲載する。
(10)経費負担
財団は、広報、受講者募集・決定、受講料徴収を行うこととし、それに係る経
費は財団が負担する。
その他の経費については、提案者の負担とする。
4 個人情報の保護
本委託業務を通じて取得した個人情報については、京都府個人情報保護条例に基づ
き、適正に管理し、取り扱うこと。
5 再委託の禁止
(1) 受託者は、財団の承認を受けないで、再委託をしてはならない。
(2)財団は、次のいずれかに該当する場合は、前項の承認をしないものとする。ただ
し、特段の理由がある場合はこの限りでない。
①
再委託の契約金額が委託料の額の 50 パーセントを超えている場合
② 再委託する業務に本業務の中核となる部分が含まれている場合
6 調査等
財団は、必要があると認めるときは、受託者に対して本業務の処理状況について
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調査し、又は報告を求めることができる。この場合において、受託者は、これに従わ
なければならない。
7 完了報告及び検査
受託者は、本業務を完了したときは、遅滞なく完了報告書を財団に提出し、財団の
検査を受けるものとする。
8 その他
(1) 本仕様書に定めのない事項又は本仕様書について疑義の生じた事項については、
財団と受託者とが協議して定めるものとする。
(2)本業務は財団の委託業務であり、業務の成果については財団に帰属する。
(3)経費を積算するにあたっては、本講座で使用する教材数を受講者定員数分に財団
用10部を加えて積算すること。
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